過分極[カブンキョク]
【英】hyperpolarization
【独】Hyperpolarisation
界面での
分極*polarizationが増加することをいい,主に細胞膜の静止電位がさらに増加することをいう.受動的には,細胞膜に内向き電流を流して起こす(電気緊張電位).能動的には,イオンチャネルの透過性増加によって外向き電流が流れて起こる.スパイク電位に続く過分極性後電位(後過分極after-hyperpolarization)は陽イオン(K)の流出による.抑制性シナプス電位synaptic potential(
シナプス後電位*)の過分極は陰イオン(Clなど)の流入による.
→脱分極