アメーバ性肝膿瘍[アメーバセイカンノウヨウ]🔗⭐🔉振
アメーバ性肝膿瘍[アメーバセイカンノウヨウ]
【英】amoebic liver abscess
【独】Amoebenleberabsze
【仏】abc
s h
patique
l'amibe
赤痢アメーバ*Entamoeba histolyticaが大腸より門脈を通って肝臓に運ばれ,門脈の局所性塞栓を生じて,アメーバのタンパク融解酵素によって肝実質が破壊されて膿瘍をつくる.孤立性で大きく,肝右葉の表面に近いところに多い.発熱,右季肋部痛,肝腫大が主な徴候で,胸部X線検査で右横隔膜の局所性挙上を認める.CT像では円形の低濃度域,超音波像では低エコー域として描出される.アメーバに対する抗体の血清学的診断法でほとんど陽性となる.エメチン,クロロキン,メトロニダゾールが有効である.




南山堂医学大辞典 ページ 170 での【アメーバ性肝膿瘍[アメーバセイカンノウヨウ]】単語。