大辞林の検索結果 (50)
おお【大】🔗⭐🔉振
おお オホ 【大】
■一■ (形動ナリ)
大きいさま。ゆったりしたさま。「あがため裁たばやや―に裁て/万葉 1278」
■二■ (接頭)
名詞に付く。
(1)「大きい」「多い」「広い」などの意を表す。
⇔小(コ)
「―男」「―雨」「―川」「―通り」
(2)程度のはなはだしいことを表す。「―あわて」「―にぎわい」「―騒ぎ」
(3)「くわしくない」「大体の」「こまやかでない」などの意を添える。「―づかみにする」「―味」
(4)「大事な」「重要な」の意を表す。「ここ一番の―勝負」「―一番」
(5)「最後の」「最終の」の意を表す。「―詰め」「―みそか」
(6)「上位の」「年長の」の意を表す。「―叔父」「―旦那」
(7)尊敬や賛美の気持ちを表す。「―御所」「―江戸」
おお-あしらい【大あしらひ】🔗⭐🔉振
おお-あしらい オホアシラヒ 【大あしらひ】
粗略に扱うこと。いいかげんなもてなし。「古参の人を―にするゆゑ/浮世草子・其磧諸国物語」
おおい【大い】🔗⭐🔉振
おおい オホイ 【大い】 (形動ナリ)
〔「おおき(なり)」の転〕
(1)形状の大きなさま。「なえたる衣どもの厚肥えたる,―なる籠にうちかけて/源氏(帚木)」
(2)程度のはなはだしいさま。「とうりう寺に上野(カンズケ)のみ子の―なるわざし給ふなるを/宇津保(藤原君)」
〔現在では,連体形「大いなる」と連用形「大いに」とが用いられる。→おおいなる・おおいに〕
おおい【大】🔗⭐🔉振
おおい オホイ 【大】 (接頭)
〔「おほき」の転〕
名詞に付く。
(1)同じ官職・位階のうち,上位であることを表す。「―まうちぎみ(大臣)」「―みつのくらゐ(正三位)」
(2)年長の人であることを表す。「―ぎみ(大君)」「―ご(大御)」
おおい-なる【大いなる】🔗⭐🔉振
おおい-なる オホイ― [1] 【大いなる】 (連体)
〔形容動詞「おおい(なり)」の連体形から〕
大きい。また,偉大な。「―野望」
おおい-に【大いに】🔗⭐🔉振
おおい-に オホイ― [1] 【大いに】 (副)
〔形容動詞「おおい(なり)」の連用形から〕
程度が普通以上であるさま。非常に。はなはだ。「―愉快だ」「可能性は―ある」
おお-かぶり【大かぶり】🔗⭐🔉振
おお-かぶり オホ― 【大かぶり】
〔「かぶる」は芝居関係者の隠語「毛氈(モウセン)をかぶる」の略で,失策の意〕
大失敗。おおしくじり。「知れると―さ/洒落本・古契三娼」
おおき【大き】🔗⭐🔉振
おおき オホキ 【大き】
■一■ (形動ナリ)
〔本来は「多し」と同源。その連体形「おおき」が上代では分量の大きいこと,さらには質のすぐれたことに用いられたが,中古では「おおき(なり)」と形容動詞として用いられるに至った。→おおし(大)〕
(1)容積・面積が大であるさま。「いと―なる河あり/伊勢 9」
(2)規模が大がかりであるさま。「―なることもし給はば/源氏(若菜下)」
(3)程度が大であるさま。はなはだしいさま。「中御門京極のほどより―なる辻風おこりて/方丈記」
■二■ (接頭)
名詞に付く。
(1)大きい,偉大な,の意を表す。「―海」「―聖(ヒジリ)」
(2)同じ官職・位階のうち,上位であることを表す。「―ものまうすつかさ(大納言)」「―みつのくらゐ(正三位)」
おおき・い【大きい】🔗⭐🔉振
おおき・い オホキイ [3] 【大きい】 (形)
〔形容動詞「おおき(なり)」の語幹を形容詞化した語。室町時代以降の語〕
(1)(物の形の)容積・面積・身長などが他のものより上回っている。多くの範囲を占めている。「―・い箱」「―・い男」「―・く円を描く」
(2)規模がまさっている。勢力がある。「―・い会社」「―・い国」
(3)数量が多い。「生産量が―・い」「損害が―・い」
(4)年上である。「―・い兄さん」
(5)音量がまさっている。「声が―・い」
(6)度量がある。包容力がある。スケールが雄大だ。「気を―・く持つ」「―・い人物」「考えが―・い」「腹が―・い」
(7)重大である。重要である。「世間を驚かした―・い事件」「この契約の成功は会社にとって―・かった」
(8)おおげさだ。実際より誇張されている。「話が―・い」
(9)いばっている。謙虚でない。「―・い顔をする」「態度が―・い」
(10)程度がはなはだしい。ひどい。「それとこれとでは―・い違いだ」
〔名詞を修飾するときは形容動詞「おおきな」を使うことも多い〕
⇔ちいさい
→おおき
→おおきな
[派生] ――さ(名)
おおき-さ【大きさ】🔗⭐🔉振
おおき-さ オホキ― [0] 【大きさ】
(1)物の形・面積・容積などの程度。
(2)数量の多さの程度。「損害の―」
(3)規模・勢力・度量などの大きい程度。
おおきな【大きな】🔗⭐🔉振
おおきな=お世話🔗⭐🔉振
――お世話
よけいな世話。いらぬおせっかい。大きにお世話。他人がしてくれる世話を拒むときにいう語。
おおきな==顔(=面(ツラ))🔗⭐🔉振
――=顔(=面(ツラ))
(1)自分がえらい者であるかのような顔つき。いばった顔つき。
(2)悪いことをしながら平然とした態度。「張本人のくせに―をしている」
おおきな=口をき・く🔗⭐🔉振
――口をき・く
偉そうなことをいう。大きな口をたたく。「できもしないくせに―・くな」
おおきな=目(メ)にあ・う🔗⭐🔉振
――目(メ)にあ・う
ひどい目にあう。「今に帰つたら,―・はせてやりませう/滑稽本・浮世風呂 2」
おおき-に【大きに】🔗⭐🔉振
おおき-に オホキ― [1] 【大きに】
〔形容動詞「おおき(なり)」の連用形から。室町時代以降の語〕
■一■ (副)
(1)非常に。はなはだ。大いに。「―お世話だ」「―ありがとう」
(2)(相手の言葉に相づちを打つときに用いて)なるほど。まったく。「―そうかもしれませんね」
■二■ (感)
感謝やお礼の気持ちを表す言葉。ありがとう。関西地方で広く用いる。
おおき-め【大きめ】🔗⭐🔉振
おおき-め オホキ― [0] 【大きめ】 (名・形動)
少し大きいくらいである・こと(さま)。
⇔小さめ
「セーターを―に編む」
おおき-やか【大きやか】🔗⭐🔉振
おおき-やか オホキ― 【大きやか】 (形動ナリ)
大きなさま。大きそうに見えるさま。「―なる童女/枕草子 235」
おお・し【大し】🔗⭐🔉振
おお・し オホシ 【大し】 (形ク)
〔「多し」と同源。連体形の用例しかなく,のちには「おおき(なり)」という形容動詞として用いられた〕
(1)大きい。広い。「―・き海の水底(ミナソコ)深く思ひつつ/万葉 4491」
(2)偉大だ。「酒の名を聖(ヒジリ)と負(オオ)せし古(イニシエ)の―・き聖の言(コト)のよろしさ/万葉 339」
→おおき
おおずけ-な・い【大づけない】🔗⭐🔉振
おおずけ-な・い オホヅケ― 【大づけない】 (形)
〔近世語〕
全くふさわしくない。おとなげない。「―・くも証文書て人の命を助けしは/滑稽本・放屁論」
おお-だら【大だら】🔗⭐🔉振
おお-だら オホ― 【大だら】
〔「おおだんびら」の転〕
幅の広い太刀。「―腰にぼつ込む所を/浄瑠璃・夏祭」
おおつごもり【大つごもり】🔗⭐🔉振
おおつごもり オホツゴモリ 【大つごもり】
小説。樋口一葉作。1894年(明治27)「文学界」発表。薄幸の少女お峰の女中生活を通じての哀感を,大つごもりを背景に描く。
おおっ-ぴら【大っぴら】🔗⭐🔉振
おおっ-ぴら オホツ― [0] 【大っぴら】 (形動)
〔「おおびら」の促音添加〕
(1)人目や人聞きを気にしないさま。公然とするさま。「―に悪事を働く」
(2)表立つさま。人目にふれるようになるさま。「内情を―にするぞ」
おお-どた【大どた】🔗⭐🔉振
おお-どた オホ― [0] 【大どた】
〔取引用語で〕
相場が,端数(ハスウ)のないちょうどの額であること。
おお-どろ【大どろ】🔗⭐🔉振
おお-のら【大のら】🔗⭐🔉振
おお-のら オホ― 【大のら】
ひどいなまけもの。また,酒びたりの人。「やあ,此半七の―めは/浄瑠璃・長町女腹切(上)」
おっき・い【大っきい】🔗⭐🔉振
おっき・い [3] 【大っきい】 (形)
「大きい」の転。
⇔ちっちゃい
「―・い手」
だい【大】🔗⭐🔉振
だい 【大】
■一■ [1] (名・形動)[文]ナリ
(1)数量や形・規模などが大きい・こと(さま)。
⇔小
「台風は上陸の公算が―だ」「声を―にする」
(2)物事の程度が大きいこと。はなはだしいこと。また,そのさま。
⇔小
「損害はきわめて―である」「責任は重く且つ―なり/花間鶯(鉄腸)」
(3)大小があるもののうち,大きいほうのもの。「生ビールの―」
(4)「大刀」の略。
(5)「大の月」の略。
⇔小
(6)「大便」の略。
(7)「大学」の略。「―卒」「女子―」
(8)地積の単位。一段三六〇歩の三分の二の,二四〇歩をいう。太閤検地以後は二〇〇歩。
(9)名詞の下に付いて,そのものぐらいの大きさである意を表す。「こぶし―の石」「等身―の人形」
→だいの(連語)
■二■ (接頭)
名詞に付く。
(1)数量や形・規模が大きいことを表す。「―群集」「―豊作」
(2)偉大な,すぐれた,などの意を表す。「―日本」「―学者」
(3)状態や程度のはなはだしいさまを表す。「―サービス」「―混乱」
(4)地位,序列が上位であることを表す。「―僧正」「―宮司」
だい=なり小なり🔗⭐🔉振
――なり小なり
大きかろうが小さかろうが。程度の差はあっても。多かれ少なかれ。
だい=の虫を生かして小の虫を殺せ🔗⭐🔉振
――の虫を生かして小の虫を殺せ
重要なものを助けるためには,重要でないものを犠牲にすることになってもやむを得ない。小の虫を殺して大の虫を助ける。
だい=は小を兼ねる🔗⭐🔉振
――は小を兼ねる
大きいものは小さいものの効用をもあわせ持っている。
たい-した【大した】🔗⭐🔉振
たい-した [1] 【大した】 (連体)
(1)程度がはなはだしいさまをいう。非常な。たいへんな。ふつうはよい意味に用いられるが,時に悪い意味にも用いられることがある。「―男だ」「―人数だ」「―悪党だ」
