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(3) 形容詞🔗🔉

(3) 形容詞 一般に〈the+形容詞〉の形で用いられる。 ⇒ §120-[1]-(1) The rich grow richer and the poor grow poorer. (富める者はますます富み,貧しい者はますます貧しくなる) [1] 主語になる語(句)

(3) 形容詞・分詞🔗🔉

(3) 形容詞・分詞 the がついて名詞化した形で用いられる。 The learned are apt to despise the ignorant. (学のある人はとかく無知な人を軽蔑する) * the learned も名詞化しているが,ここでは主語。 The ambulances carried the injured to the nearest hospital. (救急車はけが人を最寄りの病院に運んだ) [1] 目的語になる語(句)

(3) 形容詞 (Adjective)〔adj. または a.〕🔗🔉

(3) 形容詞 (Adjective)〔adj. または a.〕 ⇒ 第6章 名詞・代名詞を修飾する語を形容詞という。修飾語となるほか,文の要素としては補語になる。 I'd like to marry a tall, dark, handsome man. 〔名詞を修飾〕 (私は背が高くて,髪の黒い,ハンサムな男性と結婚したい) His brother is younger than he looks.〔補語〕 (彼の兄は見かけよりも若い) [注] 冠詞 (Article): 形容詞の一種で,名詞の前に置かれる。定冠詞 the と,不定冠詞 a [an] とがある。 ⇒ 第3章 She was wearing a hat. The hat was bright red but rather old. (彼女は帽子をかぶっていた。その帽子は鮮やかな赤色であったがかなり古かった) §15 8品詞とその機能

(1) 内容語🔗🔉

(1) 内容語 内容語は文の意味や内容の大半を伝えるばかりでなく,それ自体単独で意味を持っている。これに属するものは名詞,形容詞,動詞,副詞の4つである。内容語に属する品詞は一般的に,単[複]数形(名詞),比較変化(形容詞・副詞),活用形(動詞)などの語形変化がある。 内容語は,必要に応じて新しく造語で増やすことができる。たとえば,sputnik(人工衛星)のように外国語から借用したり,eatable のように接尾語 -able, -ise, -ly を用いて語を作ったり,また,nylon や penicillin のように新語を作ったりすることができる。 [1] 内容語と機能語

(2) 形容詞・副詞の変化🔗🔉

(2) 形容詞・副詞の変化 比較変化:語尾に -er, -est をつけるものと,more, most を前に置くものがある。 He is cleverer than I thought he was. (彼は私が思っていたよりも頭がいい) My bed is more comfortable than yours. (私のベッドはあなたのよりも寝心地がよい) 不規則な変化形を持つものもある。 You swim better than I do. 〔副詞 well の比較級〕 (君は僕より水泳が上手だ) [2] 語形変化

§17 紛らわしい品詞の区別🔗🔉

§17 紛らわしい品詞の区別 同じ語が2つ以上の品詞として用いられることが多い。 ⇒ §18 どの品詞として用いられているかは,文中での働きによってわかる。 ┌ Keep still while I cut your hair.〔形容詞〕 │ (髪の毛を切るあいだじっとしていなさい) │ He's still watching TV in his room.〔副 詞〕 └ (彼は部屋でまだテレビを見ている) * 形容詞の場合は補語になっており,副詞の場合は動詞を修飾している。 ┌ The water poured through.(水がどっと流れた)〔副詞〕 └ Water flows through a pipe.(水は管を通って流れる)〔前置詞〕 * 副詞の場合は前の動詞についており,前置詞の場合は後の名詞についている。 ┌ Always wash your hands before meals.〔前置詞〕 │ (食事の前に必ず手を洗いなさい) └ Look before you leap.(ころばぬ先の杖)《ことわざ》〔接続詞〕 * 前置詞の場合は後に名詞が続き,接続詞の場合は後に節が続いている。 第3節 品詞 Q&A 6 The sun shines bright. の bright は形容詞か副詞か?

Q&A 6 The sun shines bright. の bright は形容詞か副詞か?🔗🔉

Q&A 6 The sun shines bright. の bright は形容詞か副詞か? 最近の多くの辞書は副詞としているが,形容詞としても誤りではない。 The sun shines bright / brightly.(太陽は明るく輝く)はどちらも英文として正しい。 bright を補語の一種とみれば形容詞, brightly の意味ととれば副詞になる。ただこの bright はおもに慣用的に shine [burn] bright の形で用いられる特殊な用法である。 §17 紛らわしい品詞の区別

§21 形容詞句 (Adjective Phrases)🔗🔉

§21 形容詞句 (Adjective Phrases) 形容詞と同じように,名詞・代名詞を修飾したり,補語になる。おもに不定詞,分詞,〈前置詞+名詞〉が形容詞句となる。 第4節 句と節 (1) 不定詞を用いる形容詞句 (2) 分詞を用いる形容詞句 (3) 〈前置詞+名詞〉の形の形容詞句

§25 形容詞節 (Adjective Clauses)🔗🔉

§25 形容詞節 (Adjective Clauses) 形容詞節は関係詞 (who, which, that, when, where など) によって導かれる節で,文中の名詞・代名詞を修飾する。 第4節 句と節 (1) 関係代名詞が導く形容詞節 (2) 関係副詞が導く形容詞節

(1) 関係代名詞が導く形容詞節🔗🔉

(1) 関係代名詞が導く形容詞節 He shivered like a man who was very cold. (彼は寒くてたまらない人のようにブルブル震えた) That's a book which will interest children of all ages. (それはどの年齢の子どもたちにも興味を持たせる本です) Have you got a map that shows all the freeways? (すべての高速道路が載っている地図をお持ちですか) 関係詞が省略されている場合も形容詞節である。 The key you lost yesterday has been found in the garden. (君が昨日なくした鍵は庭で見つかったよ) §25 形容詞節 (Adjective Clauses)

