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塵埃感染[ジンアイカンセン]🔗🔉

塵埃感染[ジンアイカンセン] 【英】dust〔borne〕infection →感染経路

塵埃細胞[ジンアイサイボウ]🔗🔉

塵埃細胞[ジンアイサイボウ] 【英】dust cell 【独】Staubzelle 気道から吸入された粉塵を気道壁で,あるいは肺胞内で貪食した大食細胞alveolar macrophage(マクロファージ)の通称名であり,多くの塵埃はこのように塵埃細胞に担われた形で気管支粘膜上の粘液のフィルムのエスカレーターに乗って大気管支にまで運ばれ,咳反射で喀出されてしまうが,一部のものはこの形で組織内に入り,リンパ管に沿った結合〔組〕織やリンパ節内で細胞の死につれて沈着する.ちなみに喀痰細胞診では塵埃細胞の存在が痰が取れていることの目印となる.

塵埃モニター[ジンアイモニター]🔗🔉

塵埃モニター[ジンアイモニター] 【英】dust monitor =ダストモニター

心アミロイドーシス[シンアミロイドーシス]🔗🔉

心アミロイドーシス[シンアミロイドーシス] 【英】cardiac amyloidosis 【独】Herzamyloidose 【仏】amylodose cardiaque 老人の心臓はアミロイド沈着の好発部位である(老人性心アミロイドーシスsenile cardiac amyloidosis).アミロイドーシスには原発性,続発性,骨髄腫に伴うもの,限局性,家族性などが分類されるが,分類の如何を問わず高度の沈着により心不全,各種不整脈,急死などの心症状を呈するものを心アミロイドーシスと称する.〔病理〕 肉眼では心房内膜の小結節を発見しやすい.組織学的には心筋間質に沈着して次第に個々の心筋細胞を取り囲み,細胞はやがて萎縮しついにアミロイドで置換される.〔症状〕 疲労,浮腫,呼吸困難などであり,心不全は難治性でジギタリス中毒を生じやすい.心電図は前胸部誘導のQS,肢誘導低電位,伝導障害などが特色である.心エコー図は左室壁厚の増加,駆出分画の低下などに留意する.〔診断〕 老人の原因不明の心不全では本症の可能性も考慮に入れて上述の検査を行い,確認には心生検や直腸・皮膚などの生検を行う.治療は特異的なものはないので,心不全に対してはジギタリス以外の強心利尿薬を用いる.

南山堂医学大辞典 ページ 3650