大柴胡湯[ダイサイコトウ]
柴胡6,半夏4,黄

・芍薬・大棗各3,枳実2,大黄1,生姜0.5(成人標準1日量)からなる.
小柴胡湯*と並ぶ柴胡剤の代表的な処方であり,胸脇苦満がいっそう顕著に認められる.がっちりした体格で便秘傾向がある.枳実,芍薬,大黄には鎮痙,消炎の作用があるので腹痛を伴う例によい.胆石症,
胆嚢炎*,
肝炎*,高血圧症,胃炎,常習性便秘(
→慢性便秘),
糖尿病*,
気管支喘息*,
不眠症*などに多く用いられる.
南山堂医学大辞典 ページ 4588 での【大柴胡湯[ダイサイコトウ]】単語。