(2) 関係副詞が導く形容詞節🔗🔉

(2) 関係副詞が導く形容詞節 Do you remember the days (when) there were no jet planes? (あなたはジェット機がなかった時代を覚えていますか) I'll show you the shop where I bought those pretty cups. (あのきれいな茶わんを買った店へご案内します) Can you tell me the reason (why) he's so late? (彼がどうしてこんなに遅いのかを教えてくれませんか) * 関係副詞は省略されることが多い。 §25 形容詞節 (Adjective Clauses)

(2) 形容詞節を含む文🔗🔉

(2) 形容詞節を含む文 ⇒ 第18章 関係代名詞や関係副詞を含む文。 I trust no one who does not love their mother. (自分の母親を愛さない人を私は信用しない) The time will come when my family will be proud of me. (私の家族が私のことを自慢する時がくるだろう) §37 複文 (Complex Sentences)

(6) 形容詞+抽象名詞🔗🔉

(6) 形容詞+抽象名詞 抽象名詞に形容詞がついて具体的な例や種類を表し,a [an] がつくことが多い。 She had a happy marriage. (彼女は幸せな結婚生活を送った) 形容詞がついても原則として a [an] のつかない抽象名詞もある。 [誤] He is making a steady progress in speaking English. [正] He is making steady progress in speaking English. (彼は英語を話すのが着実に進歩している) 形容詞がついてもふつうはaのつかない抽象名詞 advice(忠告) applause(拍手かっさい) behavior(行為) conduct(態度) damage(損害) fun(楽しみ) harm(害) homework(宿題) information(情報) luck(運命) music(音楽) news(知らせ) nonsense(無意味なこと) progress(進歩) weather(天候) wisdom(知恵) work(仕事) [参考] a [an]+不可算名詞: 本来不可算名詞であるが,a [an] をつけて用いる場合もある語がある。 The whole room was in an uproar. (満場騒然となった) think(考えること)のように,aだけでなく another などもつくものもある。 I need to have another think about this. (これは考え直さなくては)《口語調》 どちらの場合も複数形になったり,数詞がつくことはない。 §44 抽象名詞 (Abstract Nouns)

[1] 名詞の形容詞用法🔗🔉

[1] 名詞の形容詞用法 ⇒ §59 英語の特徴の1つとして,名詞を名詞が修飾することがあげられる。この多くは〈前置詞+名詞〉の形で言い換えることができる。 his life story(彼の伝記)→the story of his life a Kanto man(関東出身の男)→a man from Kanto this grammar book(この文法書)→this book on grammar a corner table (部屋の隅に置く三角テーブル) →a table (designed) for a corner * a corner table はよいが,自分で動くものは,たまたま部屋の隅にいてもたとえば a corner cat などとは言えない。 [参考] 〈名詞+名詞〉と〈名詞+前置詞+名詞〉: 1. 〈前置詞+名詞〉で言い換えられないものもある。 consumer goods(消費財),a welfare state(福祉国家) 2. 〈名詞+前置詞+名詞〉と〈名詞+名詞〉で意味が異なるものもある。 a glass of wine(1杯のワイン)≠a wine glass(ワイン用グラス) a box of matches(マッチ1箱)≠a match box(マッチ箱) §71 名詞を修飾する名詞

(1) 〈不定冠詞+数量形容詞〉🔗🔉

(1) 〈不定冠詞+数量形容詞〉 a few(少数の),a little(少量の),a great [good] many(非常に[かなり]多数の)のような形をとる。 Mrs. Jones gave me a few flowers. (ジョーンズ夫人は私に花を2, 3本くれた) A little learning is a dangerous thing. 《ことわざ》 (生かじりは危険=生兵法は大けがのもと) I saw him there a good many times. (彼にそこで何回も会った) [2] 〈不定冠詞+形容詞〉

(2) 〈不定冠詞+形容詞の最上級〉=「たいへん〜」「とても〜」🔗🔉

(2) 〈不定冠詞+形容詞の最上級〉=「たいへん〜」「とても〜」 He had a most beautiful daughter. (彼にはとても美しい娘がいた) [2] 〈不定冠詞+形容詞〉

第4節 不定代名詞🔗🔉

第4節 不定代名詞 不特定の人や物を表し,また一定でない数量を表す代名詞を不定代名詞 (Indefinite Pronouns) という。これには one,other,another,several,some,any,both,all,each,every,either,neither,no,none などの単純形のほかに, anyone,somebody,no one,everything などの複合形がある。単純形は一般に代名詞・形容詞のどちらにも用いられるが, every,no は形容詞として, none は代名詞としてだけ用いられる。 第4章 代名詞 PRONOUNS §98 one の用法 §99 other と another の用法 §100 several の用法 §101 相互代名詞 §102 some と any の用法 §103 all と both の用法 §104 each と every の用法 §105 either と neither の用法 §106 no と none の用法 §107 somebody, something などの用法 §108 nobody, nothing などの用法

