アウエルバッハ神経叢[アウエルバッハシンケイソウ]
【英】Auerbach's plexus
【独】Auerbach-Plexus
【仏】plexus d'Auerbach
【ラ】plexus Auerbachi
《同義語》筋層間神経叢plexus myentericus
上・下腸間膜動脈神経叢および胃神経叢から出る枝は,胃腸壁に入り腸筋神経叢をつくる.外層の縦走筋層と内層の輪走筋層との間に存在する多数の小さな神経節を有する神経叢をアウエルバッハ神経叢または筋層間神経叢という.粘膜下層には粘膜下神経叢が,漿膜下には漿膜下神経叢が認められ,前記3者を総称して腸筋神経叢plexus entericus(enteric plexus)という.アウエルバッハが1862年にこの神経叢を神経節と共に発見し,アウエルバッハ神経叢と名付けた(Leopold Auerbachはドイツの解剖学者,1828-1897).
南山堂医学大辞典 ページ 29 での【アウエルバッハ神経叢[アウエルバッハシンケイソウ]】単語。