肥満細胞[ヒマンサイボウ]
【英】mast cell
【独】Mastzelle
【仏】mastocyte
【ラ】granulocytus basophilus textus
《同義語》肥胖細胞
ヘパリン,ヒスタミン,セロトニン,白血球招集因子,グルクロン酸分解酵素,ヘキソースアミン分解酵素などを含有する
分泌顆粒*を細胞質内に充満させるという特徴を示す間葉由来性の
遊走細胞*であるが,小血管壁に沿う位置にとくに多く存在する.肥満細胞は体内に侵入した異物を検出すると顆粒を放出し,体内のアレルギー反応と局所的炎症反応の引き金役を果たす.