§110 疑問形容詞 (Interrogative Adjectives)🔗🔉

§110 疑問形容詞 (Interrogative Adjectives) what と which は名詞の前に置いて形容詞としても用いられる。この場合は疑問形容詞と呼ばれる。疑問代名詞の形容詞用法と考えてもよい。用法は疑問代名詞の場合と同様である。 なお, who の所有格 whose も同様に用いられる。 ⇒ §109-[3]-(2) What day (of the week) is (it) today? (今日は何曜日ですか) What kind of dog is that? (あれは何という種類の犬ですか) He told me what papers to read first on the subject. (彼はその問題についてまずどんな論文を読むべきか教えてくれた) * この例で which を用いれば,どれとどれの中から論文を選ぶかがわかっていることを暗示する。 Which picture do you prefer, this or that? (これとあれとどちらの絵のほうがお好きですか) 第1節 疑問詞の種類と用法

(4) how の用法🔗🔉

(4) how の用法 一般用法:「どのように?」と方法,手段,状態を尋ねるのに用いる。 “How did you come?” “I came by taxi.”〔方法〕 (「どうやって来たのですか」「タクシーで来ました」) How did you come to know Jenny?〔手段〕 (どんなふうにしてジェニーと知り合いになったのですか) How is your father? (お父さんはいかが〔お元気ですか〕)〔状態〕 〈How+形容詞[副詞]…?〉の形で「どのくらい?」と程度を尋ねるのに用いる。 ⇒ §150-[2]-(1)-[注] How hot is the water? (そのお湯はどのくらい熱いのですか) How long does it take you to get to work? (職場までどのくらい時間がかかりますか) How soon will the meeting begin? (どのくらいしたら会が始まりますか) 〈How+形容詞[副詞]…?〉で,程度を尋ねる例 how deep(深さ) how far(距離) how fast(速さ) how high(高さ) how large(大きさ,広さ) howlong(長さ) how many(数) how much(量・程度・価値) how old(年齢) how tall(背丈) how thick(厚さ) how wide(幅) [注] 単独で程度を尋ねる how: how は単独で「どのくらい?」と程度を尋ねるのにも用いられる。 “How do you like this cake?” “Oh, I like it very much.” (「このケーキはいかがですか〔どのくらいお気に入りましたか〕」 「ええ,とても気に入りました」) *この形は相手の感想を聞く形。 how を含む慣用表現 How about going out after work tonight? (今晩仕事が終わってから出かけませんか)【勧誘】 →音声 How are you, Sue? (スー,お元気ですか)【挨拶】 →音声 How do you do, Mr. Smith? (スミスさん,はじめまして)【挨拶】 →音声 “How come you were absent yesterday?” “I had to go to the dentist.” (「なぜ昨日休んだの?」「歯医者へ行かなければならなかったんだ」) * How did [does] it come about that … の省略からできたくだけた表現で,驚きを表す。Come の次が,you were … のように平叙文の語順になることに注意。Why を使えばWhy were you …? となる。 How is it that they are late in coming? (=Why are they … ?) (彼らがやって来るのが遅れるのはどうしてか)【詰問】 →音声 * 「詰問」の感じがあるとき口語で用いられることが多い表現。 How …? と What …? の使い分け 日本語で「どう…?」と聞く場合に,英語では文の構造により How か What を用いるが,特に間違いやすい形に注意。 a 「〜をどう思いますか」 “What [×How] did you think of the movie?”【質問】 →音声 “It was too slow for me.” (「あの映画をどう思った?」「ぼくには退屈すぎたね」) b 「〜をどう召し上がりますか」 “How [×What] do you like your coffee?”【質問】 →音声 “Just cream, please.” (「コーヒーはどう召し上がりますか」「クリームだけにしてください」) c 「〜をどう言いますか」 “What [×How] do you call this in English?”【質問】 →音声 “We call it a ‘screwdriver'.” (「これを英語ではどう言いますか」「スクリュードライバー(ねじ回し)と言います」) * How [×What] do you spell [pronounce] …?(どう綴り[発音し]ますか)と区別。 d 「〜はどうですか」 “What [×How] do you say to going out for a walk?” “I'd love to.” (「散歩に出かけるのはどう?」「行きたいわ」) * How do you like …? も同じ。ただしこの形にはbの意味や2[注]の意味もある。 e 「天気はどうですか」 What [×How] is the weather in England like? 【質問】 →音声 (イングランドの天気はどうですか) How [×What] was the weather during your trip? (旅行中の天気はどうでしたか) [2] 疑問副詞の用法

第6章 形容詞 ADJECTIVES🔗🔉

第6章 形容詞 ADJECTIVES ADJECTIVES 形容詞は直接名詞の前についたり,補語の位置に置かれて名詞や代名詞を間接的に修飾する語で,比較変化をしたり, very で修飾されるものが多い。 第1節 形容詞の種類と用法 第2節 数量形容詞 第3節 数詞

(1) 形容詞の特質……ふつう次に示す a.〜d. の性質を備えている。🔗🔉

(1) 形容詞の特質……ふつう次に示す a.〜d. の性質を備えている。 a. 冠詞(相当語) と名詞の間に置かれてその名詞を修飾する。 a tall building (高い建物) b. be 動詞その他の不完全自動詞・不完全他動詞の補語になる。 That idea sounds good to me. (その思いつきはいいようだ) We consider him lucky. (我々は彼を幸運だと思っている) c. very で修飾できる。 I am very well. (私はとても元気です) d. 比較変化をする。 Jane is the brightest student in this class. (ジェーンはこのクラスでいちばんの秀才だ) * 1. 限定用法か叙述用法のどちらかにしか用いられないものは a.,b. のどちらか1つにしか該当しないことになる。 ⇒ §117 2. c. と d. は,比較変化をする語に共通する性質なので,これだけでは形容詞と副詞の区別ができない。また比較変化をしない形容詞もあることに注意。 ⇒ §146-[2]-(2) [1] 形容詞とその性質

