いわ【岩・×巌・×磐】いは🔗🔉

いわ【岩・×巌・×磐】いは (1)地殻を形づくっている堅い物質。(2)石の大きなもの。岩石。いわお。「一念―をも通す」(3)(「錘」「沈子」とも書く)漁網を沈めるためにつけるおもり。船のいかり。「―下ろすかたこそなけれ伊勢の海のしほせにかかる蜑(あま)の釣り舟」〈千載・雑上〉

いわ‐い【岩井・△石井】いはゐ🔗🔉

いわ‐い【岩井・石井】いはゐ 岩の間からわき出る泉を井としたもの。「―汲むあたりの小笹(をざさ)玉こえてかつがつ結ぶ秋の夕露」〈新古今・夏〉

いわい【岩井】いはゐ🔗🔉

いわい【岩井】いはゐ 茨城県南西部の市。利根(とね)川に沿う。猿島(さしま)茶・葉タバコの産地。平将門(たいらのまさかど)の営所のあった地といわれる。人口四・四万。

いわ‐いちょう【岩銀=杏】いはイチヤウ🔗🔉

いわ‐いちょう【岩銀杏】いはイチヤウ リンドウ科の多年草。本州中部以北の高山の湿原に自生。高さ約二〇センチ。葉の形はイチョウに似て、長い柄があり、根元から出る。夏、白い花をつける。みずいちょう。

いわい‐はんしろう【岩井半四郎】いはゐハンシラウ🔗🔉

いわい‐はんしろう【岩井半四郎】いはゐハンシラウ 歌舞伎俳優。屋号、大和屋。[一](初世)[一六五二〜一六九九]大坂の人。通称、長四郎。座元と立ち役を兼ねた。[二](四世)[一七四七〜一八〇〇]江戸の人。俳名、杜若(とじやく)。通称、お多福半四郎。岩井家初の女形(おやま)で、写実的な世話物を得意とした。[三](五世)[一七七六〜一八四七]四世の子。俳名、梅我、のち杜若。通称、大太夫(おおたゆう)。名女形とうたわれ、毒婦・悪婆役を得意とした。

いわ‐えのぐ【岩絵の具】いはヱのグ🔗🔉

いわ‐えのぐ【岩絵の具】いはヱのグ 日本画に用いる鉱物質の絵の具。藍銅鉱・孔雀石(くじやくいし)・珊瑚(さんご)・瑪瑙(めのう)などを粉にして精製して作る。群青・緑青・代赭(たいしや)など。水に溶けないので膠(にかわ)をまぜて用いる。岩物(いわもの)

いわ‐おうぎ【岩黄×耆】いはワウギ🔗🔉

いわ‐おうぎ【岩黄×耆】いはワウギ マメ科の多年草。本州中部以北の高山の草原などに自生。高さ一五〜五〇センチ。葉は羽状複葉。八月ごろ、黄白色の蝶形の花を総状につける。

いわ‐おこし【岩】いは‐🔗🔉

いわ‐おこし【岩いは‐ 堅く固めたおこし。江戸時代以来、大阪の名物。

いわ‐かがみ【岩鏡】いは‐🔗🔉

いわ‐かがみ【岩鏡】いは‐ イワウメ科の常緑多年草。深山に自生。高さ約一〇センチ。根元から多数出る葉は、円形で縁にぎざぎざがある。夏、花びらの先が細かく裂けた淡紅色の花を数個開く。

いわ‐かき【岩垣】いは‐🔗🔉

いわ‐かき【岩垣】いは‐ 《「いわがき」とも》(1)岩が垣根のように取り囲んでいる所。「見し人もなき山里の―に心長くも這(は)へる葛(くず)かな」〈源・総角〉(2)岩石で築いた垣根や塀。〈日葡〉

いわ‐がく・る【岩隠る】いは‐🔗🔉

いわ‐がく・る【岩隠る】いは‐ [動ラ四]《石城(いわき)に隠れる意から》身分の高い人が死ぬ。お隠れになる。「神さぶと―・りますやすみしし我が大君のきこしめす背面(そとも)の国の」〈万・一九九〉

いわ‐かげ【岩陰】いは‐🔗🔉

いわ‐かげ【岩陰】いは‐ 岩の後ろや下に隠れて見えない所。岩がくれ。

いわ‐かど【岩角】いは‐🔗🔉

いわ‐かど【岩角】いは‐ 岩石のかど。また、岩石の突き出た所。

いわ‐がに【岩×蟹】いは‐🔗🔉

いわ‐がに【岩×蟹】いは‐ イワガニ科のカニ。甲幅三センチくらいで、紫黒色の地に緑色の縞(しま)がある。北海道南部から南の岩礁に分布。あぶらがに。十脚目イワガニ科にはモクズガニ・イソガニ・アカテガニなども含まれる。

