マイスネル神経叢[マイスネルシンケイソウ]🔗⭐🔉振
マイスネル神経叢[マイスネルシンケイソウ]
【英】Meissner plexus
【独】Meissner-Plexus
《同義語》粘膜下神経叢submucous plexus
消化管の粘膜下層に存在する神経叢で,神経線維が網目状に走りその交わる部分に数個〜数十個の神経細胞体が集合して神経節を形成する.粘膜下層にあることから粘膜下神経叢というが,Meissner(1957)によって記載されたのでマイスネル神経叢の名がある.本神経叢の神経細胞は粘膜筋板および腺へ線維を送り,筋層間に存在する筋層間神経叢(アウエルバッハ神経叢*Auerbach plexus)とも連絡し,両者併せて腸壁内神経叢*enteric plexusという.本神経叢は粘膜上皮や腺の機能を制御しまた筋層間神経叢とともに腸反射の発現に与ると推測されているが,まだ不明の点も多い(Georg Meissnerはドイツの解剖学者,生理学者).
南山堂医学大辞典 ページ 7207 での【マイスネル神経叢[マイスネルシンケイソウ]】単語。