内反肘[ナイハンチュウ]🔗⭐🔉振
内反肘[ナイハンチュウ]
【英】cubitus varus deformity
【ラ】cubitus varus
《同義語》銃床変形gun stock deformity
肘関節では手掌を前方に向けた位置で内方に偏した,すなわち尺骨側に曲がった肢位を内反肘とし,その逆を外反肘*とする.正常では15°前後の外反位にあり,これをcarrying angleと呼ぶ.内反位にあればこの点,病的であるが,20°以上の内反は機能的にはさして問題はないが,外見上は好ましくない.原因のほとんどは幼・小児期の上腕骨顆上骨折の整復不全による変形治癒である.20°以上の例には上腕骨下部の矯正骨切り術(osteotomy)が行われる.
南山堂医学大辞典 ページ 5546 での【内反肘[ナイハンチュウ]】単語。