肩関節周囲炎[カタカンセツシュウイエン]🔗🔉

肩関節周囲炎[カタカンセツシュウイエン] 【英】periarthritis scapulohumeralis 【ラ】periarthritis scapulohumeralis 肩関節周辺にみられる炎症性疾患を包括する概念で,これには上腕二頭筋腱炎bicipital tendinitisおよび上腕二頭筋腱鞘炎bicipital tendovaginitis,肩峰下滑液包炎subacromial bursitis,激しい疼痛をきたす石灰沈着性滑液包炎bursitis calcarea,それにいわゆる五十肩frozen shoulderなどが含まれている.しかし,頻度としては五十肩が圧倒的に多いため,場合によると肩関節周囲炎が五十肩と同義語のように使用されることもある.これらの諸疾患を鑑別した上でそれぞれに適切な治療を行う必要がある.一般には40〜60歳代に好発する肩関節周辺の自発痛,運動痛,関節の運動制限(拘縮)が主な症状である.疼痛はしばしば肩甲骨周辺,上腕部に放散する.また自発痛を全く伴わず,運動痛と関節拘縮のみを認める症例もある.〔治療〕症状に応じて鎮痛消炎剤,筋弛緩剤などの薬物療法を行うが,基本的には温熱療法と運動療法(機能訓練)を併用することが大切である.症例によっては局所または関節内へのステロイドホルモンの注射が有効である.

南山堂医学大辞典 ページ 1173 での肩関節周囲炎[カタカンセツシュウイエン]単語。