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肝内胆汁うっ滞[カンナイタンジュウウッタイ]🔗🔉

肝内胆汁うっ滞[カンナイタンジュウウッタイ] 【英】intrahepatic cholestasis(IC) 《同義語》貯留性黄疸retention jaundice 肝細胞ないし肝内胆管系の異常により,肝より胆汁が排泄されず,肝内にうっ滞し,その結果,血中に胆汁成分が逆流増加するもの.厚生省,特定疾患「難治性の肝炎,肝内胆汁うっ滞」調査研究班では肝内胆汁うっ滞を次のように分類している. 1)薬剤性,ウイルス性,その他の原因による急性肝内胆汁うっ滞, 2)良性(家族性)と妊娠性の反復性肝内胆汁うっ滞, 3)原発性胆汁性肝硬変,慢性薬剤起因性肝内胆汁うっ滞,原発性硬化性胆管炎,若年性小葉間胆管形成不全症および原因不明のものを含む慢性肝内胆汁うっ滞, 4)新生児肝炎,Byler病,肝内胆管閉塞症,その他を含む乳児期肝内胆汁うっ滞.直接型ビリルビン,アルカリ性ホスファターゼ,総コレステロール値の上昇といった胆汁うっ滞型の黄疸の所見と腹部エコー,腹部CTおよび直接胆管造影法により,肝外胆管の閉塞のないことを確かめて診断する.→胆汁うっ滞

南山堂医学大辞典 ページ 1438 での肝内胆汁うっ滞[カンナイタンジュウウッタイ]単語。