たより‐な・い【頼り無い】🔗⭐🔉振
たより‐な・い【頼り無い】
[形][文]たよりな・し[ク](1)たよりにならない。あてにならない。心もとない。「―・い返事」「―・い人」(2)たよりになるものがない。「由縁(ゆかり)の人を失い、―・き身となりしにつけ」〈逍遥・当世書生気質〉
[派生]たよりながる[動ラ五]たよりなげ[形動]たよりなさ[名]
たより‐なし【頼り無し】🔗⭐🔉振
たより‐なし【頼り無し】
(1)頼りがいのない人。たのみにならない人。(2)頼りとする金のない人。貧乏人。貧困者。「徳人、―の家のうちの作法など書かせ給へりしが」〈大鏡・伊尹〉
たより‐や【便り屋】🔗⭐🔉振
たより‐や【便り屋】
江戸時代、料金を取って手紙や荷物を配達したもの。町飛脚(まちびきやく)。便利屋。
たよ・る【頼る・△便る】🔗⭐🔉振
たよ・る【頼る・△便る】
[動ラ五(四)]《「手(た )寄る」の意》(1)たのみとする。つてを求めて近づく。「友人を―・って上京する」(2)助けとして用いる。依存する。「つえに―・って歩く」「自然の恵みに―・る」
[可能]たよれる
た‐よわ・し【手弱し】🔗⭐🔉振
た‐よわ・し【手弱し】
[形ク]弱い。かよわい。「岩戸(いはと)割る手力(たぢから)もがも―・き女(をみな)にしあればすべの知らなく」〈万・四一九〉
たら【×
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たら【×
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タラノキの別名。


たら【×鱈・大=口=魚】🔗⭐🔉振
たら【×鱈・大=口=魚】
タラ目タラ科の魚の総称。あごに一本のひげがあり、背びれは三つ、しりびれは二つある。日本近海にはマダラ・スケトウダラ・コマイを産する。たいこうぎょ。《季 冬》「藁苞(わらつと)や在所にもどる―のあご/犀星」◆「鱈」は国字。


たら【多羅】🔗⭐🔉振
たら【多羅】
《梵tālaの音写》(1)「多羅樹(たらじゆ)」の略。(2)「多羅葉(たらよう)」の略。
たら🔗⭐🔉振
たら
[副助]《「とやら」の音変化。近世上方語から》下に「言う」「申す」などの動詞を伴って、不確かな気持ちを提示するのに用いる。とか。「大見屋の娼婦(ぢよらう)大角さん―いふのでおます」〈洒・色染狭睡夢〉
たら🔗⭐🔉振
たら
[一][係助]《「といったら」の音変化》名詞、活用語の終止形・命令形に付く。多く「ったら」の形をとる。(1)話題として、人や物事を取り上げ、予想外であるという意や蔑視する意を表す。「彼っ―案外はにかみやね」「私の学校っ―ずいぶん古いのよ」(2)ある状態・性質を取り上げ、それが普通の程度を超えていることを表す。「つまらないっ―ないんだ」「彼の秀才ぶりっ―抜群だ」(3)強調の意を表す。「行くっ―行くよ」「よせっ―よせよ」[二][終助]《係助詞「たら」の文末用法から》名詞、活用語の終止形・命令形に付く。(1)じれったいという気持ちを込めて相手に促す意を表す。「ねえ、おとうさん―」(2)驚き・いらだちなどの気持ちを表す。「まあ、あなたっ―」「いいかげんにしろっ―」
大辞泉 ページ 9513。