[2] 形容詞の種類🔗🔉

[2] 形容詞の種類 上に述べたの中から冠詞を除いた残りについてみたとき,形容詞は意味の上から,(1)性状を表すもの,(2)数量を表すもの,(3)代名詞が形容詞的に用いられるもの,の3つに分けられる。 §114 形容詞の種類と語形 (1) 性状形容詞 (2) 数量形容詞 (3) 代名詞の形容詞用法

(1) 性状形容詞🔗🔉

(1) 性状形容詞 事物の性質・状態・種類などを示すもので,形容詞の中で最も多い。その主なものを,さらに次の4つに分けることができる。 ⇒ §115 次の2,3,4以外のふつうの形容詞 a kind girl (親切な女の子) 物質名詞から作られた形容詞〔物質形容詞〕 ⇒ §115-[2] woolen socks (毛織りの靴下) 固有名詞から作られた形容詞〔固有形容詞〕 ⇒ §115-[3] the Japanese language (日本語) 動詞の現在分詞,過去分詞が形容詞になったもの〔分詞形容詞〕 ⇒ §119 running water (流れる水) lost time (失われた時間) * 形容詞の分類にはいろいろな方法があるが,ここでは後の説明と関連させて,伝統的なわかりやすい形で示しておく。物質形容詞などという特別な形容詞があるということではない。 [2] 形容詞の種類

(2) 数量形容詞🔗🔉

(2) 数量形容詞 数・量・程度を表す形容詞で,次の2つに分けられる。 不定数量形容詞  many (たくさんの), little (少しの) ⇒ 第6章-第2節 数 詞      five (5つの), fifth (5番目の) ⇒ 第6章-第3節 [2] 形容詞の種類

(3) 代名詞の形容詞用法🔗🔉

(3) 代名詞の形容詞用法 代名詞が名詞の直前について形容詞的に用いられるもの。代名形容詞ということもある。 人称代名詞の所有格   : his name (彼の名前) ⇒ §87 指示代名詞の形容詞用法 : this book (この本) ⇒ §93 ⇒ §94 ⇒ §95 ⇒ §96 ⇒ §97 不定代名詞の形容詞用法 : another day (別の日) ⇒ §98 ⇒ §99 ⇒ §100 ⇒ §101 ⇒ §102 ⇒ §103 ⇒ §104 ⇒ §105 ⇒ §106 疑問代名詞の形容詞用法 : which way (どっちの方向) ⇒ §110 関係代名詞の形容詞用法 : what help I can (できるだけの援助) ⇒ §314 * 4と5はそれぞれ疑問形容詞,関係形容詞とも呼ばれる。 [2] 形容詞の種類

(1) 語形成から見た形容詞の分類🔗🔉

(1) 語形成から見た形容詞の分類 単一語:本来の形容詞で1語から成るもの a large house (大きな家) 複合語:2個以上の語が結合してできた形容詞で,ハイフンのあるものとないものとある。 a twelve-year-old girl (12歳の少女) * このような場合, year が複数形にならないことに注意。 ⇒ §59-[2] home-made bread(自家製のパン) breathtaking beauty(並はずれた美しさ) 派生語:名詞や動詞に接尾辞がついて形容詞になったもの a 〈名詞+-ic, -al, -ical, -ar, -ary, -en, -ous, -ish, -y, -ive, -like〉 egoistic(利己的な) natural(自然の) historical(歴史の) familiar(よく知っている) visionary(幻の) wooden(木製の) marvelous(驚くべき) childish(子供じみた) healthy(健康な) active(活動的な) manlike(男性的な) * -ous,-ive は動詞に, -ish,-y は形容詞にもつく。 prosperous(繁栄した) creative(創造的な) reddish(赤らんだ) yellowy(黄色がかった) b 〈名詞+-ed〉:「〜を持った」の意味になる。 a talented actor (才能のある俳優) a white-winged angel (白い翼を持った天使) * 〈white+wing〉全体に -ed がついたもの。 Learned [-id] などの〈動詞+-ed〉と区別すること。 ⇒ §119-[2]-(1) c 〈名詞,動詞+-ful,-less〉:両者は互いに反対の意味になる。 a useful book (役に立つ本)a useless book (役に立たない本) d 〈動詞+-able,-ible〉:「〜できる」の意味になる。 a movable shelf(移動できる棚(たな)) an edible mushroom(食べられるキノコ) [注] 〈名詞+-able〉の形容詞: 不可算名詞について「〜できる,〜に適した,〜を好む」などの意味を表す。 fashionable(流行の),objectionable(異議のある),peaceable(平和を好む) [参考] eatable / edible: 本来は eatable には「おいしく食べられる」,edible には「(有害でないので)安全に食べられる」の意味が含まれるといわれるが,現在では,おいしくなくてもとにかく食べられれば eatable も edible も用いる。しかし,「無害だから安全に食べられる」意の場合は edible しか使えないので,実際には edible のほうが使用頻度が高い。 The steak was overdone but just about eatable[edible]. (そのステーキは焼き過ぎだったが何とか食べられた) The fruit of this tree is not edible. (この木の実は〔有害なので〕食べられません) e 〈名詞,形容詞+-ly〉:形容詞の場合は同形の副詞と区別すること。 a friendly dog (人なつっこい犬)a kindly voice (優しい声) [3] 形容詞の語形

