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パルチュ第I法[パルチュダイイッポウ]🔗🔉

パルチュ第I法[パルチュダイイッポウ] 【英】method of Partsch I →開窓〔術〕

パルトアウフ斑[パルトアウフハン]🔗🔉

パルトアウフ斑[パルトアウフハン] 【英】Paltauf spot →溺死

パルトグラム🔗🔉

パルトグラム 【英】partogram 【独】Partogramm 《同義語》分娩経過図 胎児心音,陣痛,子宮口開大度,先進部下降度,回旋状態などを時系列に表示し,分娩の連続的な進行過程の総合的診断と異常分娩経過の早期発見を目的とした分娩経過図をいう.パルトグラムから判別される分娩異常には, 子宮口開大の異常, 先進部下降の異常, 先進部回旋,定位異常, 陣痛の異常, 児心音の異常などがあげられる.

バルトネラ症[バルトネラショウ]🔗🔉

バルトネラ症[バルトネラショウ] 【英】bartonellosis 【独】Bartonellosis 《同義語》カリオン病Carrin's disease,オロヤ熱Oroya fever,ペルーいぼ(疣)病verruga peruana ツェツェバエ(Phlebotomus verrucarum)に媒介されるBartonella bacilliformis感染症であり,南米のペルー,エクアドル,コロンビアのアンデス山脈峡谷に限局してみられる.刺咬を受けて急性の炎症を発症する.潜伏期は約3週間でオロヤ熱(カリオン病と同義)と呼ばれる39〜40℃に達する高熱,溶血性貧血を特徴とし,脾・肝腫大,リンパ節の腫脹をも認める疾患である.そのほか頭痛,倦怠感,関節痛を伴う.貧血は急速かつ高度であり赤血球は約100万/μL台に下降する.オロヤ熱の40%に原因は不明であるがサルモネラ症を併発する.オロヤ熱の終息後数週から数ヵ月後に1〜2mm,時に数cmに達するいぼ結節(ペルーいぼ病)が顔面や四肢に出現する.診断は流行地への既往さらに血液濃塗標本中の赤血球内Bbacilliformisの確認により行われる.合併症中重要なものは各種臓器中にある結節よりの出血である.有効抗生物質はクロラムフェニコールで,高度貧血には輸血が行われる.予防にはツェツェバエに刺されないようにすること,および流行地でのテトラサイクリン少量服用である.

南山堂医学大辞典 ページ 6120