(2)(下に打ち消しの語を伴って)とりたてていうほどの。それほどの。「―問題ではない」
たい-して【大して】🔗⭐🔉振
たい-して [1] 【大して】 (副)
(1)(下に打ち消しの語を伴って)特別。それほど。さほど。「―よくない」「―困らない」
(2)程度がはなはだしいさま。「様子は好し,其上世辞がありまするので,―客がござります/真景累ヶ淵(円朝)」
だい-それた【大それた】🔗⭐🔉振
だい-それた [3] 【大それた】 (連体)
常識や道理からは考えられないほど大きくはずれているさまをいう語。とんでもない。全く非常識な。おおそれた。「―望みを抱く」
だい-の【大の】🔗⭐🔉振
だい-の 【大の】 (連語)
(1)大きな。「―男」
(2)成人した一人前の。「それが―大人のやることか」
(3)たいへんな。非常な。「―仲良し」「―苦手」
〔一語として,連体詞とする説もある〕
→だい(大)
だい-の-おとこ【大の男】🔗⭐🔉振
だい-の-おとこ ―ヲトコ [1] 【大の男】
成人した一人前の男。
だい-の-じ【大の字】🔗⭐🔉振
だい-の-じ [3] 【大の字】
「大」の字の形。特に,人間が両手両足を大きく広げた姿をいう。「―になって寝る」
だい-の-つき【大の月】🔗⭐🔉振
だい-の-つき [1] 【大の月】
太陽暦で三一日,陰暦では三〇日の日数がある月。すなわち,太陽暦で一・三・五・七・八・一〇・一二の各月。
⇔小の月
おおいに【大いに】(和英)🔗⭐🔉振
おおいに【大いに】
very much;greatly.
おおきい【大きい】(和英)🔗⭐🔉振
おおきさ【大きさ】(和英)🔗⭐🔉振
おおきな【大きな】(和英)🔗⭐🔉振
おおきな【大きな】
⇒大きい.〜顔をする give oneself airs.
おおざっぱ【大ざっぱな】(和英)🔗⭐🔉振
だい【大の】(和英)🔗⭐🔉振
たいした【大した】(和英)🔗⭐🔉振
たいして【大して】(和英)🔗⭐🔉振
たいして【大して】
very[much].→英和
だいだいてき【大々的に】(和英)🔗⭐🔉振
だいだいてき【大々的に】
on a large scale.
だいのじ【大の字になる】(和英)🔗⭐🔉振
だいのじ【大の字になる】
lie at full length;sprawl (だらしなく).→英和
もんがまえ【大きな門構えの】(和英)🔗⭐🔉振
もんがまえ【大きな門構えの】
with a large gate.
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おお【大】おほ🔗⭐🔉振
おお【大】おほ
[一][形動ナリ]大きいさま。たっぷりしたさま。「夏影のつま屋の下に衣裁(きぬた)つ我妹(わぎも)裏設(うらま)けてあがため裁たばやや―に裁て」〈万・一二七八〉[二]〔接頭〕名詞に付く。(1)大きい、広い、数量が多い、などの意を表す。「―男」「―海原」「―人数」(2)物事の程度がはなはだしい意を表す。「―急ぎ」「―地震」(3)極限・根本などの意を表す。「―みそか」「―もと」(4)序列が上位・年長であることを表す。「―先生」「―番頭」「―旦那」(5)おおよそ・大体の意を表す。「―ざっぱ」「―づかみ」(6)尊敬・賛美の意を表す。「―御所」「―江戸」
おおい【大い】おほい🔗⭐🔉振
おおい‐なる【大いなる】おほい‐🔗⭐🔉振
おおい‐なる【大いなる】おほい‐
[連体]《形容動詞「大いなり」の連体形から》大きい。また、偉大な。りっぱな。「―望み」「―業績」
おおいなるいさん【大いなる遺産】おほいなるヰサン🔗⭐🔉振
おおいなるいさん【大いなる遺産】おほいなるヰサン
《原題Great Expectations》ディケンズの長編小説。一八六〇〜六一年刊。ふとしたことから金持ちになるチャンスを得た孤児ピップを主人公に、金銭至上のビクトリア朝社会を批判。
おおい‐に【大いに】おほい‐🔗⭐🔉振
おおい‐に【大いに】おほい‐
[副]《形容動詞「大いなり」の連用形から》非常に。はなはだ。たくさん。「―感謝している」「今夜は―飲もう」
おおき【大き】おほき🔗⭐🔉振
おおき【大き】おほき
[一][形動ナリ]《「多い」と同語源の文語形容詞「大し」の連体形から》(1)大きいさま。「武蔵(むさし)の国と、下(しも)つ総(ふさ)の国との中に、いと―なる河あり」〈伊勢・九〉(2)はなはだしいさま。「―なる辻風(つじかぜ)おこりて」〈方丈記〉→大(おお)きに[二]〔接頭〕名詞に付く。(1)大きい、偉大な、の意を表す。「―海」「―御門(みかど)」「―聖(ひじり)」(2)同じ官職・位階のうちで、上位であることを表す。「―ものもうすつかさ」「―三つの位」
おおき・い【大きい】おほきい🔗⭐🔉振
おおき・い【大きい】おほきい
[形]《形容動詞「おおきなり」の形容詞化。室町時代以後使われた》(1)ある物の形・容積・面積などが、広い空間・場所を占めている。「―・い箱」「からだの―・い人」↔小さい。(2)量・数が多い。「質量が―・い」「声が―・い」「一〇より小さく一より―・い数」↔小さい。(3)程度がはなはだしい。「懸隔が―・い」「―・く右にそれる」↔小さい。(4)規模が並を超えている。「―・い事業」「―・い病院」「―・い台風」↔小さい。(5)範囲が広い。「問題を―・く三つに分ける」(6)心が広い。度量がある。包容力がある。「人物が―・い」↔小さい。(7)重要である。価値がある。「―・い事件」「あそこで点をとっておいたのが―・い」↔小さい。(8)年齢が上である。成長している。「―・い兄さん」「―・くなったら医者になりたい」↔小さい。(9)大げさである。「できもしないのに―・い口をきく」(10)いばっている。偉そうだ。「―・い顔をする」
[派生]おおきさ[名]
[用法]おおきい・おおきな――「大きい」には「大きい家」「あの家は大きい」「大きくなる」「大きかった」のように活用があるが、「大きな」は「大きな家」「大きな打撃を受けた」のように体言の前にしか使わない。◇「大きい顔」と「大きな顔」とでは、前者は事実としての広さ、大きさを表しているが、後者は「大きな顔をする」のように主観的・心理的な判断を表す傾向がある。◇「大きな希望がわいてくる」「大きな過ちを犯した」など、抽象的な事柄を表す名詞にかかるときは、「大きい」よりも「大きな」を使うことが多い。これも「大きな」の右のような特徴による。
おおき‐な【大きな】おほき‐🔗⭐🔉振
おおき‐な【大きな】おほき‐
[形動]《形容動詞「おおきなり」の連体形「おおきなる」の音変化》(1)容積・面積が広い空間・場所を占めるさま。「―箱」「―池」↔小さな。(2)数・量が多いさま。「―音」↔小さな。(3)程度がはなはだしいさま。「―格差」↔小さな。(4)規模が並を超えているさま。また、範囲の広いさま。「―計画」「問題の―とらえ方」↔小さな。(5)重大・重要なさま。「―原因となっている」↔小さな。(6)年長であるさま。「―息子」↔小さな。(7)大げさであるさま。また、いばっているさま。「―ことを言う」「―態度」→大きい[用法]◆「声の大きな人」のように、述語としても用いられるので、形容動詞と認められる。連体形だけが用いられる。
大きな御世話(おせわ)🔗⭐🔉振
大きな御世話(おせわ)
よけいなおせっかい。他人の助言や手助けを拒絶するときに言う。
大きな顔(かお)🔗⭐🔉振
大きな顔(かお)
いばった顔つき・態度。また、平然とした顔つき・態度。大きな面(つら)。「怠けてばかりいるくせに―をしている」
大きな口をき・く🔗⭐🔉振
大きな口をき・く
偉そうなことを言う。大口をたたく。「何もしないのに―・くな」
おおき‐に【大きに】おほき‐🔗⭐🔉振
おおき‐に【大きに】おほき‐
《形容動詞「おおきなり」の連用形から》[一][副](1)大いに。たいへん。たいそう。「―ご苦労だった」「それは―ありそうなことだ」(2)(相づちを打つときに用いる)なるほど。全く。「―そうだね」〈山本有三・波〉[二][感]関西地方で、おおきにありがとう、の意で使う語。
大きにお世話お茶でもあがれ🔗⭐🔉振
大きにお世話お茶でもあがれ
他人のおせっかいをばかにしていう語。よけいなお世話。「酒を呑まうがのむめえが、おれが口だから勝手だによ、―」〈人・娘節用・後〉
おおき‐やか【大きやか】おほき‐🔗⭐🔉振
おおき‐やか【大きやか】おほき‐
[形動][文][ナリ]大きなさま。いかにも大きく感じられるさま。「―ではあってもはなはだしく高くなく」〈藤村・夜明け前〉
おお・し【大し】おほし🔗⭐🔉振
おお‐だら【大だら】おほ‐🔗⭐🔉振
おお‐だら【大だら】おほ‐
《「大だんびら」の略》幅の広い太刀。「―腰にぼっこむところを」〈浄・浪花鑑〉
おおつごもり【大つごもり】おほつごもり🔗⭐🔉振
おおつごもり【大つごもり】おほつごもり
樋口一葉の小説。明治二七年(一八九四)発表。大みそかを背景に、女中奉公をしている薄幸の娘お峰の哀感を描く。
おおっ‐ぴら【大っぴら】おほつ‐🔗⭐🔉振
おおっ‐ぴら【大っぴら】おほつ‐
[形動]《「おおびら」の促音添加》(1)人目をはばからないさま。隠しだてのないさま。「―に行動する」「―には言えない話」(2)表ざたになるさま。「事件が―になる」
おお‐どろ【大どろ】おほ‐🔗⭐🔉振
おお‐どろ【大どろ】おほ‐
歌舞伎下座音楽で、大太鼓を長ばちで小刻みに打つ鳴り物。幽霊・妖怪・神仏などの出現する場面の幕切れや、つなぎに用いる。大どろどろ。↔うすどろ。
おお‐ハルシャぎく【大ハルシャ菊】おほ‐🔗⭐🔉振
おお‐ハルシャぎく【大ハルシャ菊】おほ‐
コスモスの別名。
おお‐パンダ【大パンダ】おほ‐🔗⭐🔉振
おお‐パンダ【大パンダ】おほ‐
ジャイアントパンダ。→パンダ(1)
おお‐びら【大びら】おほ‐🔗⭐🔉振
おお‐びら【大びら】おほ‐
[形動][文][ナリ]「大っぴら」に同じ。「芸者の方が―で、面倒臭くなくって」〈荷風・つゆのあとさき〉
おお‐ぶき【大×
】おほ‐🔗⭐🔉振
おお‐ぶき【大×
】おほ‐
着物の裾や袖口の裏地を大きく折り返して表地に縫いつけ、縁のようにしたもの。花嫁衣装の打掛などにみられる。

