大腿四頭筋拘縮症[ダイタイシトウキンコウシュクショウ]🔗⭐🔉振
大腿四頭筋拘縮症[ダイタイシトウキンコウシュクショウ]
【英】quadriceps contracture
【独】Quadrizepskontraktur
《同義語》大腿四頭筋短縮症quadriceps muscle contracture, quadrizepsmyopathische Kontraktur
大腿四頭筋(大腿直筋,外側広筋,中間広筋,内側広筋の4つで構成)の一部が線維化し,筋肉が伸展性を失って短縮するために起こる疾患である.このため大腿四頭筋短縮症とも呼ばれる.症状は歩容異常がほとんどで分回し跛(は)行が現れ,疾走しづらくなる.立位になると出尻りの状態を示す.病因は大部分が後天性で幼児期に大腿部に注射を受けた既往があり,そのような場合は大腿部に陥凹や筋肉の索状硬結をみることが多い(→グロス三角部).筋変性の部位で直筋型,広筋型,混合型の3型に分類される.
南山堂医学大辞典 ページ 4638 での【大腿四頭筋拘縮症[ダイタイシトウキンコウシュクショウ]】単語。