(2) 〈形容詞+-ly〉の形の形容詞の意味🔗🔉

(2) 〈形容詞+-ly〉の形の形容詞の意味 形容詞に接尾辞の -ly がつくと副詞になるのがふつうであるが,中には別の形容詞を作るものがある。こうしてできた形容詞はもとの形容詞と意味が微妙に違う場合が多い。 lone(ひとりぼっちの)→lonely(寂しい) * lone は文学的な語で,物について用いるときは単に「ただ1つの」の意を表し,人について用いるときは lonely とほぼ同じわびしさの意を含む。 a lone house in the valley(谷間の一軒屋)〔物〕 a lone traveler(一人旅の旅人)〔人〕 clean [klin] (清潔な)→cleanly [klnli] (きれい好きな) * cleanly [klnli] (副)(きれいに)との発音の違いに注意。 kind(親切な)→kindly(〔目下の者などに対して〕親切な) * この区別は厳密なものではなく,代わりに用いられることもある。 sick(病気の)→sickly(病弱な) * a sickly child は「病弱な子」をいう。 [3] 形容詞の語形

(3) 接尾辞によって意味の異なる形容詞🔗🔉

(3) 接尾辞によって意味の異なる形容詞 同じ語から派生した形容詞でも,接尾辞によって意味が異なってくる。頻出する語で,特に混同しやすいものに注意する必要がある。 接尾辞によって意味の異なるおもな形容詞 childlike(子供のように純真な) childish(子供っぽい) comparable(比較できる) comparative(比較による) considerable(相当な) considerate(思いやりのある) contemptible(卑しむべき) contemptuous(軽蔑的な) continual(頻繁な) continuous(絶え間ない) desirous(〔…を〕望んで) desirable(望ましい) economic(経済の) economical(倹約な) healthy(健康な) healthful(健康に良い) historic(歴史上有名な) historical(歴史の) imaginary(架空の) imaginative(想像力に富む) industrial(産業の) industrious(勤勉な) memorable(忘れられない) memorial(記念の) momentary(瞬間的な) momentous(重大な) respectable(尊敬すべき) respectful(丁重な) sensible(感じられる) sensitive(感受性の強い) [3] 形容詞の語形

(3) 動詞から派生したもの🔗🔉

(3) 動詞から派生したもの 〈動詞+形容詞語尾〉によるもの ⇒ §114-[3]-(1)- changeable weather (変わりやすい天気) 現在分詞,過去分詞に由来するもの:分詞形容詞 ⇒ §119 a surprising event (驚くべき出来事) stolen goods (盗品) [1] 性状形容詞の種類

(4) 副詞が形容詞として用いられるもの🔗🔉

(4) 副詞が形容詞として用いられるもの an up train (上り列車)the then mayor (その当時の市長) [1] 性状形容詞の種類

(2) -en 形で材質を表す場合🔗🔉

(2) -en 形で材質を表す場合 a wooden chair (木製の椅子) 〔a wood chair ともいう〕 a woolen scarf (毛織りのスカーフ) an earthen pot (陶製のつぼ) [注] -en 形と物質名詞のままの形の比較: 両方の形がどちらも材質を表す場合は,材質の表現としては前者のほうが文語的と感じられる場合が多い。 a silk blouse(絹のブラウス)   a silken blouse《文語調》 [2] 物質形容詞

[3] 固有形容詞🔗🔉

[3] 固有形容詞 固有名詞から派生した形容詞で,国名形容詞が特に重要である。 §115 性状形容詞 (1) 国名から派生した形容詞 (2) 「イギリス」と「アメリカ」

(1) 国名から派生した形容詞🔗🔉

(1) 国名から派生した形容詞 多くはそのままの形で国語を表し,また〈the+国名形容詞〉で国民の総称(複数扱い)を示す。 Danish is difficult to pronounce.〔国語〕 (デンマーク語は発音が難しい) The Japanese are an industrious people.〔国民〕 (日本人は勤勉な国民だ) [3] 固有形容詞

[1] 形容詞の2用法🔗🔉

[1] 形容詞の2用法 形容詞の本来の機能は,名詞や代名詞を直接・間接に修飾・限定することにある。この面から,形容詞の用法を,限定用法と叙述用法の2つに分ける。 限定用法:名詞に直接つけて用いるもの Whose is this blue jacket?(この青い上着はだれのものですか) * 「青い」は「上着」の持っている特徴を表しており,この場合は変わらない永続的な意味を持ち,同時にほかの物と区別する役割を果たしている。 叙述用法:動詞の補語として用いるもの I am very tired after my long journey. (私は長旅のあとでとても疲れている) * 「疲れている」というのは私の現在の一時的な状態を示している。 [注] 一時的と永続的: 本質的で持続的な性質を示す形容詞も叙述用法に用いることができる。 My uncle is very tall. (私の叔父はとても背が高い) ただ,一般的に,一時的状態を示す場合は,限定用法よりも叙述用法がよく用いられるといえる。 報道記事や論文などでは,叙述用法よりも限定用法のほうが多いという。 [参考] be tired: 「疲れている」というとき,その理由はほとんどの場合前後の文脈でわかる。同一文の中で示す必要のあるときは,after 〜, because (of) 〜, from 〜, with 〜などを用いて示すことが多い。 They are tired because they have to get up early and go to work every morning. (彼らは毎朝早く起きて仕事に行かなければならないので疲れている) これらの形と,〈be tired of 〜〉(〜にうんざりしている)という〈be+形容詞+of〉型の成句とは区別したほうがよい。 ⇒ §326-[2]- §116 限定用法と叙述用法