いわ‐が‐ね【岩が根・△石が根】いは‐🔗🔉

いわ‐が‐ね【岩が根・石が根】いは‐ (1)イラクサ科の落葉低木。暖地に自生し、高さ約二メートル。枝は斜めに伸び、暗紫色。葉は長楕円形で先がとがり、縁にぎざぎざがある。雌雄異株。小花が球状に群がってつく。胡椒木(こしようぼく)。やぶまお。かわしろ。(2)《「ね」は大地に固定しているもの、の意》大岩。岩根。「―のこごしき山に入りそめて山なつかしみ出でかてぬかも」〈万・一三三二〉

いわ‐ぎきょう【岩×桔×梗】いはギキヤウ🔗🔉

いわ‐ぎきょう【岩××梗】いはギキヤウ キキョウ科の多年草。本州中部以北の高山に自生。高さ約一〇センチ。葉は線形で先がとがり、縁に粗いぎざぎざがある。夏、紫色の釣鐘形の花を一個開く。

いわぎり‐そう【岩×桐草】いはぎりサウ🔗🔉

いわぎり‐そう【岩×桐草】いはぎりサウ イワタバコ科の多年草。近畿以西に分布。岩壁に生え、高さ一二〜一五センチ。全体に軟毛が密生。葉は長い柄があり、厚く、広卵形。夏、紫色の花を一〇個ほど開く。

いわ‐こす【岩越】いは‐🔗🔉

いわ‐こす【岩越】いは‐ 琴柱(ことじ)の上部にある、弦をのせる溝。越柱(こしじ)

いわ‐さか【岩△境・×磐△境】いは‐🔗🔉

いわ‐さか【岩境・×境】いは‐岩座(いわくら)」に同じ。「我は天つ神籬(ひもろき)及び天つ―を起こしたてて」〈神代紀・下〉

いわ‐しお【岩塩】いはしほ🔗🔉

いわ‐しお【岩塩】いはしほ がんえん。やましお。

いわした‐そういち【岩下壮一】いはしたサウイチ🔗🔉

いわした‐そういち【岩下壮一】いはしたサウイチ一八八九〜一九四〇]神学者・哲学者。東京の生まれ。日本におけるカトリック神学研究の先駆者。静岡県神山復生病院長となり、ハンセン病患者の救済事業に尽力。著「信仰の遺産」「中世哲学思想史研究」「カトリックの信仰」。

いわ‐タバコ【岩タバコ】いは‐🔗🔉

いわ‐タバコ【岩タバコ】いは‐ イワタバコ科の多年草。山地の湿った岩壁に生え、高さ六〜一五センチ。葉はタバコの葉に似て楕円形で表面にしわがある。夏、紅紫色の筒状の花を開く。葉を民間で健胃薬に用いる。イワタバコ科には約二〇〇〇種があり、多くは熱帯に、少数は温帯にも分布。セントポーリア・グロキシニアなども含まれる。

いわ‐つばめ【岩×燕】いは‐🔗🔉

いわ‐つばめ【岩×燕】いは‐ ツバメ科の鳥。全長約一五センチ。尾は短く、裂け目も浅い。背は黒、腹は白で、腰に白色部がある。岩壁や軒下などに壺形の巣を作る。春に渡来し、秋に南方へ渡るが、越冬するものもある。《季 夏》「―檜原(ひばら)湖を霧がまたかくす/秋桜子」

いわ‐な【岩△魚・嘉=魚】いは‐🔗🔉

いわ‐な【岩魚・嘉魚】いは‐ サケ科イワナ属の淡水魚。山間の渓流にすむ。日本産淡水魚の中で最も冷たい水を好み、ヤマメよりさらに上流にいる。全長約三〇センチ、暗褐色で多くの小朱点があり、体側に小判形の横斑が出る。美味。きりくち。《季 夏》

いわ‐のり【岩海=苔】いは‐🔗🔉

いわ‐のり【岩海苔】いは‐ ウシケノリ科アマノリ属の紅藻で、海岸の岩上に生えるものの総称。アサクサノリと同様に佃煮などにする。養殖ノリより色や香りはよいが、堅い。《季 春》