おお‐べし【大×
】おほ‐🔗⭐🔉振
おお‐べし【大×
】おほ‐
能の囃子事(はやしごと)の一。笛を主に、大鼓(おおつづみ)・小鼓・太鼓で演奏する。大
見(おおべしみ)の面をつける天狗(てんぐ)・魔王などの登場時に用い、歌舞伎の時代だんまりにも用いる。


おお‐まか【大まか】おほ‐🔗⭐🔉振
おお‐まか【大まか】おほ‐
[形動][文][ナリ]細かいことにこだわらずに物事を済ませるさま。また、緻密(ちみつ)でないさま。おおざっぱ。「―な見積もりを立てる」「万事に―な仕事ぶり」
[派生]おおまかさ[名]
おお‐らか【大らか・多らか】おほ‐🔗⭐🔉振
おお‐らか【大らか・多らか】おほ‐
[形動][文][ナリ](1)心がゆったりとして、こせこせしないさま。おおよう。「気持ちを―にする」「―な話しぶり」(2)(多らか)分量が多いさま。たくさん。「打ち蒔きの米(よね)を―にかきつかみて」〈今昔・二七・三〇〉
[派生]おおらかさ[名]
だい【大】🔗⭐🔉振
だい【大】
[名・形動](1)形・規模・数量などの大きいこと。また、そのさま。「声を―にする」↔小。(2)程度のはなはだしいこと。また、そのさま。「責任は―である」(3)その社会で水準以上にすぐれていること。盛んなこと。りっぱなこと。また、そのさま。「僅か一代で今日の―を為したという」〈島木健作・生活の探求〉(4)「大の月」に同じ。↔小。(5)同名の父子のうち、父のほうを示す。「―デュマ」↔小。(6)田畑の面積の単位。太閤検地以前は二四〇歩(ぶ)。以後は二〇〇歩。(7)「大学」の略。「小・中・高・―」(8)物を表す語の下に付いて、それとほぼ同じ大きさであることを表す。「こぶし―の石」「実物―に作る」「等身―の像」(9)名詞・形容動詞に付いて接頭語的に用いる。㋐数量や形・規模などが大きい意を表す。「―豊作」「―庭園」「―辞典」「―洪水」㋑(9)㋐の意に加えて尊敬または賛美する意を表す。「―先輩」「―僧正」㋒状態や程度を表す語に付いて、そのさまがはなはだしい意を表す。「―好き」「―混乱」「―失敗」→大の
大なり小なり🔗⭐🔉振
大なり小なり
大きくても小さくても。程度の差こそあれ。多かれ少なかれ。「―人には欠点がある」
大の虫を生かして小の虫を殺す🔗⭐🔉振
大の虫を生かして小の虫を殺す
やむをえない場合は、大きなものを救うために小さなものを犠牲にするたとえ。
大は小を兼ねる🔗⭐🔉振
大は小を兼ねる
大きいものは、小さいものの役目もすることができる。
だい‐あらかん【大×阿羅漢】🔗⭐🔉振
だい‐あらかん【大×阿羅漢】
阿羅漢の中で最もすぐれた者。また、阿羅漢の尊称。
だいアンティル‐しょとう【大アンティル諸島】‐シヨタウ🔗⭐🔉振
だいアンティル‐しょとう【大アンティル諸島】‐シヨタウ
《Greater Antilles》西インド諸島の西部から中部を占める諸島。キューバ・ジャマイカ・イスパニョーラ・プエルトリコなどの島々からなる。
たい‐した【大した】🔗⭐🔉振
たい‐した【大した】
[連体](1)程度がはなはだしいさまをいう語。非常な。たいへんな。度はずれた。「―ものだ」「―数にのぼる」(2)あとに打消しの語を伴って、特に取り立てて言うほどのことではないという気持ちを表す。それほどの。「―ことはない」「―用事ではない」
たい‐して【大して】🔗⭐🔉振
たい‐して【大して】
[副](1)(あとに打消しの語を伴って)特に問題にする程度ではないさま。さほど。それほど。「―気にかけてはいない」(2)程度のはなはだしいさま。大いに。「角力になりましてからは―惣次郎も贔屓(ひいき)にして」〈円朝・真景累ヶ淵〉
だいスンダ‐れっとう【大スンダ列島】‐レツタウ🔗⭐🔉振
だいスンダ‐れっとう【大スンダ列島】‐レツタウ
インドネシアのスンダ列島の西半部の称。スマトラ・ジャワ・ボルネオ・スラウェシ各島と付属島からなる。
だい‐それた【大それた】🔗⭐🔉振
だい‐それた【大それた】
[連体]身分・常識などから大きく外れているさま。とんでもない。度外れた。「―考えを抱く」「―罪を犯す」
だい‐デュマ【大デュマ】🔗⭐🔉振
だい‐デュマ【大デュマ】
⇨デュマ[一]
だいドイツ‐しゅぎ【大ドイツ主義】🔗⭐🔉振
だいドイツ‐しゅぎ【大ドイツ主義】
一九世紀、オーストリアを主体として、ほぼ旧神聖ローマ帝国の全領域を統合するドイツを建設しようとする立場。プロイセンを中心に統一をはかろうとする小ドイツ主義に対する。
だい‐の【大の】🔗⭐🔉振
だい‐の【大の】
[連体](1)大きな。りっぱな。一人前の。「―おとなが涙を流す」(2)非常な。たいへんな。「―仲よし」
だいの‐おとこ【大の男】‐をとこ🔗⭐🔉振
だいの‐おとこ【大の男】‐をとこ
一人前の男。成人した男。「―のすることではない」
だい‐の‐じ【大の字】🔗⭐🔉振
だい‐の‐じ【大の字】
「大」という字。また、その形に似たもの。特に、両手両足を広げて寝た形。「芝生に―になる」
だい‐の‐つき【大の月】🔗⭐🔉振
だい‐の‐つき【大の月】
一か月の日数が陽暦で三一日、陰暦で三〇日の月。↔小(しよう)の月。
だい‐ブリテン【大ブリテン】🔗⭐🔉振
だい‐ブリテン【大ブリテン】
⇨グレートブリテン
だい‐マゼランうん【大マゼラン雲】🔗⭐🔉振
だい‐マゼランうん【大マゼラン雲】
南天の旗魚(かじき)座にある棒渦巻き銀河。地球からの距離一六万光年。
だい‐リーガー【大リーガー】🔗⭐🔉振
だい‐リーガー【大リーガー】
《major-leaguer》大リーグの選手。
だい‐リーグ【大リーグ】🔗⭐🔉振
だい‐リーグ【大リーグ】
《major league》米国プロ野球の最上位リーグ。ナショナル‐リーグ一四チームとアメリカン‐リーグ一四チームで構成される。メジャーリーグ。
大🔗⭐🔉振
大
[音]タイ
ダイ
タ
[訓]おお‐きい
おお‐いに
おお
[部首]大
[総画数]3
[コード]区点 3471
JIS 4267
S‐JIS 91E5
[分類]常用漢字
[難読語]
→あまてらす‐おおみかみ【天照大神・天照大御神】
→いん‐だいなごん【尹大納言】
→うし【大人】
→おおあなむち‐の‐かみ【大己貴神】
→おおい【大炊】
→おおい‐ぎみ【大君】
→おおい‐こ【大子】
→おおい‐もうちぎみ【大臣】
→おおい‐ものもうすつかさ【大納言】
→おお‐え【大兄】
→おお‐おそどり【大軽率鳥】
→おお‐おみ【大臣】
→おお‐かながい【大金書・大金貝】
→おお‐かわ【大鼓・大革】
→おおき‐おおいどの【太政大臣】
→おおき‐おおいもうちぎみ【太政大臣】
→おおき‐おとど【太政大臣】
→おおく‐の‐ひめみこ【大伯皇女・大来皇女】
→おお‐くび【大領・衽】
→おおこうち【大河内】
→おお‐ごまだら【大胡麻斑蝶】
→おお‐さき【大前・大前駆】
→おお‐さび【大皺】
→おおしま【大島】
→おお‐すかしば【大透翅蛾】
→おおだて【大館】
→おお‐ちから【大税】
→おお‐つかさ【大学寮】
→おお‐と【大門】
→おおとうのみやあさひのよろい【大塔宮曦鎧】
→おお‐どこ【大所】
→おおとなぶら【大殿油】
→おおとの‐ほがい【大殿祭】
→おおなむち‐の‐かみ【大己貴神・大穴牟遅神】
→おお‐なめ【大滑】
→おお‐なめ【大嘗】
→おお‐にえ【大嘗】
→おおばみ‐だけ【大喰岳】
→おおひと‐おんせん【大仁温泉】
→おおひるめ‐の‐むち【大日
貴】
→おお‐ぶき【大
】
→おお‐べし【大
】
→おおぼけ‐こぼけ【大歩危小歩危】
→おお‐まえつぎみ【大臣】
→おおまが‐とき【大禍時】
→おおま‐ざき【大間崎】
→おおまつりごと‐の‐おおまつぎみ【太政大臣】
→おおみ【大忌】
→おお‐み【大御】
→おお‐みこともち【大宰】
→おおみこともち‐の‐かみ【大宰帥】
→おおみこともち‐の‐つかさ【大宰府】
→おお‐みずあお【大水青蛾】
→おおみわ‐じんじゃ【大神神社】
→おお‐む【御・大御】
→おお‐もうちぎみ【大臣】
→おお‐や【大矢・大箭】
→おおや【大谷】
→おお‐やけ【大宅】
→おおやまくい‐の‐かみ【大山咋神】
→おおやまつみ‐の‐かみ【大山祇神・大山津見神】
→おお‐よそ【大凡・凡】
→おお‐わだ【大曲】
→おお‐ん【御・大御】
→おお‐んべ【大嘗】
→おが【大鋸】
→おさらぎ‐じろう【大仏次郎】
→おとど【大殿・大臣】
→おとな【大人】
→おに‐やんま【鬼蜻
・馬大頭】
→おはら【大原】
→おひょう【大鮃】
→お‐み【御御・大御】
→おろ‐ち【大蛇】
→おん‐たい【御大】
→かかあ‐だいみょうじん【嚊大明神】
→ががんぼ【大蚊】
→かつ‐だい【闊大】
→かぶつち‐の‐たち【頭椎の大刀・頭槌の大刀】
→きょう‐だい【矜大】
→くぶつち‐の‐たち【頭椎の大刀・頭槌の大刀】
→けや‐の‐おおと【芥屋大門】
→ごこ‐たいふ【五
大夫】
→ごだいりきこいのふうじめ【五大力恋緘】
→コニオルク【大后】
→ささげ【
豆・大角豆】
→さぶらい‐だいしょう【侍大将】
→しま‐ばえ【縞蠅・大麻蠅】
→じんだい‐じ【深大寺】
→タークー【大沽】
→タージー【ペルシアTāzi】
→ター‐スーシー【大四喜】
→だい‐おん【大陰・太陰】
→たいきゅう【大邱】
→たいげん【大元帥】
→たい‐こ【大賈】
→だい‐こ【大根】
→だいこく‐こがね【大黒金亀子】
→たいしき‐ちょう【太食調・大食調】
→だいじっきょう【大集経】
→だい‐しゅ【大衆】
→たい‐しょう【大檣】
→だいじょう‐え【大嘗会】
→たいしょかん【大織冠】
→たい‐じん【大人】
→だい‐スーシー【大四喜】
→たい‐せち【大切】
→だい‐せん【大山】
→たい‐そう【大棗】
→たい‐そう【大簇・太簇】
→だいだ‐ぼっち【大太法師】
→たい‐ち【大痴・大癡】
→だい‐ちん【大椿】
→だい‐てん【大篆】
→たい‐とう【大纛】
→だい‐とこ【大徳】
→たいと‐ごめ【大唐米】
→たい‐な【大儺】
→たいに【大為爾】
→たい‐はい【大旆】
→だいはつねはんぎょう【大般涅槃経】
→だいひ‐さ【大悲者】
→だい‐ひつ【大弼】
→だいびゃく‐ごしゃ【大白牛車】
→たい‐ふ【大輔・大副】
→たい‐ぼん【大犯】
→だいみょう‐せせり【大名
蝶】
→だいもつ‐の‐うら【大物浦】
→だいや‐がわ【大谷川】
→たいゆ‐れい【大
嶺】
→だ‐たい【大体】
→だ‐だいこ【大太鼓】
→たち【太刀・大刀】
→たゆう【大夫・太夫】
→たら【鱈・大口魚】
→てん‐だい【椽大】
→なめ‐いし【大理石】
→にん‐にく【大蒜・葫】
→はら【大角】
→ひ‐さめ【大雨・甚雨】
→ひめ‐もうちぎみ【姫大夫】
→ぼう‐だい【厖大・尨大】
→まえ‐つ‐きみ【公卿・卿・大夫】
→メリヤス【スペインmedias;ポルトガルmeias】
→やまた‐の‐おろち【八岐大蛇】
→やまと【大和・倭】