(1) 制限的用法と非制限的用法🔗🔉

(1) 制限的用法と非制限的用法 意味上の分類 制限的用法:ふつう,形容詞の用法と考えられているものの大半はこれである。名詞が表す事物の範囲を制限して,ほかのものと区別する用法で,客観的な描写といえる。 a red rose(赤いバラ) a white rose(白いバラ) domestic animals(家畜) wild animals(野生動物) a small house(小さな家) a large house(大きな家) [注] 常に冠詞と用いる形容詞: a certain disease(ある病気),on the same day(同じ日に)のように常に冠詞とともに用いる特殊な用法のものもある。 非制限的用法:修飾する名詞の持っている性質を強調して示したり,叙述に主観的・感情的要素を加えるもので,ほかと区別する働きはない。 white snow (白い雪)the blue sky(青空) poor Mary(かわいそうなメアリー) * white は本来白い雪の色をさらに強調し, poor Mary は叙述に主観的・感情的要素を加えるにすぎない。 [2] 限定用法 (Attributive Use)

(2) 全体的修飾と部分的修飾🔗🔉

(2) 全体的修飾と部分的修飾 機能上の分類 全体的修飾:形容詞がその名詞を全体的に修飾する場合で,形容詞の大多数はこの用法である。名詞をそのまま先行詞にして関係代名詞を用いて書き直すことができる場合が多い。 an honest boy(正直な少年)(=a boy who is honest) 部分的修飾:そのままの形では関係代名詞での書き直しができない。 a 副詞的働きをするもの 動詞から派生した名詞の動詞的要素の部分にかかる。 an early riser(早起きの人) * a riser who is early ではなく,a person who rises early で,early は rise にかかる。 b 名詞の一部分のみにかかるもの。 a natural scientist(自然科学者) * natural science=自然科学だから,natural は science のみにかかり,scientist にかかっているのではない。 [注] 特殊な修飾: 全体的修飾,部分的修飾のほか,次のようなものもある。 (1) 名詞の表す事物の一部分を形容詞が示すもの。 Central America(中央アメリカ)〔アメリカの一部をさす〕 (2) 複合名詞的要素:名詞について独立した複合語を作る。 a sickroom(病室)〔sick なのは room ではない〕 [2] 限定用法 (Attributive Use)

[3] 叙述用法 (Predicative Use)🔗🔉

[3] 叙述用法 (Predicative Use) 形容詞が動詞の補語として用いられるもの。主格補語になる場合と,目的格補語になる場合とがある。 §116 限定用法と叙述用法 (1) 主格補語になる場合 (2) 目的格補語になる場合

(1) 主格補語になる場合🔗🔉

(1) 主格補語になる場合 〈S+V+C〉の第2文型で自動詞の主格補語になる。 The sea was calm then.(当時海は穏やかだった) Mrs. Oliver remained silent.(オリバー夫人は黙っていた) * 主語の状態を述べている。 [3] 叙述用法 (Predicative Use)

(2) 目的格補語になる場合🔗🔉

(2) 目的格補語になる場合 〈S+V+O+C〉の第5文型で他動詞の目的格補語になる。 We consider him innocent.(我々は彼は無罪だと思う) (=We consider that he is innocent.) I found the task easy. (その仕事はやさしいことがわかった) (=I found (that) the task was easy.) * どちらも目的語の状態を述べている。《米》では節の形のほうが多い。 I pushed the door open.(私はドアを押し開けた) * 動作の結果としての目的語の状態を示す。 ⇒ §13-[1]-(2) [参考] You are welcome.: お礼を言われて「どういたしまして」と言うとき《米》では You are welcome. と言う。You are welcome to it.(そんなこと自由にしていいんですよ)という形からきたものとされるが,慣用句として比較的ていねいな応答に使われる。《英》では Don't mention it. や Not at all. がふつう。ほかにも,It's a pleasure. やMy pleasure.などとも言い,さらにくだけた言い方にAny time.などがある。 “Thank you for the lift.” “You are welcome.” (「乗せてくれてありがとう」「どういたしまして」)【応答】 →音声 [3] 叙述用法 (Predicative Use)

[2] 叙述用法のみの形容詞🔗🔉

[2] 叙述用法のみの形容詞 次の形容詞はふつう名詞の前に置いて限定修飾することはできない。 §117 限定用法か叙述用法のみの形容詞 (1) 接頭辞 a- のつく形容詞 (2) 前置詞つきの句や不定詞,動名詞が後に続く形容詞

(1) 接頭辞 a- のつく形容詞🔗🔉

(1) 接頭辞 a- のつく形容詞 [誤] He lives in an alone house in the country. [正] He lives in a lonely house in the country. (彼は田舎の人里離れた家で暮らしている) 叙述用法のみの a- 形容詞 afloat(浮かんで) afraid(恐れて) aghast(仰天して) ajar(半開きで) akin(同類で) alight(燃えて) alike(似て) alive(生きて) alone(1人で) amiss(具合悪くて) ashamed(恥じて) asleep (眠って) astir(ざわめいて) averse(反対して) awake(目がさめて) aware(気づいて) [注] a- 形容詞と限定用法: a- のついた形容詞も,次のような場合には限定用法に用いられる。 (1) 一定の副詞によって修飾されるとき。 the half-asleep child (半ば眠っている子供) (2) 名詞の後に置いて修飾するとき。 ⇒ §118-[2]-(6) a child asleep(眠っている子供) [2] 叙述用法のみの形容詞

