おとなし-やか [4] 【大人しやか】 (形動)[文]ナリ🔗⭐🔉振
おとなし-やか [4] 【大人しやか】 (形動)[文]ナリ
(1)落ち着いて穏やかなさま。「―な女性」
(2)年長者らしくしっかりしているさま。「あはれ―ならんものの,聖の行きあはん所まで六代を具せよといへかし/平家 12」
(3)(年齢の割に)大人びているさま。一人前の大人であるさま。「しるしに柳を植ゑて賜はり候へと,―に申し/謡曲・隅田川」
おとな-だ・つ 【大人立つ】 (動タ四)🔗⭐🔉振
おとな-だ・つ 【大人立つ】 (動タ四)
いかにも年長者らしくみえる。「受領など―・ちぬるも/枕草子 58」
おとなっ-ぽ・い [5] 【大人っぽい】 (形)🔗⭐🔉振
おとなっ-ぽ・い [5] 【大人っぽい】 (形)
大人のようである。大人のように見える。「―・い服装」
おとな-はずか・し ―ハヅカシ 【大人恥づかし】 (形シク)🔗⭐🔉振
おとな-はずか・し ―ハヅカシ 【大人恥づかし】 (形シク)
大人の方が顔負けするくらいに大人びている。「世之介十二より声も替りて―・しくはづるとはなくに/浮世草子・一代男 1」
おとな・びる [4] 【大人びる】 (動バ上一)[文]バ上二 おとな・ぶ🔗⭐🔉振
おとな・びる [4] 【大人びる】 (動バ上一)[文]バ上二 おとな・ぶ
(1)年をとって,だんだん大人らしくなる。「学校を出たら急に―・びてきた」
(2)相当の年配になる。年が老ける。「―・び給へれどなほ花やぎたる所つきて/源氏(柏木)」
おとな-ぶ・る [4] 【大人ぶる】 (動ラ五[四])🔗⭐🔉振
おとな-ぶ・る [4] 【大人ぶる】 (動ラ五[四])
いかにも大人のように振る舞う。「―・った態度」
おとなり-ごと [0] 【御隣事】🔗⭐🔉振
おとなり-ごと [0] 【御隣事】
女児の遊戯の一。近所づきあいのまねごとをする遊び。おとなりごっこ。
おと-ね 【乙子】🔗⭐🔉振
おと-ね 【乙子】
正月最後の子の日。「初子(ハツネ)」「中の子」に対していう。「二十五日に出でくる―は,大宮の御百日にあたりけり/宇津保(蔵開下)」
→子(ネ)の日の遊び
おと-の-かべ [0] 【音の壁】🔗⭐🔉振
おと-の-かべ [0] 【音の壁】
飛行機の対気速度が音速の前後になると生ずる種々の物理現象。衝撃波の発生により抗力が増し,揚力が低下し,強い振動が起こるなど,飛行の障害となる現象をさしていった語。音速が超えがたい障壁と考えられた時代の言葉。
大辞林 ページ 140348。