ポッツ手術［ポッツシュジュツ］ 【英】Potts operation 【独】Potts-Operation 【仏】opration de Potts 《同義語》ポッツ・スミス手術Potts-Smith operation，ポッツ・スミス・ギブソン手術Potts-Smith-Gibson operation 下行大動脈‐肺動脈吻合術．ファロー四徴症^＊や肺動脈閉鎖症などの肺血流障害に対する姑息的手術であり，左肺動脈と下行大動脈を側々吻合して動脈血を肺動脈に短絡させ，肺血流量の増加により動脈血の酸素飽和度を上昇させる．手技が複雑であるため，現在では左鎖骨下動脈を使用するブレロック・トーシック手術^＊Blalock-Taussig operationが汎用されている（Willis John Pottsはアメリカの外科医，1895-1968）．