食作用[ショクサヨウ]🔗⭐🔉振
食作用[ショクサヨウ]
【英】phagocytosis
【独】Phagozytose
【仏】phagocytose
《同義語》貪食作用,捕食現象,貪食能phagocytic capacity
細胞が細菌や外来性の異物,寿命のきた血球や壊死性の組織成分など,形のある,ある程度大きな物質を細胞内に取り込む作用をいう.この食作用の旺盛な細胞が好中球*やマクロファージ*などに代表される食細胞*で,偽足で包みこむように,細胞内に取り込まれた物質は,1層の膜で囲まれた貪食空胞phagosomeを形成し,リソソーム酵素によって消化される.食作用は,抗体(オプソニン*)や補体の存在により増強されるが,これは食細胞表面に抗体のFc部分や補体成分に対する特異的レセプターが存在するためである.
南山堂医学大辞典 ページ 3581 での【食作用[ショクサヨウ]】単語。