小柴胡湯[ショウサイコトウ]🔗⭐🔉振
小柴胡湯[ショウサイコトウ]
柴胡7,半夏5,黄
・大棗・人参各3,甘草2,生姜0.5(成人標準1日量)からなる.柴胡剤に共通にみられる左右両側あるいは一側の季肋部の圧重感と同部の抵抗・圧痛が重要な目標で,この現象は胸脇苦満(きょうきょうくまん)と呼ばれている.横隔膜周辺臓器の炎症を反映するものであろう.本方は口苦,食欲不振,疲れやすいなどの不定愁訴を目標とし,かつては肺結核に,現在は肝炎*に多く用いられる.その他,呼吸器,消化器疾患に広く用いられる.

南山堂医学大辞典 ページ 3494 での【小柴胡湯[ショウサイコトウ]】単語。