石(いし)に漱(くちすす)ぎ流(なが)れに枕(まくら)す《故》🔗🔉

石(いし)に漱(くちすす)ぎ流(なが)れに枕(まくら)す《故》 −<晋書(しんじょ)・孫楚伝(そんそでん)> 負けおしみの強いこと。晋(しん)の孫楚(そんそ)が、山水の間に隠遁(いんとん)して自由な生活をするのに「石に枕し流れに漱ぐ」と言おうとして、「石に漱ぎ流れに枕す」と言い間違えたのを人にとがめられて、石に漱ぐのは歯をみがくため、流れに枕するのは、いやなことを聞いた耳を洗うのであると、うまく言い逃れた故事による。夏目漱石(なつめそうせき)の号はここから取ったもの。 〈参考〉「さすが」という語に「流石」という漢字を当てたのは、この故事によったもので、「さすがにうまく言い逃れた」という意味による。

三省堂慣用句辞典 ページ 2063 での石に漱ぎ流れに枕す《故》単語。