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BPD[ビーピーディー1]🔗🔉

BPD[ビーピーディー1] 【英】biparietal diameter 【独】grosser querer Durchmesser 【仏】diamtre biparital 【ラ】diameter biparietalis 両側頭頂結節間距離を大横径biparietal diameter(BPD)と称し,児頭の最も大きな横径となっている.この値は骨産道を児頭が通過するに際してその可否を判定するのに重要なものとされてきた.しかし,超音波計測で大横径を求める目的はむしろ胎児の発育や妊娠週数を判定することに主眼を置く.妊娠10週頃から超音波計測が可能となり,その後,全妊娠期間にわたって計測が行われる.その方法として,超音波Bモードの画像において頭蓋内の特別な構造を手掛かりに行うことが今日推奨されるが,要は左右対称構造であることの確認と最大径での測定の2点にある.大横径は身体各部計測のなかで再現性が高いことに特徴がある.それにしても,他の計測と同様,測定法,測定の精度,参照する基準値に考慮することが重要である.測定の装置としては,今日電子スキャンなどのリアルタイム超音波診断装置の応用がほとんどである.

南山堂医学大辞典 ページ 6354 でのBPD[ビーピーディー1]単語。