[3] 限定用法と叙述用法で意味の異なる形容詞🔗🔉

[3] 限定用法と叙述用法で意味の異なる形容詞 次の形容詞は名詞の前の限定用法と,叙述用法では意味が異なる。 ┌ She has a certain charm. (彼女にはある種の魅力がある)〔限定〕 │ Spring is certain to follow winter.〔叙述〕 └ (冬の後には必ず春が来る) ┌ She waved a fond farewell to her parents. │ (彼女は両親にいとおしそうに手を振って別れを告げた) │ I am very fond of ice cream. └ (私はアイスクリームが大好きです) * 限定用法の fond は「優しい」の意味。 ┌ Ill news runs apace. (悪事千里を走る) └ He is ill in bed. (彼は病気で寝ている) [注] ill と sick: 「病気で」の意味の叙述用法は,《米》では ill は堅苦しい言い方で sick のほうがふつう。限定用法では,《英》《米》ともsickを用いるが,seriously などの副詞とともに用いる場合などで ill を用いることもある。 ┌ The late Mr. Brown was an able lawyer. │ (故ブラウン氏は有能な弁護士だった) └ I was late for the appointment. (私は約束の時間に遅れた) * 「故〜」の意味では叙述用法はない。 ┌ What is your present address?(君の現住所はどこですか) └ All the members were present.(全員が出席していた) [注] present company: the present company (出席者)という表現の場合は例外。 present company excepted (ここにおられる方々は別々として) * 批判的なことを言うときに用いる慣用句。 ┌ Raise your right hand. (右手をあげなさい) └ You are right in judging so. (君がそう判断するのは正しい) * 「右の」の意味では叙述用法はない。 ┌ We were in a sorry condition.(我々はみじめな状態だった) └ (I'm) Sorry to hear that.(それはお気の毒です)【同情】 →音声 §117 限定用法か叙述用法のみの形容詞

§118 形容詞の位置と語順🔗🔉

§118 形容詞の位置と語順 形容詞が名詞を直接修飾する場合には,名詞の前に置かれるのがふつうであるが,名詞の後に置かれる場合もある。また,名詞の前にいくつかの形容詞が並ぶときには,その配列にもある程度決まったルールがある。 第1節 形容詞の種類と用法 [1] 名詞の前に置かれる形容詞の語順 [2] 名詞の後に置かれる形容詞 Q&A 55 名詞の前の形容詞にコンマや and はどういうとき必要か?

[1] 名詞の前に置かれる形容詞の語順🔗🔉

[1] 名詞の前に置かれる形容詞の語順 いくつかの形容詞が名詞の前に置かれるときには,一般に次のような語順が見られるが,絶対的なルールではない。 ┌─────┐ │ 冠詞 │ ┌─────┐ ┏━━━━━┓ ┌────────┐ ┌──┐ │ │+│数量形容詞│+┃性状形容詞┃+│形容詞用法の名詞│+│名詞│ │代名形容詞│ └─────┘ ┗━━━━━┛ └────────┘ └──┘ └─────┘ そこで性状形容詞を中心にした形容詞の配列順の一例を示す。 (例)both the two lovely little oval brilliant new purple Chinese wooden jewel boxes (その2つの美しい小さな卵形のきらきらした新品の紫色の中国の木製の宝石箱の両方) 形容詞の配列順 ┌──┬─┬───────────┬───────────────┐ │ ││ all, both │both │ │ ├─┼───────────┼───────────────┤ │(1) ││ 冠詞・代名形容詞 │ the │ │ ├─┼───────────┼───────────────┤ │ ││ 数量形容詞 │ two │ ├──┼─┼─────┬─────┼───────────────┤ │ ││ │主観的評価│ lovely │ │ ├─┤ ├─────┼───────────────┤ │ │ │ │ 大小 │ little │ │(2) │ │ │ 形状 │ oval │ │ ││ │性質・状態│ brilliant │ │ │ │性状形容詞│ 新旧 │ new │ │ │ │ │ 色彩 │ purple │ ├──┼─┤ ├─────┼───────────────┤ │ │ │ │固有形容詞│ Chinese │ │ ││ ├─────┼───────────────┤ │(3) │ │ │物質形容詞│ wooden │ │ ├─┼─────┴─────┼───────────────┤ │ ││ 形容詞用法の名詞 │ jewel │ ├──┼─┼───────────┼───────────────┤ │ │ │ 名詞 │ boxes │ └──┴─┴───────────┴───────────────┘ * 実際にこのようにたくさんの形容詞が並ぶことはない。 §118 形容詞の位置と語順 (1) 性状形容詞の前に置かれるもの (2) ふつうの性状形容詞 (3) ふつうの性状形容詞の後に置かれるもの

(2) ふつうの性状形容詞🔗🔉

(2) ふつうの性状形容詞 (1)と(3)の間におおよそ次の順に置かれる。 話し手の主観的評価を表す形容詞は客観的形容詞より前に置かれる。 a beautiful little white house (美しい小さな白い家) * 「美しい」が主観的評価なので,ほかの形容詞よりも前に出ている。 [参考] 主観的評価の形容詞: old や red のように客観的に決定される性状ではなく,話し手の主観的な感情・評価などを表すもので,たとえば美醜や感嘆などの形容詞がこれに属する。 beautiful, lovely, nice, pretty; nasty; horrible, terrible; splendid, wonderful ただし,その範囲は厳密なものではなく,またこれに近い形容詞(large, tall など)との配列順もその意味やリズムなどによって変わることもある。 意味上名詞との関係が密接なものほど名詞の近くに置く。 〈大小+形状+性質・状態+新旧+色彩〉の順がふつう。 a large round heavy old brown table (大きな円くて重い古い褐色のテーブル) ただし,この順は意味やリズムにより入れ代わることがある。 [1] 名詞の前に置かれる形容詞の語順

