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外反肘[ガイハンチュウ]🔗🔉

外反肘[ガイハンチュウ] 【英】cubitus valgus deformity 【ラ】cubitus valgus 肘関節では手掌を前方に向けた位置で,外方に偏した,すなわち橈骨側に曲がった肢位を外反肘,逆を内反肘とする.正常でも15°前後の外反位にあり,これをcarrying angleと呼ぶ.病的にこれが増強したものが外反肘であり,多くは幼・小児期の上腕骨外顆骨折の偽関節や変形治癒に起因するが,染色体異常などの先天性疾患によることもある.これ自体ではさしたる機能障害はないが,のちに尺骨神経の麻痺を徐々に起こすことがある.→肘部管症候群

南山堂医学大辞典 ページ 1006 での外反肘[ガイハンチュウ]単語。