南山堂医学大辞典の検索結果 (1)
逆性石ケン(鹸)[ギャクセイセッケン]
【英】inverted soap
手指の消毒に広く用いられる消毒剤で,塩化ベンザルコニウムbenzalkonium chlorideまたは塩化ベンゼトニウムbenzethonium chlorideが主成分である.一般の石ケンは陰性に荷電しているが,この石ケンは,親水性の活性部位が第四級アンモニウム塩で,陽性に荷電しているので逆性石ケンと呼ばれる.この陽電荷原子団が細菌菌体成分と反応し,殺菌効果をもつ.無臭,低毒性のため皮膚,粘膜の消毒に適している.一般細菌,真菌には有効であるが,緑膿菌,結核菌,芽胞,ウイルスなどには効力が弱い.一般の石ケンと併用すると殺菌力は減少する.
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逆性石鹸
cationic soap (n)【薬化】;inversed soap (n)【産業】;invert soap (n)【産業】;inverted soap (n)【産業】
《参考》陽性石鹸
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