日本国語大辞典の検索結果 (50)
おお【凡・大】(おほ)🔗⭐🔉振
おお【凡・大】(おほ)
〔形動〕(「おほほし」「おぼろ」などの「おほ」「おぼ」と同意。物の形、状態、量、大きさ、感情などが漠然としているさま。多く「おおに」の形で用いられる)
1 物の形、状態がはっきりしていない。また、気持、考えがぼんやりしているさま。*万葉‐二一九「於保爾(オホニ)見しくは今ぞくやしき」*万葉‐四八一「朝霧の髣髴(おほに)なりつつ」
2 きわ立っていない。普通である。*万葉‐九六五「凡有(おほなら)ばかもかもせむを」*万葉‐三三三五「立つ波も踈(おほに)は立たず」
3 (大)大きいさま。大きめに。ゆったりと。*万葉‐一二七八「わがため裁たばやや大(おほに)裁て」
〔接頭〕
1 広大の意を添える。「おおいし」「おおうみ」など。
2 多量の意を添える。「おおゆき」「おおあめ」など。
3 賛美、尊敬の意を添える。「おおきみ」「おおみき」など。
4 血筋の順序で上位の意を表わす。「おおあね」「おおひめぎみ」など。
5 程度のはなはだしい意を表わす。「おおぬすびと」「おおおそどり」など。現在では普通「だい」を用いるような漢語にも、明治期には「おお」が使われることが多い。「おお失敗」「おお賛成」など。


