大球性貧血[ダイキュウセイヒンケツ]🔗⭐🔉振
大球性貧血[ダイキュウセイヒンケツ]
【英】macrocytic anemia
【独】makrozyt
re An
mie
【仏】an
mie macrocytique
【ラ】anaemia macrocytica
MCV*が正常値より大きい貧血をいう.末梢血塗抹標本上でも赤血球の平均的容積は正常赤血球(直径7 μm)より大きい.一般に,赤血球容積が大きくなると1個あたりの赤血球に含まれるヘモグロビン量は増加するので,典型的な大球性貧血ではMCVの増加とともにMCH*の増加がみられ,MCHC*は正常である.大球性貧血は巨赤芽球性貧血*(ビタミンB12,または葉酸欠乏による貧血)の場合に典型的である(MCV 120〜140 fL).そのほか,溶血性貧血*や出血後の回復期で網赤血球の多い時,再生不良性貧血*,甲状腺機能低下症*や肝疾患に伴う貧血に認められる.



南山堂医学大辞典 ページ 4579 での【大球性貧血[ダイキュウセイヒンケツ]】単語。