いわ‐はし【岩橋・△石橋】いは‐🔗🔉

いわ‐はし【岩橋・石橋】いは‐ 《「いわばし」とも》(1)川の浅瀬に飛び石を並べて、人が踏み渡れるようにしたもの。(2)石でつくった橋。いしばし。(3)天然の、橋のような形をしている岩石。(4)「久米(くめ)の岩橋」に同じ。

いわはし【岩橋】いははし🔗🔉

いわはし【岩橋】いははし 狂言。和泉流。新妻が一向に被衣(かずき)をとらないので、夫は和歌でほのめかしてとらせようとするが、女は応じない。無理やりにとってみると醜い女なので夫は逃げ出す。

いわはし‐の【岩橋の・△石橋の】いははし‐🔗🔉

いわはし‐の【岩橋の・石橋の】いははし‐ 〔枕〕飛び石と飛び石との間という意から「間(ま)」「近し」「遠し」にかかる。「―間近き君に恋ひわたるかも」〈万・五九七〉「―遠き心は思ほえぬかも」〈万・二七〇一〉

いわ‐ひばり【岩雲=雀・岩×】いは‐🔗🔉

いわ‐ひばり【岩雲雀・岩×いは‐ スズメ目イワヒバリ科の鳥。全長一八センチくらい。背面はくすんだ灰黒色で、わきは濃い栗色。日本では本州の高山の岩場で繁殖し、冬期は山麓に移動する。イワヒバリ科にはヤマヒバリ・カヤクグリなども含まれる。おやますずめ。《季 夏》

いわ‐ま【岩間】いは‐🔗🔉

いわ‐ま【岩間】いは‐ 岩と岩との間。

いわま‐かんのん【岩間観音】いはまクワンオン🔗🔉

いわま‐かんのん【岩間観音】いはまクワンオン 岡山県久米郡柵原(やなはら)町にある本山寺の通称。山号は岩間山。役小角(えんのおづの)ゆかりの地に頼観が大宝元年(七〇一)に建立、新山寺と称したが、鑑真が改称したと伝える。漆間時国(うるまのときくに)夫妻がこの寺に祈って、法然を授かったことで有名。

いわま‐でら【岩間寺】いはま‐🔗🔉

いわま‐でら【岩間寺】いはま‐ 滋賀県大津市にある真言宗醍醐派の正法寺の通称。山号は岩間山。養老年間(七一七〜七二四)に泰澄(たいちよう)が創建。西国三十三所第一二番札所。本尊は千手観音。

いわ‐や【岩屋・△石屋・×窟】いは‐🔗🔉

いわ‐や【岩屋・石屋・×窟】いは‐ 岩壁に自然にできた洞穴。また、岩に横穴を掘って住居としたもの。いわむろ。

いわや‐と【岩屋戸】いはや‐🔗🔉

いわや‐と【岩屋戸】いはや‐ 《「いわやど」とも》岩屋の入り口。いわと。「―に立てる松の木汝(な)を見れば昔の人を相見るごとし」〈万・三〇九〉

いわわれ‐みず【岩割れ水】いはわれみづ🔗🔉

いわわれ‐みず【岩割れ水】いはわれみづ 岩に勢いを塞(せ)かれて流れる水。「―に肘(ひぢ)を曲げて、耳を洗へるよすがとなり」〈浄・釈迦如来〉

がん‐えん【岩塩】🔗🔉

がん‐えん【岩塩】 塩化ナトリウムからなる鉱物。少量の不純物を含む。立方体の結晶または粒状・塊状で産出し、等軸晶系で、無色または白色。食塩の製造原料として重要。山塩(やまじお)。石塩(いしじお)

がん‐しゅ【岩△株】🔗🔉

がん‐しゅ【岩株】 地下の火成岩体の一部が地表に露出したもの。露出している面積が一〇〇平方キロメートル以下のものをいう。

ひん‐がん【×岩】🔗🔉

ひん‐がん【×岩】 半深成岩の一。完晶質で斑状組織をもつ細粒の岩石。安山岩とほぼ同じ組成であるが、石基は安山岩よりやや粗粒。

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[音]ガン [訓]いわ [部首]山 [総画数]8 [コード]区点    2068      JIS   3464      S‐JIS 8AE2 [分類]常用漢字 [難読語] →いわ‐き【岩城・石城】いわ‐くら【岩座・磐座】いわ‐こす【岩越】いわ‐さか【岩境・磐境】いわしろ【岩代】いわつき【岩槻】いわ‐な【岩魚・嘉魚】けつ‐がん【頁岩】はんれい‐がん【斑糲岩】ひん‐がん【岩】

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