接触感染[セッショクカンセン]🔗⭐🔉振
接触感染[セッショクカンセン]
【英】contact infection
→感染経路
接触恐怖[セッショクキョウフ]🔗⭐🔉振
接触恐怖[セッショクキョウフ]
【仏】folie du contact
→恐怖症
接触式サーモグラフィー[セッショクシキサーモグラフィー]🔗⭐🔉振
接触式サーモグラフィー[セッショクシキサーモグラフィー]
【英】contact thermography
=コンタクトサーモグラフィー
接触出血[セッショクシュッケツ]🔗⭐🔉振
接触消化[セッショクショウカ]🔗⭐🔉振
接触消化[セッショクショウカ]
【英】contact digestion
=膜消化
摂食障害[セッショクショウガイ]🔗⭐🔉振
摂食障害[セッショクショウガイ]
【英】eating disorder
【独】E
st
rung
摂食障害はDSM-III-R(1987)では神経性食欲不振症,神経性大食症,異食症,幼児期の反芻(すう)性障害と特定不能の摂食障害に分類されているが,これらのうちの代表は神経性食欲不振症*と神経性大食症(→過(大)食症)である.またICD-10では生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群の中に摂食障害が位置づけされ,その下位分類として神経性食欲不振症,非定型神経性食欲不振症,神経性大食症,非定型神経性大食症,他の心理的障害と関連した過食や嘔吐,他の摂食障害,摂食障害特定不能のものに分けられている.神経性食欲不振症では体重が期待される値より少なくとも15%以上下まわり,肥満への恐怖が存在する.体重減少は「太る食物」を避け,視床下部下垂体性腺系を含む広範な内分泌系の障害として女性では無月経*がみられ,成長ホルモンの上昇や甲状腺ホルモンによる末梢の代謝の変化やインスリン分泌の異常が認められることがある.一方,神経性大食症は発作的に繰り返される過食と体重のコントロールに過度に没頭することが特徴で,発症年齢は神経性食欲不振症よりもやや高い傾向がみられる.過食のあと嘔吐を繰り返すことにより電解質の異常や身体的合併症が生じることがある.わが国では厚生省特定疾患神経性食欲不振症調査研究班により, 1)標準体重の−20%以上のやせ, 2)食行動の異常(不食,大食,かくれ食い), 3)体重や体型についてのゆがんだ認識(体重増加に対する極端な恐怖など), 4)発症年齢30歳以下, 5)女性ならば無月経, 6)やせの原因と考えられる器質性疾患がないことが診断基準として知られ,これらのうち1), 2), 3), 5)は既往歴を含むとしている.器質性以外には精神分裂病による奇異な拒食,うつ病による食欲不振,単なる心因反応による一時的な摂食低下なども鑑別することが必要である.


南山堂医学大辞典 ページ 4260。