体外衝撃波胆石破砕療法[タイガイショウゲキハタンセキハサイリョウホウ]🔗⭐🔉振
体外衝撃波胆石破砕療法[タイガイショウゲキハタンセキハサイリョウホウ]
【英】extracorporeal shock wave lithotripsy(ESWL)
すでに腎臓結石の治療に用いられていた衝撃波療法を,1986年,旧西ドイツのMunichグループが胆嚢胆石の破砕に応用して成功,1988年,175例の治療成績を発表して世界の注目を浴びた.装置には電極放電方式,圧電効果方式,電磁交換方式,火薬起爆方式があり,次々と改良が進められている.体外から照射した衝撃波エネルギーによって胆嚢内にある胆石を1〜2mm程度の破砕片に砕き,胆嚢から流出させようとするものである.破砕と流出という2つの過程を経るために,石灰化のないコレステロール石*であること,直径30mm以下で3個以内であること,胆嚢の収縮力が保たれていることなどの適応条件がある.数回の照射を繰り返す.破砕後に胆石溶解療法*を併用することが多い.
南山堂医学大辞典 ページ 4575 での【体外衝撃波胆石破砕療法[タイガイショウゲキハタンセキハサイリョウホウ]】単語。