おお‐あしらい【大あしらい】(おほあしらひ)🔗⭐🔉振
おお‐あしらい【大あしらい】(おほあしらひ)
いいかげんに取りあつかうこと。*浮・其磧諸国物語‐三「故参(こざん)の人を大(おほ)あしらひにするゆへ」
おおい【大い】(おほい)🔗⭐🔉振
おおい【大い】(おほい)
〔形動〕(「大き」の変化。もとは形容詞連体形と推定される)大きいさま。
1 物の形の大きいさま。*源氏‐帚木「おほいなる籠(こ)にうちかけて」
2 物事の程度のはなはだしいさま。
盛大なさま。偉大なさま。立派なさま。*宇津保‐藤原の君「上野の御子の、おほいなるわざし給ふなるを」
重大なさま。重要なさま。*海道記「互の善知識大ひなる因縁あり」
数量や程度のはなはだしいさま。→大いに。
〔接頭〕人物をあらわす名詞の上に付いて、上位の人であることをしめす。
1 位官をあらわす語に付いて、従に対する正、少・中に対する大をあらわし、上位であることをしめす。「おおいもうちぎみ」など。⇔少(すな)い。
2 殿や君など、尊敬の意をしめす語の上に付いて、年長の人であることをあらわす。「おおいどの」「おおいぎみ」など。





おお‐いざ【大いざ】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐いざ【大いざ】(おほ‥)
(「いざ」は「いざこざ」の略)
1 事態が大いにもつれ、もめること。
2 大いに事態をもつれさせるような不平。*洒・自惚鏡「なんでも大いざをいふ気でいる所へ」
おおい‐なる【大いなる】(おほい‥)🔗⭐🔉振
おおい‐なる【大いなる】(おほい‥)
(形容動詞「大いなり」の連体形)⇒おおい(大)
おおいなるいさん【大いなる遺産】(おほいなるヰサン)🔗⭐🔉振
おおいなるいさん【大いなる遺産】(おほいなるヰサン)
(原題英Great Expectations)長編小説。ディケンズ作。一八六〇〜六一年発表。知らない相手から莫大な遺産を受け取ることになった孤児のピップを主人公に、金銭万能主義を批判した小説。
おおい‐に【大いに】(おほい‥)🔗⭐🔉振
おおい‐に【大いに】(おほい‥)
〔副〕(「おおきに(大)」の変化)物の量や数が大であるさま、また、物事の程度のはなはだしいさまを表わす。非常に。はなはだ。「大いに喜ぶ(感謝する)」
おお‐おろし【大おろし】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐おろし【大おろし】(おほ‥)
1 浄瑠璃の大序に用いる曲節。長い旋律でゆっくりと荘重に納める。
2 太鼓を初め大きく、次第に小刻みに打っていって打ち上げる手法。
おおき【大き】(おほき)🔗⭐🔉振
おおき【大き】(おほき)
〔形動〕(「多し」と同源。→おおきい・おおきな・おおきに
1 空間を占める容積、面積が大であるさま。*伊勢‐九「いとおほきなる河あり」
2 事が大がかりであるさま。おおげさであるさま。*源氏‐若菜下「おぼしめぐらしておほきなることどもし給はば」
3 心が広いさま。寛大。*源氏‐藤裏葉「おいらかにおほきなる心おきて」
4 恩徳、利益などが大であるさま。*大唐西域記長寛元年点‐五「景(オホキ)なる福を加へ」
5 程度がはなはだしいさま。ひどいさま。*竹取「おほきなるさはり」*大鏡‐三「おほきに腹立たせ給ひて」
〔接頭〕名詞の上につけて用いる。
1 大きい、また、偉大な、の意を添える。「おおき海」「おおき聖(ひじり)」など。
2 同官のうちの上位であることをあらわす。「おおきまつりごとびと」「おおきものもうすつかさ」など。⇔少(すな)い。
3 同位階のうちの上位であることを表わす。「おおきみつのくらい(正三位)」など。⇔従(ひろい)。
おおき‐さ(名)


おおき・い【大きい】(おほきい)🔗⭐🔉振
おおき・い【大きい】(おほきい)
〔形口〕(形容動詞「おおき(なり)」の形容詞化。室町時代以後の語)
1 (物の形について)空間を占める容積や面積が大である。「大きい人(建物・町)」
2 音量や数量が多い。「一より大きい数」「声が大きい」
3 規模が大である。盛んである。また、度量などが広い。「大きい事業」「大きい抵抗」「気が大きくなる」
4 程度がはなはだしい。たいへんである。「大きく負ける」「被害が大きい」
5 成長している。年長である。「子供はもう大きい」「大きい兄」
6 大げさである。また、えらぶっている。「大きく出る」「大きいことを言う」
7 価値がある。重大である。「この回一点とったのは大きい」
おおき‐な【大きな】(おほき‥)🔗⭐🔉振
おおき‐な【大きな】(おほき‥)
〔連体〕(形容動詞「おおき(なり)」の連体形から。室町時代以後の語。なお、「声の大きな人」のように述語にもなり得るところから、連体詞とせず、連体形だけの形容動詞とする説もある)=おおきい(大)
●大きなお世話(せわ)
=おおきに(大)お世話
●大きな=顔(かお)[=面(つら)]
1 無遠慮でいばった顔つき、態度。
2 悪いことをしながら平気な顔つき、態度をとること。
●大きな目(め)に逢(あ)う
大変な災難やひどい仕打などにあう。
●大きなお世話(せわ)🔗⭐🔉振
●大きなお世話(せわ)
=おおきに(大)お世話
●大きな=顔(かお)[=面(つら)]
1 無遠慮でいばった顔つき、態度。
2 悪いことをしながら平気な顔つき、態度をとること。
●大きな目(め)に逢(あ)う
大変な災難やひどい仕打などにあう。
おおき‐に【大きに】(おほき‥)
〔副〕(もと形容動詞「おおき(なり)」の連用形。連体詞「おおきな」が成立した室町時代以後の用例を、副詞と認める)
1 はなはだ。たいそう。大いに。*浮・傾城禁短気‐五「よねの衣紋も昔とは大きに替りぬ」
2 おおように。寛大に。*浮・好色一代女‐四「面(おもて)の奥の大きに出られて」
3 (相手の言葉に相づちを打つときに用いる)なるほど。まったく。「大きにそうだ」
〔感動〕(「大きにおかたじけ」「大きにありがとう」などの略か)どうもありがとう。関西でいう。
●大きにお世話(せわ)
大変おせっかいだ。いらぬおせっかい。


●大きな=顔(かお)[=面(つら)]🔗⭐🔉振
●大きな=顔(かお)[=面(つら)]
1 無遠慮でいばった顔つき、態度。
2 悪いことをしながら平気な顔つき、態度をとること。
●大きな目(め)に逢(あ)う
大変な災難やひどい仕打などにあう。
おおき‐に【大きに】(おほき‥)
〔副〕(もと形容動詞「おおき(なり)」の連用形。連体詞「おおきな」が成立した室町時代以後の用例を、副詞と認める)
1 はなはだ。たいそう。大いに。*浮・傾城禁短気‐五「よねの衣紋も昔とは大きに替りぬ」
2 おおように。寛大に。*浮・好色一代女‐四「面(おもて)の奥の大きに出られて」
3 (相手の言葉に相づちを打つときに用いる)なるほど。まったく。「大きにそうだ」
〔感動〕(「大きにおかたじけ」「大きにありがとう」などの略か)どうもありがとう。関西でいう。
●大きにお世話(せわ)
大変おせっかいだ。いらぬおせっかい。


