複数辞典一括検索+

小字症[ショウジショウ]🔗🔉

小字症[ショウジショウ] 【英】micrographia 【独】Mikrographie 【仏】micrographie 書字に際して文字が徐々に小さくなる症状.パーキンソン病またはパーキンソン症候群(パーキンソニズム)に特徴的な書字障害dysgraphiaとされ,すくみ現象freezing phenomenonの一つのあらわれと考えられることが多い.20世紀初頭,A. PickやS.A.K. Wilsonによって詳しく検討された.最近,大脳基底核や前頭葉・頭頂葉病変で,病変とは反対側の手にmicrographiaが他のparkinsonismを伴わず発現することが明らかにされ注目されている.逆に書字に際して文字が大きくなる症状を大字症macrographiaという.

小視症幻覚[ショウシショウゲンカク]🔗🔉

小視症幻覚[ショウシショウゲンカク] 【英】microptic hallucination =小人(こびと)幻覚

焼死体[ショウシタイ]🔗🔉

焼死体[ショウシタイ] 【英】burned body →焼死

硝子体[ショウシタイ]🔗🔉

硝子体[ショウシタイ] 【英】vitreous body 【独】Glaskrper 【仏】corps vitr 【ラ】corpus vitrei 硝子体は網膜,毛様体,水晶体に囲まれた硝子体腔vitreous cavityを満たすゲル様組織で,中間透光体を形成するとともに,眼球内圧の維持にも関与している.眼球容積の4/5を占め,その99%は水で,人間では約4.0 gである.硝子体のゲル構造は膠原線維とボール状になったヒアルロン酸との二重の網目構造になっていて,これが大きな含水能力をもつ原因である.硝子体の網膜に接する部を硝子体皮質vitreous cortexといい,膠原線維collagenous fiberの密度がとくに高い.

南山堂医学大辞典 ページ 3499