フェノール🔗🔉

フェノール 【英】phenol 【独】Phenol 【仏】phnol 【ラ】phenolum 《同義語》石炭酸 無色〜わずかに赤色の針状結晶または結晶性の塊で特異なにおいがある.3〜4%水溶液を消毒殺菌薬として用いる.強い腐食作用があり,タンパク質を凝固し,組織を腐食する.胃腸管から速やかに吸収され,延髄をはじめ興奮し,次いで麻痺する.体内で,硫酸,グルクロン酸の抱合体に変化するほか,カテコールやキノールに酸化された後,尿中に排泄される.これが大気に触れると再び分解し,暗緑色のいわゆる石炭酸尿となる.中毒には胃洗浄の後,オリ〔ー〕ブ油またはヒマシ油を服用させ,含糖石灰を与え,水溶性のカルシウム塩として解毒するか,薬用炭を与えて吸着させる.アルキル基,ハロゲンなどの置換により殺菌作用が増強され,毒性が低減するので,現在では消毒薬としてはクレゾール,逆性石ケン類などが用いられる.

南山堂医学大辞典 ページ 6527 でのフェノール単語。