●大きな目(め)に逢(あ)う🔗⭐🔉振
●大きな目(め)に逢(あ)う
大変な災難やひどい仕打などにあう。
おおき‐に【大きに】(おほき‥)
〔副〕(もと形容動詞「おおき(なり)」の連用形。連体詞「おおきな」が成立した室町時代以後の用例を、副詞と認める)
1 はなはだ。たいそう。大いに。*浮・傾城禁短気‐五「よねの衣紋も昔とは大きに替りぬ」
2 おおように。寛大に。*浮・好色一代女‐四「面(おもて)の奥の大きに出られて」
3 (相手の言葉に相づちを打つときに用いる)なるほど。まったく。「大きにそうだ」
〔感動〕(「大きにおかたじけ」「大きにありがとう」などの略か)どうもありがとう。関西でいう。
●大きにお世話(せわ)
大変おせっかいだ。いらぬおせっかい。


おおき‐に【大きに】(おほき‥)🔗⭐🔉振
おおき‐に【大きに】(おほき‥)
〔副〕(もと形容動詞「おおき(なり)」の連用形。連体詞「おおきな」が成立した室町時代以後の用例を、副詞と認める)
1 はなはだ。たいそう。大いに。*浮・傾城禁短気‐五「よねの衣紋も昔とは大きに替りぬ」
2 おおように。寛大に。*浮・好色一代女‐四「面(おもて)の奥の大きに出られて」
3 (相手の言葉に相づちを打つときに用いる)なるほど。まったく。「大きにそうだ」
〔感動〕(「大きにおかたじけ」「大きにありがとう」などの略か)どうもありがとう。関西でいう。
●大きにお世話(せわ)
大変おせっかいだ。いらぬおせっかい。


●大きにお世話(せわ)🔗⭐🔉振
●大きにお世話(せわ)
大変おせっかいだ。いらぬおせっかい。
おお‐きぬたそう【大砧草】(おほきぬたサウ)
アカネ科の多年草。北海道南部、本州、四国、九州の山地の樹林下に生える。茎は直立して、高さ三〇〜六〇センチメートル。葉は長さ六〜一〇センチメートル、幅二・五〜五センチメートルの卵形で、長さ一〜二センチメートルの柄があり四枚ずつ輪生。初夏、茎の上部に白色の小さな花がやや密に集まって咲く。
おおき‐め【大きめ】(おほき‥)🔗⭐🔉振
おおき‐め【大きめ】(おほき‥)
〔形動〕(「め」は接尾語)嵩(かさ)、形、音などが比較的大きいこと。
おおき‐やか【大きやか】(おほき‥)🔗⭐🔉振
おおき‐やか【大きやか】(おほき‥)
〔形動〕(「やか」は接尾語)大きく見えるさま。
おお‐ぐれ【大ぐれ】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐ぐれ【大ぐれ】(おほ‥)
〔形動〕心が大様(おおよう)なさま。また、体格が大がらなさま。*塵袋‐五「心の大くれにして」
おおぐれ‐やか【大ぐれやか】(おほぐれ‥)🔗⭐🔉振
おおぐれ‐やか【大ぐれやか】(おほぐれ‥)
〔形動〕(「やか」は接尾語)体格などが大がらなこと。
おお‐ざら【大ざら】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐ざら【大ざら】(おほ‥)
〔形動〕数量や程度の大きいこと。また、態度などが大げさなこと。*咄・当世吟千里の翅「大ざらな張肘(はりひぢ)で」
おおずけ‐な・い【大ずけない】(おほづけ‥)🔗⭐🔉振
おおずけ‐な・い【大ずけない】(おほづけ‥)
〔形口〕
おほづけな・し〔形ク〕
1 大人に似つかわしくない。おとなげない。大きな者、強い者としては不似合いなことにいう。*浄・義経千本桜‐一「武蔵坊弁慶殿、〈略〉楽屋へきて大づけない、ほろほろ泣て」
2 姿かたちが大きい。おとなびている。なりばかり大きくてすることが子供っぽいことをとがめる心でいう。*浄・児源氏道中軍記‐四「大つけないなりをしをって、毎日毎日犬をかみ合せ」

おお‐そか【大そか】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐そか【大そか】(おほ‥)
〔形動〕(「そか」は「あわそか」などの「そか」)間どおなさま。十分に心をうちこまないさま。*天理本金剛般若経集験記平安初期点「人に在ても亦勉励希(オホソカナラ)むや」
おお‐たら【大たら】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐たら【大たら】(おほ‥)
「からすざんしょう(烏山椒)」の古名。
おお‐だら【大だら】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐だら【大だら】(おほ‥)
(「おおだんびら」の変化という)特に幅の広い太刀。
おおっ‐ぱら【大っ腹】(おほっ‥)🔗⭐🔉振
おおっ‐ぱら【大っ腹】(おほっ‥)
1 小さなことにこだわらない性質。ふとっぱら。
2 妊娠して大きくなった腹。
おおっ‐ぴら【大っぴら】(おほっ‥)🔗⭐🔉振
おおっ‐ぴら【大っぴら】(おほっ‥)
〔形動〕「おおびら」の変化した語。「二人の関係をおおっぴらにする」
おお‐どら【大どら】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐どら【大どら】(おほ‥)
ひどい放蕩。また、その者。
●大どらを打(う)つ
放蕩して大金を使いはたす。
●大どらを打(う)つ🔗⭐🔉振
●大どらを打(う)つ
放蕩して大金を使いはたす。
オート‐ラジオ
(洋語auto radio)自動車用ラジオ。カーラジオ。
おお‐どろどろ【大どろどろ】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐どろどろ【大どろどろ】(おほ‥)
歌舞伎の囃子の一つ。幽霊や妖怪、変化の出、または消失などに、大太鼓だけを激しく打ち鳴らすもの。おおどろ。
おお‐に【凡に・大に】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐に【凡に・大に】(おほ‥)
⇒おお(凡)
おお‐びら【大びら】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐びら【大びら】(おほ‥)
〔形動〕(「おおぴら」とも。「大開き」の意から)むきだしで、人目をはばからないでするさま。遠慮のないさま。おおっぴら。*洒・大通どらの巻「彼大通の大びらに銭金つかふを鈍漢(こけ)と譏(そし)り」
おお‐ぶき【大
】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐ぶき【大
】(おほ‥)
着物の裾や袖口の裏地を折り返して表地に縫いつけ、縁のようにしたもので、その折り返しの大きなもの。花嫁衣装などに見られる。

おお‐ふけ【大ふけ】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐ふけ【大ふけ】(おほ‥)
大いに不服であること。大変な不満。
おお‐べし【大圧・大
】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐べし【大圧・大
】(おほ‥)
1 力を入れて押しつけること。
2 しっかりと口を閉じること。ぐっと歯をくいしばること。また、そのようす。*浄・酒天童子(新類従)「大べしにへしたる口びるをきっとそらかし」
3 「おおべしみ(大
見)」の略。
4 能楽で、大
見(おおべしみ)の面をつける天狗や魔王などの登場に際して奏する囃子。笛を主とし、大・小の鼓、太鼓がはやす。歌舞伎のだんまりでも用いる。



おお‐ぼっかい【大ぼっかい】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐ぼっかい【大ぼっかい】(おほ‥)
〔形動〕大まかに、ぱっと心得ているさま(俚言集覧)。*雑俳・寄太鼓「大ぼっかいな事でこそあれ、両替の紙くず買ふて人になる」
おお‐ん【御・大御・大】(おほ‥)🔗⭐🔉振
おお‐ん【御・大御・大】(おほ‥)
〔接頭〕(「おおみ(おほみ=大御)」の変化したもの。「おほむ」とも表記。多く「御」と書かれるので、「おおん」か「おん」か判別できないが、平安時代のものは通常「おおん」であっただろうといわれる)
1 体言の上に付いて尊敬の意を表わす。
所属、所有の主を敬う場合。敬うべきお方の、の意を表わす。「おおんぐし」「おおん物語」など。*伊勢‐三九「そのみこうせ給ひておほん葬(はぶり)の夜」
行為の対象を敬う場合。敬うべきお方への、の意を表わす。*源氏‐夕顔「例の随身ばかりぞありける。召せば、御こたへして起きたれば」
2 「おおん…」の…が省略されて名詞的に用いる。*源氏‐梅枝「対の上のおほむは、三種あるなかに、梅花花やかに今めかしう」


