苔癬状結核[タイセンジョウケッカク]🔗⭐🔉振
苔癬状結核[タイセンジョウケッカク]
【ラ】tuberculosis lichenoides
=腺病性苔癬
苔癬状類乾癬[タイセンジョウルイカンセン]🔗⭐🔉振
苔癬状類乾癬[タイセンジョウルイカンセン]
【英】parapsoriasis lichenoides
《同義語》異型類乾癬parakeratosis variegata
網状の紅褐色紅斑と丘疹,鱗屑の認められる類乾癬*の一病型である.仏学派は,粗大な網状ないし大理石紋様の紅斑と落屑を呈し,萎縮をまったく示さないものを異型類乾癬,網状の紅斑,丘疹に加え萎縮,ポイキロデルマpoikiloderma(多形皮膚萎縮症*)様の色素沈着を伴うものを狭義の苔癬状類乾癬と区別していた.前者は滴状類乾癬*の一亜型,後者はポイキロデルマ様変化・網状紅斑を呈し,菌状息肉症(→菌状息肉腫(症))へ移行しうる大局面型斑状類乾癬(→局面性類乾癬)の一亜型とする考え方が有力である.
大前庭腺[ダイゼンテイセン]🔗⭐🔉振
大前庭腺[ダイゼンテイセン]
【英】glandula vestibularis major
=バルトリン腺
大泉門[ダイセンモン]🔗⭐🔉振
大泉門[ダイセンモン]
【英】anterior fontanelle
【独】Stirnfontanelle
【仏】fontanelle ant
rieure ou bregmatique
【ラ】fonticulus anterior
《同義語》前泉門
頭蓋冠にある6個の泉門*のうちで最大のもの.新生児には前頭縫合があり,前頭骨は左右に分かれている.大泉門は左右の前頭骨と左右の頭頂骨によって囲まれるので菱形を呈する.その前後径は約4cm,横径は約2.5cmであり,菱形の各頂点は前頭縫合・矢状縫合・冠状縫合に続いている.泉門があり,縫合がゆるく結合することにより,頭蓋冠の形は容易に変わり得る.これは出産時に狭い産道を大きな頭蓋が通り抜けるのに便利な構造といえる.大泉門は生後次第に縮小し,生後2年で完全に閉鎖するに至る.もし閉鎖遅延があれば,骨化障害,たとえばくる病などの存在が疑われる.大泉門部を皮膚(頭皮)の上からみると,心臓の鼓動に一致する拍動がある.大泉門の内側には上矢状静脈洞が接している.

南山堂医学大辞典 ページ 4633。