奏効細胞[ソウコウサイボウ]🔗⭐🔉振
奏効細胞[ソウコウサイボウ]
【英】effector cell
【独】Effektor-Zelle
《同義語》効果細胞
1)自律神経奏効器官(心,腺,腸管など)で神経末端部に局在していて,伝達物質の受容体の存在する細胞をいう.神経のインパルスにより遊離された伝達物質は受容体と結合して,奏効細胞の興奮あるいは抑制を起こし,器官の機能を発揮,もしくは抑制させる. 2)細胞性免疫担当細胞は調節細胞regulator cellと奏効細胞effector cellに大別される.奏効細胞にはキラーT細胞*,K細胞*,NK細胞(ナチュラルキラー細胞*),LAK細胞*,マクロファージ*が含まれ,その作用は調節細胞であるヘルパー,サプレッサーT細胞*により調節される.免疫監視機構*の一員として,絶えず生体内に発生または侵入する異型細胞,微生物,移植片などの破壊,処理に働く.
南山堂医学大辞典 ページ 4469 での【奏効細胞[ソウコウサイボウ]】単語。