小視症[ショウシショウ]
【英】micropsia
【独】Mikropsie
【仏】micropsie
【ラ】micropsia
物体の像が小さく見えること.物の形が変形して見えることを
変視症*というが,その中で大きさが異なるのは
大視症*と小視症に分けられる.黄斑部浮腫をきたす疾患でみられ,とくに中心性網脈絡膜炎の場合に多い.その他,長期の炎症時の類嚢胞状黄斑浮腫,
調節麻痺*,輻湊麻痺のときにもみられる.ヒステリー状態のときも一過性に小視症を訴えることがある.原因疾患があればそれに対する治療を行う.一般的に視力の予後はよい.