だい【大】🔗⭐🔉振
だい【大】
形の大きさ、数の多少など、相対的な評価、認識において、大きい方あるいは多い方であることをいう。⇔小。
1 (形動)数量や形または規模範囲などが大きいこと。*平家‐二「大の眼(まなこ)」
2 (形動)ものごとの程度が大きいこと、はなはだしいこと。「その責任は重く且つ大である」*虎寛本狂言・察化「あれは都に隠れもない身ごいのさっくはと云て、大のすっぱじゃ」
3 (形動)実際よりも誇張して偉そうであったり大きかったりするさま。特に、虚勢を張った大言壮語やはったりをいう。*洒・短華蘂葉「ヱライ大いふナ」
4 太陽暦で三一日ある月。太陰暦で三〇日ある月の称。大の月。*日葡辞書「コノ ツキワ daide(ダイデ) ゴザル」
5 中世から近世初期にかけて地積の単位。一段の三分の二をいい、太閤検地以前は二四〇歩。それ以後は二〇〇歩を称した。大歩。
6 女郎の格付けで高級な位。品川の遊里で、揚代十匁の女郎をさしていう。
7 役者評判記の位付の一つ。「功」と同じく至の上、白極の下に位し、功よりは上極昇進の望みがある。
8 長大な打刀(うちがたな)のこと。小刀を「小」というのに対する。
〔接頭〕(体言に付く)
1 (名詞に付いて)
数量や形、または規模が大きい意を添える。「大群衆」「大豊作」「大庭園」「大工事」「大企業」「大辞典」「大転換」「大洪水」など。
の意に加えて、さらにそれを尊敬賛美する意を添える。「大先輩」「大編集者」「大社長」「大試合」など。
2 状態や程度を表す語に付いて、そのさまのはなはだしい意を添える。「大好き」「大混乱」「大好物」「大失敗」など。
3 位階、序列などを表す語に付いて、その上である意を添える。「大僧正」「大宮司」など。
〔語素〕具体的な物を表す語に付いて、その大きさとほぼ同じである意を添える。「こぶし大」「米粒大」「鶏卵大」など。
●大なり小(しょう)なり
(「大なれ小なれ」とも)大きいにしろ小さいにしろ。大小にかかわらず。ともかくも。*浄・曾我五人兄弟‐四「大なれ小なれ御身は曾我の世継也」
●大の男(おとこ)
1 大きな男。おおおとこ。
2 一人前の男。成人したりっぱな男。
●大の子(こ)
静岡県浜名郡地方で、小正月に豊産のまじないに用いる祝棒(いわいぼう)。
●大の字
⇒親見出し
●大の月(つき)
一か月の日数が、太陽暦で三一日、太陰暦で三〇日ある月。すなわち太陽暦で、一・三・五・七・八・一〇・十二の各月。⇔小の月
●大の虫を生かして小の虫を殺す
どうしてもやむをえない時には、大きなものを救うために、小さなものを犠牲にするということのたとえ。小の虫を殺して大の虫を助ける。
●大は小を=兼ねる[=叶(かな)える]
大きいものは、小さいものの代用品としても利用できる。






●大なり小(しょう)なり🔗⭐🔉振
●大なり小(しょう)なり
(「大なれ小なれ」とも)大きいにしろ小さいにしろ。大小にかかわらず。ともかくも。*浄・曾我五人兄弟‐四「大なれ小なれ御身は曾我の世継也」
●大の男(おとこ)
1 大きな男。おおおとこ。
2 一人前の男。成人したりっぱな男。
●大の子(こ)
静岡県浜名郡地方で、小正月に豊産のまじないに用いる祝棒(いわいぼう)。
●大の字
⇒親見出し
●大の月(つき)
一か月の日数が、太陽暦で三一日、太陰暦で三〇日ある月。すなわち太陽暦で、一・三・五・七・八・一〇・十二の各月。⇔小の月
●大の虫を生かして小の虫を殺す
どうしてもやむをえない時には、大きなものを救うために、小さなものを犠牲にするということのたとえ。小の虫を殺して大の虫を助ける。
●大は小を=兼ねる[=叶(かな)える]
大きいものは、小さいものの代用品としても利用できる。
だい【代】
1 家督や王位などを受け継いで、その地位にある年月の間。「親の代から」「代がかわる」
2 代わりとなるもの。代用のもの。また、つぐない。代償。代の物。*浮・武道伝来記‐四「刀の代(ダイ)に秤を腰にさして商ひはやるべし」
3 代わって仕事をする人。代人。代理人。名代(みょうだい)。代の者。*日葡辞書「Daiuo(ダイヲ) タツル」
4 代金。あたい。ねだん。しろ。「米の代を払う」「飲食代」
5 =たい(代)
6 地質時代を大きく区分したその期間。主として生物の進化に基づいて、古生代・中生代・新生代の三つに大別される。代はさらに紀・世・期に細分する。
〔接尾〕
1 家督や王位を継いだ順序を数えるのに用いる。「徳川三代の将軍」
2 年代や年齢のおおよその範囲を示すのに用いる。一九八〇年代・十代・三十代など。
中国古代の地名・国名。現在の河北・山西両省の辺境地帯。紀元前五世紀頃、非漢民族の代戎がその地に建国。漢以後は郡県として中国に編入。
中国の五胡十六国時代に、鮮卑の首長拓跋猗盧(たくばついろ)が晋によって封ぜられて建てた国(三一五〜三七六)。その後裔が北魏。
●代の物(もの)
代わりの品物。代用品。また、つぐないの物。代償。





●大の男(おとこ)🔗⭐🔉振
●大の男(おとこ)
1 大きな男。おおおとこ。
2 一人前の男。成人したりっぱな男。
●大の子(こ)
静岡県浜名郡地方で、小正月に豊産のまじないに用いる祝棒(いわいぼう)。
●大の字
⇒親見出し
●大の月(つき)
一か月の日数が、太陽暦で三一日、太陰暦で三〇日ある月。すなわち太陽暦で、一・三・五・七・八・一〇・十二の各月。⇔小の月
●大の虫を生かして小の虫を殺す
どうしてもやむをえない時には、大きなものを救うために、小さなものを犠牲にするということのたとえ。小の虫を殺して大の虫を助ける。
●大は小を=兼ねる[=叶(かな)える]
大きいものは、小さいものの代用品としても利用できる。
だい【代】
1 家督や王位などを受け継いで、その地位にある年月の間。「親の代から」「代がかわる」
2 代わりとなるもの。代用のもの。また、つぐない。代償。代の物。*浮・武道伝来記‐四「刀の代(ダイ)に秤を腰にさして商ひはやるべし」
3 代わって仕事をする人。代人。代理人。名代(みょうだい)。代の者。*日葡辞書「Daiuo(ダイヲ) タツル」
4 代金。あたい。ねだん。しろ。「米の代を払う」「飲食代」
5 =たい(代)
6 地質時代を大きく区分したその期間。主として生物の進化に基づいて、古生代・中生代・新生代の三つに大別される。代はさらに紀・世・期に細分する。
〔接尾〕
1 家督や王位を継いだ順序を数えるのに用いる。「徳川三代の将軍」
2 年代や年齢のおおよその範囲を示すのに用いる。一九八〇年代・十代・三十代など。
中国古代の地名・国名。現在の河北・山西両省の辺境地帯。紀元前五世紀頃、非漢民族の代戎がその地に建国。漢以後は郡県として中国に編入。
中国の五胡十六国時代に、鮮卑の首長拓跋猗盧(たくばついろ)が晋によって封ぜられて建てた国(三一五〜三七六)。その後裔が北魏。
●代の物(もの)
代わりの品物。代用品。また、つぐないの物。代償。





●大の子(こ)🔗⭐🔉振
●大の子(こ)
静岡県浜名郡地方で、小正月に豊産のまじないに用いる祝棒(いわいぼう)。
●大の字
⇒親見出し
●大の月(つき)
一か月の日数が、太陽暦で三一日、太陰暦で三〇日ある月。すなわち太陽暦で、一・三・五・七・八・一〇・十二の各月。⇔小の月
●大の虫を生かして小の虫を殺す
どうしてもやむをえない時には、大きなものを救うために、小さなものを犠牲にするということのたとえ。小の虫を殺して大の虫を助ける。
●大は小を=兼ねる[=叶(かな)える]
大きいものは、小さいものの代用品としても利用できる。
だい【代】
1 家督や王位などを受け継いで、その地位にある年月の間。「親の代から」「代がかわる」
2 代わりとなるもの。代用のもの。また、つぐない。代償。代の物。*浮・武道伝来記‐四「刀の代(ダイ)に秤を腰にさして商ひはやるべし」
3 代わって仕事をする人。代人。代理人。名代(みょうだい)。代の者。*日葡辞書「Daiuo(ダイヲ) タツル」
4 代金。あたい。ねだん。しろ。「米の代を払う」「飲食代」
5 =たい(代)
6 地質時代を大きく区分したその期間。主として生物の進化に基づいて、古生代・中生代・新生代の三つに大別される。代はさらに紀・世・期に細分する。
〔接尾〕
1 家督や王位を継いだ順序を数えるのに用いる。「徳川三代の将軍」
2 年代や年齢のおおよその範囲を示すのに用いる。一九八〇年代・十代・三十代など。
中国古代の地名・国名。現在の河北・山西両省の辺境地帯。紀元前五世紀頃、非漢民族の代戎がその地に建国。漢以後は郡県として中国に編入。
中国の五胡十六国時代に、鮮卑の首長拓跋猗盧(たくばついろ)が晋によって封ぜられて建てた国(三一五〜三七六)。その後裔が北魏。
●代の物(もの)
代わりの品物。代用品。また、つぐないの物。代償。





