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苔癬様発疹[タイセンヨウホッシン]🔗🔉

苔癬様発疹[タイセンヨウホッシン] 【英】lichenoid eruption →苔癬 

大槽穿刺法[ダイソウセンシホウ]🔗🔉

大槽穿刺法[ダイソウセンシホウ] 【英】cisternal puncture 【独】Zisternenpunktion 【仏】ponction cisternale 《同義語》後頭下穿刺法suboccipital puncture,チステルナ穿刺法Zisternenpunktion 脳脊髄液の検査は一般に腰椎穿刺によるが,特殊な場合には大槽を穿刺する場合がある.脊髄・脊椎になんらかの病変(主に腫瘍)があり病変の上限を知るための下行性ミエログラフィ,病変より頭側の髄液の検査を必要とするとき,腰椎穿刺がなんらかの理由で不能のときなどである.穿刺は一般に座位で患者の頚部を屈曲して行い,後頭骨と第一頚椎(環椎)の間で行う.あらかじめ深さを推測しておき5〜6cm以上深く穿刺しないようにする.座位の場合は髄液圧は陰圧となるので注射筒で吸引して針先が大槽内にあることが確かめられる.

対側打撃[タイソクダゲキ]🔗🔉

対側打撃[タイソクダゲキ] 【英】contrecoup 【独】Gegensto 【仏】contrecoup 頭部に外力が加わった場合,外力が直接作用した部位に脳挫傷が発生する(coup lesion)が,この衝撃作用が加わった部位とは反対側にも脳挫傷が生ずる.後者を対側打撃損傷contrecoup lesionという.発生機序としては,頭部外傷時に頭蓋骨と脳との間に運動にずれが生じ,このときに生じた陰圧によってひき起こされるという説が一般的である.転倒時や墜落時においては,coup lesionは認められないが,contrecoup lesionが著明なことがある.→反動損傷

南山堂医学大辞典 ページ 4634