偽近視[ギキンシ]🔗⭐🔉振
偽近視[ギキンシ]
【英】pseudomyopia
【独】scheinbare Kurzsichtigkeit
【仏】pseudo-myopie
【ラ】pseudomyopia
《同義語》仮性近視
屈折性近視 refractive myopia の一種で,調節痙攣 accommodative spasmによって一時的に近視の状態になったもの.縮瞳薬の点眼,薬物中毒,食中毒,外傷などが原因で,毛様体筋*が痙攣することによって生じる.治療としてはアトロピンを点眼する.わが国では,勉強,読書などの近業を続けると毛様体筋が異常に緊張して近視の状態になると考え,これを偽近視といい,軽度の近視には偽近視が非常に多いと考える立場がある.しかし,現在この種の偽近視はきわめてまれである.→近視
南山堂医学大辞典 ページ 1529 での【偽近視[ギキンシ]】単語。