南山堂医学大辞典の検索結果 (2)
エルシニア🔗⭐🔉振
エルシニア
【ラ】Yersinia
《同義語》パイフェル桿菌Pfeiffer bacillus
腸内細菌*科に属するグラム陰性短桿菌で,代表的菌種としてペスト菌*Yersinia pestis,仮性結核菌Y. pseudotuberculosis,腸炎エルシニア*Y. enterocoliticaがある.いずれの菌種も発育至適温度は27〜28℃である.ペスト菌はペスト(腺ペストや肺ペスト)の病原菌で,ネズミを介してヒトに感染する.仮性結核菌は川崎病*様臨床症状を示すエルシニア感染症yersinia infectionの病原菌で,その感染症は学童を中心にしてときどき集団発生がみられる.野生のノネズミやタヌキなどが菌を保有しており,主に飲み水を介して感染する.発症機序はスーパー抗原*性外毒素YPM(Y. pseudotuberculosis‐derived mitogen)によるT細胞の過剰活性化が関与すると考えられている.腸炎エルシニアは食中毒や 小児下痢症diarrhea in childrenの起炎菌の一つで,主に耐熱性外毒素がその発症に関与する.HLA B27と関連した反応性関節炎の起炎菌の一つでもあり,その発症機序に菌体成分とB 27抗原との抗原的類似性が考えられている.→インフルエンザ菌
エルシニア感染症[エルシニアカンセンショウ]🔗⭐🔉振
エルシニア感染症[エルシニアカンセンショウ]
【英】yersinia infection
→エルシニア
日外25万語医学用語大辞典の検索結果 (11)
エルシニア🔗⭐🔉振
エルシニア
Yersinia (n)【生物】〔SNOMED-E1684〕
《参考》エルシニア属
エルシニア−インターメディア🔗⭐🔉振
エルシニア−インターメディア
Yersinia intermedia (n)【生物】
エルシニア−エンテロコリチカ🔗⭐🔉振
エルシニア−エンテロコリチカ
Yersinia enterocolitica (n)【生物】〔SNOMED-E1687〕
《参考》エンテロコリチカ菌
エルシニア感染[症]🔗⭐🔉振
エルシニア感染[症]
Yersinia infection (n)【疾患】〔SNOMED-D0166 ICD-005.8〕
エルシニア菌食中毒🔗⭐🔉振
エルシニア菌食中毒
Yersinia enterocolitica food poisoning (n)【疾患】〔ICD-005.8〕
エルシニア−クリステンセニイ🔗⭐🔉振
エルシニア−クリステンセニイ
Yersinia kristensenii (n)【生物】
エルシニア−シュードツベルクローシス🔗⭐🔉振
エルシニア−シュードツベルクローシス
Yersinia pseudotuberculosis (n)【生物】〔SNOMED-E1686〕
《参考》偽結核エルシニア菌
エルシニア食中毒🔗⭐🔉振
エルシニア食中毒
Yersinia poisoning (n)【疾患】〔ICD-005.8〕
エルシニア属🔗⭐🔉振
エルシニア属
Yersinia (n)【生物】〔SNOMED-E1684〕
《参考》エルシニア
エルシニア−フレデリクセニイ🔗⭐🔉振
エルシニア−フレデリクセニイ
Yersinia frederiksenii (n)【生物】
エルシニア−ペスティス🔗⭐🔉振
エルシニア−ペスティス
Yersinia pestis (n)【生物】〔SNOMED-E1685〕
《参考》ペスト菌
心理学辞典の検索結果 (0)
南山堂医学大辞典+日外25万語医学用語大辞典+心理学辞典に「エルシニア」で始まるの検索結果。