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大腸クローン病[ダイチョウクローンビョウ]🔗🔉

大腸クローン病[ダイチョウクローンビョウ] 【英】Crohn's disease of the colon =肉芽腫性大腸炎

大腸憩室〔症〕[ダイチョウケイシツショウ]🔗🔉

大腸憩室〔症〕[ダイチョウケイシツショウ] 【英】diverticular disease of the colon 【独】divertikulre Erkrankung des Dickdarmes 【仏】colopathies diverticulaires 《同義語》大腸憩室疾患,大腸憩室病 大腸に生じる憩室には,腸管壁の全層が嚢胞状に突出する真性憩室と,憩室壁に筋層がない仮性憩室pseudodiverticulumがあるが,大部分は仮性憩室である.本症の発見頻度は加齢と共に上昇する.若年者では右側大腸のみの発生が多いが,高齢者では左右大腸に同様に分布し,多発例が増加する.本症の成因には内圧の亢進と腸管壁の抵抗性の減弱が関与している.合併症としては憩室炎diverticulitisと憩室出血があり,いずれも左側大腸の憩室に起こりやすい.

大腸腺腫[ダイチョウセンシュ]🔗🔉

大腸腺腫[ダイチョウセンシュ] 【英】colonic adenoma →腺腫性ポリープ

大腸チフス[ダイチョウチフス]🔗🔉

大腸チフス[ダイチョウチフス] 【英】colotyphoid 【独】Colotyphus 【仏】colotyphode 腸チフスの際の腸の病変は通常回腸下部に著明であるが,大腸にもしばしば始部に軽度の病変が及ぶ.古い記載によれば,まれに病変が大腸に強いか,または大腸のみに存在することがあり,大腸チフスと呼ばれた.大腸では盲腸部の病変の頻度が高く,上行結腸まで侵されるものがこれに次ぎ,まれにはその全長にわたって直腸下端まで侵されるという.クロラムフェニコール治療が確立されてからは本症の死亡例はほとんど皆無となり,近年はこのような腸管の病理解剖学的変化に関する報告はないし,また,臨床的にもとくに大腸の病変を示唆する所見は得られていない.

南山堂医学大辞典 ページ 4645