杯細胞[サカズキサイボウ]🔗⭐🔉振
杯細胞[サカズキサイボウ]
【英】goblet cell
【独】Becherzelle
【仏】cellule caliciforme
【ラ】exocrinocytus caliciformis
《同義語》杯状細胞cellula caliciformis
腸管と気道の粘膜上皮にみられる粘液分泌性細胞であり,その名は粘液顆粒で膨満した細胞質部分とそれよりも下方で急に細まる細胞核周囲部分がワイングラスを思わせる一つの輪郭を示すことによる.杯細胞が分泌する粘液は分子量約200万の糖タンパク*を主成分とするが,これは多量のスルホン基を含むため,塩基性色素(トルイジンブルー,チオニンなど)で染色したときにメタクロマジー metachromasiaをひき起こす.
南山堂医学大辞典 ページ 2821 での【杯細胞[サカズキサイボウ]】単語。