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いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)《故》🔗🔉

いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)《故》 菖蒲と杜若とは、よく似た花で美しい。美しく並んだ花は、どれが菖蒲でどれが杜若か、区別がつかない。どちらも良くて選択に迷うたとえ。 〈参考〉昔、源三位頼政(げんざんみよりまさ)が鳥羽院(とばいん)から菖蒲前(あやめのまえ)という美女を賜る時、同じような美女を三人並べた中から当人を当てよと命ぜられ、困り果てて「五月雨(さみだれ)に沼(ぬま)の石垣(いわがき)水(みず)こえて、いずれかあやめ引きぞわずらう」という歌をよみ、院の御感(ぎょかん)を得たという話による。

急(いそ)がば回(まわ)れ《故》🔗🔉

急(いそ)がば回(まわ)れ《故》 急ぐ時には危険な近道を通るよりも、遠くても安全な道を回るほうが、結局は早く目的地に着く。 〈参考〉Make haste slowly.〔ゆっくり急げ〕

急(いそ)がば回(まわ)れ《慣》🔗🔉

急(いそ)がば回(まわ)れ《慣》 急ぐ時には、焦って危険な近道を行こうとすると意外に時間がかかり、安全な本道を行く方がかえって早く着けるものだの意で、物事はあわてずに着実な手段を選んで行なわなければいけないという戒めの言葉。「『急がば回れ』で、基本練習からやり直しているところだ」

磯(いそ)の鮑(あわび)の片思(かたおも)い《故》🔗🔉

磯(いそ)の鮑(あわび)の片思(かたおも)い《故》 鮑は片貝(かたがい)(貝殻(かいがら)が一枚)で、ただ磯にへばり着いているだけである。そのように、こちらが先方を恋するだけで、相手は何とも思っていないことのたとえ。「鮑の片思い」「貝の片思い」ともいう。

痛(いた)い目(め)にあう《慣》🔗🔉

痛(いた)い目(め)にあう《慣》 もうこりごりだというような、つらく苦しい経験をする。「敵の力を甘く見て、さんざん痛い目にあう」

痛(いた)くも痒(かゆ)くもない《慣》🔗🔉

痛(いた)くも痒(かゆ)くもない《慣》 どんな妨害や中傷に会っても、直接損害や影響を受けることがない様子。「どんなことを言われようと、身に覚えのないことだから、こっちは痛くも痒くもない」 〈類句〉痛痒(つうよう)を感じない

三省堂慣用句辞典 ページ 2066