白血球[ハッケッキュウ]🔗⭐🔉振
白血球[ハッケッキュウ]
【英】white blood cell(WBC),leukocyte
【独】Leukozyt, weisses Blutk
rperchen
【仏】leucocyte
末梢血の血球の中で核を有する細胞で,多数集めると肉眼的に白色を呈することからこの名がある.白血球は起源や形態から,顆粒球*,単球*およびリンパ球*に分けられ,顆粒球は更に好中球*,好酸球*および好塩基球*に分けられる.正常人の白血球数は4,000〜9,000 /μLで,そのうち好中球は45〜65%を占めている.顆粒球と単球は骨髄*で,リンパ球は主としてリンパ組織で産生され,成熟したものが末梢血に出現してくる.これらの各白血球は,それぞれに特有の機能をもっており,いずれも主として血管外に遊出してその機能を発揮する.例えば好中球は,遊走能,貪食能および殺菌能などにより主として感染防御に役立っている.

南山堂医学大辞典 ページ 6039 での【白血球[ハッケッキュウ]】単語。