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ルーザー骨改変層[ルーザーコツカイヘンソウ]🔗🔉

ルーザー骨改変層[ルーザーコツカイヘンソウ] 【英】Looser's trasformation zone 【独】Looser-Umbauzone 《同義語》骨改変層,吸収層,偽骨折pseudofracture 骨軟化症によくみられる所見である.疲労骨折の一種と考えられており,石灰化がみられない類骨組織がX線透亮帯としてみられる.多くの場合骨の辺縁にほぼ直交する形で骨硬化像に囲まれた透亮帯としてみることができる.時に長管骨にあっては骨を横断する形でみられることがある.Looser's zoneの好発部位は鎖骨,肩甲骨外側縁,肋骨,骨盤,大腿骨頚部,前腕骨などである. Looser's z.は骨軟化症に特徴的な所見であるが,骨形成不全症,線維性骨異形成症,変形性骨炎(Paget病)などでもみられることがある.Looser's z.が多発する場合,ミルクマン症候群Milkman's syndromeという(Emil Looserはスイスの外科医,1877-1936).

南山堂医学大辞典 ページ 7962 でのルーザー骨改変層[ルーザーコツカイヘンソウ]単語。