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大腸バランチジウム[ダイチョウバランチジウム]🔗🔉

大腸バランチジウム[ダイチョウバランチジウム] 【ラ】Balantidium coli 繊毛虫類Ciliataに属する原虫で,大腸バランチジウム症balantidiasis,balantidosisの病原体.感染は世界各地のブタにみられるが非病原性である.しかし,ヒトに感染して大腸粘膜に潰瘍を形成すれば,粘血便や体重減少を起こす.本虫の栄養型は長径50〜100 μm,幅40〜60μmで体表が線(繊)毛におおわれ,活発に運動する.体には細胞口,食胞,収縮胞,大核,小核などを有し下痢便中に,嚢子は径45〜60 μmの大きさで有形便中に排出される.治療にはメトロニダゾールが有効である.

南山堂医学大辞典 ページ 4646 での大腸バランチジウム[ダイチョウバランチジウム]単語。