咬反射[コウハンシャ]🔗⭐🔉振
咬反射[コウハンシャ]
【英】mastication reflex
【独】Kaureflex
【仏】r
flexe de mastication
《同義語》咀嚼反射,顎反射masseteric reflex
咀嚼には咀嚼筋を中心として口唇筋や舌筋などを含めた多数の筋肉が関与しており,全体として組織化された秩序ある運動が形成される.咀嚼運動は反射的に行われ,咬反射,咀嚼反射あるいは顎反射とも呼ばれる.反射の中枢は延髄と中脳にあり,さらに上位の中枢として大脳皮質がある.反射の求心路は三叉・舌咽神経で,遠心路は三叉・顔面および舌下神経である.閉口反射gnawing reflexおよび摺り合わせ反射ruminatory reflexは咀嚼反射の特殊な場合または構成要素とも考えられている.

南山堂医学大辞典 ページ 2505 での【咬反射[コウハンシャ]】単語。