外反膝[ガイハンシツ]
【英】genu valgum, knock-knees
【独】Genu valgum
【仏】genu valgum, genou cagneux
《同義語》X脚X-Bein
下肢軸は脛骨はほぼ直線であるが,前方からみた場合大腿骨は外方に傾き膝関節では外方開角が小さくなっている.この角度は日本人では平均175°であって,骨盤の広さだけ女性の方が小さい.この角度を大腿脛骨角femorotibial angle(FTA)という.この角度が異常に小さくなった状態が外反膝(X脚)といわれる.下肢を揃えると膝内側顆は密着し足関節は離れて密着しない.くる病,先天性疾患,リウマチ,一部の膝関節症,外傷などでみられる.
南山堂医学大辞典 ページ 1006 での【外反膝[ガイハンシツ]】単語。