複数辞典一括検索+

胆汁うっ滞型肝炎[タンジュウウッタイガタカンエン]🔗🔉

胆汁うっ滞型肝炎[タンジュウウッタイガタカンエン] 【英】cholestatic hepatitis =胆細管〔炎〕性黄疸

胆汁欠乏症[タンジュウケツボウショウ]🔗🔉

胆汁欠乏症[タンジュウケツボウショウ] 【英】acholia 【独】Acholie 【仏】acholie 《同義語》無胆汁症 閉塞性黄疸や高度の実質性黄疸(肝細胞性黄疸)などにより,胆汁の十二指腸内への流出が欠如あるいは減少した状態をいう.胆汁の腸管内流出の減少あるいは停止により,便は胆汁色素を欠いて白色あるいは灰白色を呈し,検査上はズダンIIIなどによる脂肪滴陽性の脂肪便となる.永続すると脂肪吸収障害と共に,ビタミンD, Kなどの脂溶性ビタミンの低下,あるいはカルシウムの吸収障害などによる二次性栄養障害も出現する.

胆汁検査法[タンジュウケンサホウ]🔗🔉

胆汁検査法[タンジュウケンサホウ] 【英】bile tests 【独】Gallensaftuntersuchung 【仏】examen de bile 肝臓で産生され,胆道を経由して十二指腸に排泄される胆汁bileを検体として用いる検査法である.胆汁の採取は通常十二指腸ゾンデ(→十二指腸ゾンデ法)を挿入し,胆汁分泌,排出刺激剤(硫酸マグネシウム:メルツァー・リオン法Meltzer-Lyon method,オリ〔ー〕ブ油など)を利用して行われる.得られる胆汁の流出状況(A胆汁:胆管胆汁,B胆汁:胆嚢胆汁,C胆汁:肝胆汁の状況),色調などの肉眼的検査,ビリルビン含有量,ウロビリノーゲン,タンパク質などを化学的方法を用いて検査する.また顕微鏡的検査として沈渣,胆砂をはじめとするビリルビンカルシウム,コレステリン,シュウ酸カルシウムなどの結晶,上皮細胞,赤血球,白血球,悪性腫瘍その他の細胞成分の検索,ランブル鞭毛虫,十二指腸虫,回虫,肝ジストマなどの原虫および虫卵の検査,細菌学的検査として胆道系の感染症の原因菌の検索,および腸チフス,パラチフスの保菌者の検査などを行う.

南山堂医学大辞典 ページ 4800