肉芽腫性大腸炎[ニクゲシュセイダイチョウエン]🔗⭐🔉振
肉芽腫性大腸炎[ニクゲシュセイダイチョウエン]
【英】granulomatous colitis
【独】granulomat
se Kolitis
【ラ】colitis granulomata
《同義語》大腸クローン病Crohn's disease of the colon,全層性大腸炎transmural colitis,限局性大腸炎regional enteritis of the colon
主として右側結腸を侵し,ときに閉塞や他の腸管,膀胱,骨盤内臓器との間に瘻孔を形成する区域性,肉芽腫性,全層性の炎症性疾患inflammatory diseaseで大腸に起こったクローン病*Crohn's diseaseと考えられている.症状は下痢,腹痛,体重減少で,進行したものでは下血,発熱,腹部腫瘤,瘻孔が認められることがある.臨床症状およびX線,内視鏡,生検所見で診断される.治療としてステロイドやサラゾスルファピリジンが用いられる.

南山堂医学大辞典 ページ 5591。