内視鏡的ポリペクトミー[ナイシキョウテキポリペクトミー]🔗⭐🔉振
内視鏡的ポリペクトミー[ナイシキョウテキポリペクトミー]
【英】endoscopic polypectomy
胃,十二指腸,大腸などのポリープ*を内視鏡(胃ファイバースコープ,大腸ファイバースコープ)を用いて,その基部にスネアーsnareをかけ,高周波電流にて凝固しながら切除することをいう.対象となるポリープは主として有茎性または亜有茎性のものであるが,ときには無茎性のものを何回かの操作に分けて切りとる(ピースミール・ポリペクトミーpiecemeal polypectomy)こともある.表面型病変ではそのままではスネアーがかかりにくいので,病変直下の粘膜下層に生食液などを局注して全体を膨隆させてポリペクトミーする(国内ではendoscopic mucosal resection(EMR)が一般的であるが,欧米ではsubmucosal injection polypectomyが多い).この場合も一括で切除できなくて,分割になることもある.胃,大腸においては腺腫*,腺腫内癌の診断,治療に大きな役割を演じている.
南山堂医学大辞典 ページ 5530 での【内視鏡的ポリペクトミー[ナイシキョウテキポリペクトミー]】単語。