胆汁うっ滞[タンジュウウッタイ]🔗⭐🔉振
胆汁うっ滞[タンジュウウッタイ]
【英】cholestasis
【独】Cholestase
【仏】cholestase
胆汁うっ滞とは,種々の原因によって肝細胞の胆汁分泌機構が障害され,胆道系に流出すべき胆汁諸成分が,肝組織内に沈着し,血中に停滞する病態をいう.臨床的にはそう痒感を伴う黄疸を呈し,検査上は血中ビリルビン,アルカリホスファターゼ,コレステロールが上昇し,組織学的には肝細胞,星細胞に胆汁色素沈着と毛細胆管内に胆栓形成をみる.原因として主要胆管の閉塞による閉塞性黄疸*obstructive jaundice,肝外胆汁うっ滞extrahepatic cholestasisと,肝内外の主要胆管に閉塞をみない肝内胆汁うっ滞*intrahepatic cholestasisがある.
南山堂医学大辞典 ページ 4800 での【胆汁うっ滞[タンジュウウッタイ]】単語。