●大の字🔗⭐🔉振
●大の字
⇒親見出し
●大の月(つき)
一か月の日数が、太陽暦で三一日、太陰暦で三〇日ある月。すなわち太陽暦で、一・三・五・七・八・一〇・十二の各月。⇔小の月
●大の虫を生かして小の虫を殺す
どうしてもやむをえない時には、大きなものを救うために、小さなものを犠牲にするということのたとえ。小の虫を殺して大の虫を助ける。
●大は小を=兼ねる[=叶(かな)える]
大きいものは、小さいものの代用品としても利用できる。
だい【代】
1 家督や王位などを受け継いで、その地位にある年月の間。「親の代から」「代がかわる」
2 代わりとなるもの。代用のもの。また、つぐない。代償。代の物。*浮・武道伝来記‐四「刀の代(ダイ)に秤を腰にさして商ひはやるべし」
3 代わって仕事をする人。代人。代理人。名代(みょうだい)。代の者。*日葡辞書「Daiuo(ダイヲ) タツル」
4 代金。あたい。ねだん。しろ。「米の代を払う」「飲食代」
5 =たい(代)
6 地質時代を大きく区分したその期間。主として生物の進化に基づいて、古生代・中生代・新生代の三つに大別される。代はさらに紀・世・期に細分する。
〔接尾〕
1 家督や王位を継いだ順序を数えるのに用いる。「徳川三代の将軍」
2 年代や年齢のおおよその範囲を示すのに用いる。一九八〇年代・十代・三十代など。
中国古代の地名・国名。現在の河北・山西両省の辺境地帯。紀元前五世紀頃、非漢民族の代戎がその地に建国。漢以後は郡県として中国に編入。
中国の五胡十六国時代に、鮮卑の首長拓跋猗盧(たくばついろ)が晋によって封ぜられて建てた国(三一五〜三七六)。その後裔が北魏。
●代の物(もの)
代わりの品物。代用品。また、つぐないの物。代償。





●大の月(つき)🔗⭐🔉振
●大の月(つき)
一か月の日数が、太陽暦で三一日、太陰暦で三〇日ある月。すなわち太陽暦で、一・三・五・七・八・一〇・十二の各月。⇔小の月
●大の虫を生かして小の虫を殺す
どうしてもやむをえない時には、大きなものを救うために、小さなものを犠牲にするということのたとえ。小の虫を殺して大の虫を助ける。
●大は小を=兼ねる[=叶(かな)える]
大きいものは、小さいものの代用品としても利用できる。
だい【代】
1 家督や王位などを受け継いで、その地位にある年月の間。「親の代から」「代がかわる」
2 代わりとなるもの。代用のもの。また、つぐない。代償。代の物。*浮・武道伝来記‐四「刀の代(ダイ)に秤を腰にさして商ひはやるべし」
3 代わって仕事をする人。代人。代理人。名代(みょうだい)。代の者。*日葡辞書「Daiuo(ダイヲ) タツル」
4 代金。あたい。ねだん。しろ。「米の代を払う」「飲食代」
5 =たい(代)
6 地質時代を大きく区分したその期間。主として生物の進化に基づいて、古生代・中生代・新生代の三つに大別される。代はさらに紀・世・期に細分する。
〔接尾〕
1 家督や王位を継いだ順序を数えるのに用いる。「徳川三代の将軍」
2 年代や年齢のおおよその範囲を示すのに用いる。一九八〇年代・十代・三十代など。
中国古代の地名・国名。現在の河北・山西両省の辺境地帯。紀元前五世紀頃、非漢民族の代戎がその地に建国。漢以後は郡県として中国に編入。
中国の五胡十六国時代に、鮮卑の首長拓跋猗盧(たくばついろ)が晋によって封ぜられて建てた国(三一五〜三七六)。その後裔が北魏。
●代の物(もの)
代わりの品物。代用品。また、つぐないの物。代償。





●大の虫を生かして小の虫を殺す🔗⭐🔉振
●大の虫を生かして小の虫を殺す
どうしてもやむをえない時には、大きなものを救うために、小さなものを犠牲にするということのたとえ。小の虫を殺して大の虫を助ける。
●大は小を=兼ねる[=叶(かな)える]
大きいものは、小さいものの代用品としても利用できる。
だい【代】
1 家督や王位などを受け継いで、その地位にある年月の間。「親の代から」「代がかわる」
2 代わりとなるもの。代用のもの。また、つぐない。代償。代の物。*浮・武道伝来記‐四「刀の代(ダイ)に秤を腰にさして商ひはやるべし」
3 代わって仕事をする人。代人。代理人。名代(みょうだい)。代の者。*日葡辞書「Daiuo(ダイヲ) タツル」
4 代金。あたい。ねだん。しろ。「米の代を払う」「飲食代」
5 =たい(代)
6 地質時代を大きく区分したその期間。主として生物の進化に基づいて、古生代・中生代・新生代の三つに大別される。代はさらに紀・世・期に細分する。
〔接尾〕
1 家督や王位を継いだ順序を数えるのに用いる。「徳川三代の将軍」
2 年代や年齢のおおよその範囲を示すのに用いる。一九八〇年代・十代・三十代など。
中国古代の地名・国名。現在の河北・山西両省の辺境地帯。紀元前五世紀頃、非漢民族の代戎がその地に建国。漢以後は郡県として中国に編入。
中国の五胡十六国時代に、鮮卑の首長拓跋猗盧(たくばついろ)が晋によって封ぜられて建てた国(三一五〜三七六)。その後裔が北魏。
●代の物(もの)
代わりの品物。代用品。また、つぐないの物。代償。





●大は小を=兼ねる[=叶(かな)える]🔗⭐🔉振
●大は小を=兼ねる[=叶(かな)える]
大きいものは、小さいものの代用品としても利用できる。
だい【代】
1 家督や王位などを受け継いで、その地位にある年月の間。「親の代から」「代がかわる」
2 代わりとなるもの。代用のもの。また、つぐない。代償。代の物。*浮・武道伝来記‐四「刀の代(ダイ)に秤を腰にさして商ひはやるべし」
3 代わって仕事をする人。代人。代理人。名代(みょうだい)。代の者。*日葡辞書「Daiuo(ダイヲ) タツル」
4 代金。あたい。ねだん。しろ。「米の代を払う」「飲食代」
5 =たい(代)
6 地質時代を大きく区分したその期間。主として生物の進化に基づいて、古生代・中生代・新生代の三つに大別される。代はさらに紀・世・期に細分する。
〔接尾〕
1 家督や王位を継いだ順序を数えるのに用いる。「徳川三代の将軍」
2 年代や年齢のおおよその範囲を示すのに用いる。一九八〇年代・十代・三十代など。
中国古代の地名・国名。現在の河北・山西両省の辺境地帯。紀元前五世紀頃、非漢民族の代戎がその地に建国。漢以後は郡県として中国に編入。
中国の五胡十六国時代に、鮮卑の首長拓跋猗盧(たくばついろ)が晋によって封ぜられて建てた国(三一五〜三七六)。その後裔が北魏。
●代の物(もの)
代わりの品物。代用品。また、つぐないの物。代償。





たい‐した【大した】🔗⭐🔉振
たい‐した【大した】
〔連体〕
1 程度がはなはだしいさまにいう。多く、肯定的に評価する表現として用いるが、時に逆説的に悪い意味にも用いる。おどろくほどの。「たいした人出だ」「きみはたいした人だよ」
2 (後に打消の表現を伴って、程度がはなはだしくはないことをいう)特に言い立てるほどの。*人情・春情花の朧夜‐初「何サ体した訳ぢゃアないのサ」
たい‐して【大して】🔗⭐🔉振
たい‐して【大して】
〔副〕
1 程度がはなはだしいさまをいう。大いに。
2 (下に打消表現を伴って、程度がはなはだしくはないことをいう)とりたてていうほど。さほどに。「彼がいなくてもたいして困りはしない」
だい‐それた【大それた】🔗⭐🔉振
だい‐それた【大それた】
〔連体〕(標準やあるべき状態から大きくはずれたの意)とんでもない。ふとどきな。度はずれた。おおそれた。*俳・毛吹草‐五「だいそれた匂ひは梅のつぎほ哉」
だい‐の【大の】🔗⭐🔉振
だい‐の【大の】
〔連語〕⇒だい(大)
1、2

だい‐の‐じ【大の字】🔗⭐🔉振
だい‐の‐じ【大の字】
1 「大」という字。また、「大」の字に形が似たもの。特に、人が大の字なりに寝た形をいう。
2 =だいもんじ(大文字)の火
3 遊女が客と床につくことをいう。
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