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おくのほそみち【奥の細道】🔗🔉

おくのほそみち【奥の細道】 俳諧紀行。一冊。松尾芭蕉(ハ゛ショウ)作。元禄(ケ゛ンロク)十五年(1702)刊。元禄二年三月二十七日、門人河合曾良(カワイソラ)を伴い江戸を出発、奥羽・北陸を経て、九月大垣に至る六百里(=約二千四百キロ)五か月余の旅の記録。五十句(他に曾良の十一句と江戸・美濃の俳人の各一句)の発句(ホック)と簡潔な地の文とがよく調和し、紀行文学の代表作といえる。しかし、この作品は旅の忠実な記録ではなく、元禄七年ごろまでかけて推敲(スイコウ)を重ねて完成されたものであり、虚構を交えた文芸作品として味わうべきものであることは、曾良の旅日記により証明される。旅を通じて「風雅の誠」を極めようとするのは芭蕉の俳道に一貫するものであるが、特にこの紀行は、「不易流行(フエキリュウコウ)」の考えを芽生えさせたこと、『猿蓑(サルミノ)』の円熟境を生み出すもとになったことなど、その意義は大きい。 〔古典文学辞典 書名編〕

学研古語辞典 ページ 2351 での奥の細道単語。