外側膝状体[ガイソクシツジョウタイ]🔗⭐🔉振
外側膝状体[ガイソクシツジョウタイ]
【英】lateral geniculate body
【独】lateraler Knieh
cker
【仏】corps genouill
lat
ral
【ラ】corpus geniculatum laterale
視索*optic tractが視床後部に達してつくる小さなふくらみをいう.内部には外側膝状体背側核があり,網膜の神経節細胞の軸索である視神経線維の大部分がここに終わる.外側膝状体の神経線維はさらに視放線*optic radiationとなって,大脳皮質の一次視覚野(Brodmannの17野)に主として終わる.外側膝状体背側核は6層の神経細胞層から構成される.腹側部には大細胞性のI層とII層,背側部には小細胞性のIII〜VI層が区分される.I層,IV層,VI層は網膜からの交差性入力を受け,II層,III層,V層は網膜からの非交差性入力を受ける.網膜から外側膝状体,外側膝状体から大脳皮質視覚野への投射には,精密な局在関係が保たれている.視神経線維は外側膝状体のほかに視蓋前域,上丘superior colliculus,視交叉上核,副視索核,視床枕(核)pulvinar〔thalami〕などに達する.網膜から上行する神経路を外側膝状体を経由するものとしないものとに分けると,前者は視覚性認識に直接かかわり,後者は主として視覚性反射などにかかわるものとみられる.



外側膝状体鳥距路[ガイソクシツジョウタイチョウキョロ]🔗⭐🔉振
外側膝状体鳥距路[ガイソクシツジョウタイチョウキョロ]
【英】geniculocalcarine tract
=視放線
南山堂医学大辞典に「外側膝状体」で始まるの検索結果 1-2。