§119 分詞形容詞🔗🔉

§119 分詞形容詞 動詞の現在分詞と過去分詞には形容詞的用法がある。 ⇒ §234 これらの 中で動詞としての性質を失って,辞書でも完全な形容詞として見出し語になっているものがある。こうした分詞形容詞は,原則として形容詞としての次の特徴を持っている。 ⇒ §114-[1]-(1) 名詞の前に置いてその名詞を限定修飾することができる。 That was a surprising discovery.(それは驚くべき発見だった) be,get以外の不完全自動詞(seem,look,feelなど)の補語にもなる。 He seems disgusted.(彼はうんざりしているようだ) [注] 分詞が補語となる条件: be,get に分詞が続く場合は進行形や受動態との区別ができないことがある。したがってseem の場合も to be を省いて直接つくことが必要。 副詞のvery で修飾することができる。 Her voice is very charming.(彼女の声はとても魅力的だ) [注] very で修飾できない形容詞: 程度の大小を表せないものは意味上 very で修飾できないが,これは形容詞全般に当てはまることである。 ⇒ §146 a rising novelist (新進の小説家)の rising は,程度の比較ができないから,very で修飾できない。 比較変化をする。 I felt more tired than ever.(私はかつてないほど疲れを覚えた) * very で修飾できないため比較変化をしないものもある。 以上の4原則のほかに,to不定詞やthat節が続くこともあげられる。 Oliver was very surprised to see all this. (このすべてを見てオリバーはひどく驚いた) [参考] 接頭辞や接尾辞をつけて形容詞と判断する場合: 分詞の形に接頭辞 un- や,接尾辞 -ly,-ness がつくものがあり,これによってその分詞を形容詞とすることもある。 unsatisfied(不満足な),amazingly(驚くほど) 第1節 形容詞の種類と用法 [1] 現在分詞からの形容詞 [2] 過去分詞からの形容詞

(2) 他動詞の過去分詞からの形容詞🔗🔉

(2) 他動詞の過去分詞からの形容詞 心理的に影響を与える意味の他動詞の過去分詞からの分詞形容詞 これらの形容詞は,不完全自動詞の補語として叙述用法に用いられる。 He seemed [looked] very surprised. (彼はとても驚いたように見えた) また多くは名詞の前に置かれて限定用法としても用いられる。 He gave me a surprised look.(彼は驚いた目つきをした) 動作主(人)を表す by が伴う場合以外は,ふつうveryで修飾できる。 I was very surprised at the news.(私はその知らせに大変驚いた) [参考] very+過去分詞: I was very surprised at the news. の at the news を by Jack にすると,「ジャックに(不意をつかれて)驚かされた」という受け身の文となり,much が用いられるとされるが,一般にこの種の語の場合,前置詞が by であっても,その後に動作主(人)がくる実例はあまりない。 I was very surprised by his reply.(私は彼の返事にすごく驚いた) I am very disturbed by your attitude. (私は君の態度には実に戸惑っている) 現代のくだけた言い方では,この種の過去分詞はますます形容詞化して very で修飾する傾向にあるので,すべてを形容詞とする見方もある。 感情表現の他動詞の過去分詞からの形容詞――ふつう very で修飾 できるもの amazed(びっくりした) amused(おもしろがっている) ashamed(恥じて) bored(うんざりした) confused(混乱した) contented(満足している) delighted(大いに喜んで) depressed(意気消沈した) disappointed(がっかりした) disgusted(うんざりした) distressed(苦しんでいる) disturbed(混乱した) excited(興奮した) frightened(おびえた) interested(興味を持った) irritated(いらいらした) perplexed(困った) pleased(喜んだ) puzzled(当惑した) satisfied(満足した) surprised(驚いた) terrified(おびえた) tired(疲れた) worried(心配そうな) その他の他動詞の過去分詞からの分詞形容詞:いろいろな他動詞の過去分詞で形容詞になったものはたくさんある。これらの形容詞も,不完全自動詞の補語として叙述用法にも,また名詞の前に置かれて限定用法にも用いられる。意味により用法の異なるものもある。 ⇒ 類例リスト29 He is a very accomplished person.(彼は実に教養のある人間だ) She is accomplished in music. (彼女は音楽に堪能である) [注] 過去分詞形容詞の意味: accomplished も,an accomplished task(完成された仕事)というような場合には,もとの他動詞の意味をそのまま残している過去分詞と考えるほうが自然である。このタイプのものは辞書にあたってみて,その意味によって考えていけばよく,過去分詞と形容詞の区別そのものは重要なことではない。 [2] 過去分詞からの形容詞

[1] 形容詞の名詞用法🔗🔉

[1] 形容詞の名詞用法 形容詞は定冠詞をつけて,あるいは無冠詞のまま名詞として用いる。 §120 形容詞の名詞用法・副詞用法その他 (1) 定冠詞をつけて用いる場合 (2) 無冠詞で用いる場合

(2) 〈形容詞+and+形容詞〉🔗🔉

(2) 〈形容詞+and+形容詞〉 前の形容詞が後の形容詞の意味を強める場合 Everybody feels nice and happy.《口語的》 (みんなとても楽しい気分でいる) * nice and は [nisn] と発音し,and の次には「好ましい状態」を示す形容詞がくる。 [2] 形容詞の副詞用法

(3) 文全体を修飾する🔗🔉

(3) 文全体を修飾する Sure enough, he didn't come. (はたして彼は来なかった) * この場合は完全な副詞として扱われる場合が多い。 Surely としても意味は変わらない。 [2] 形容詞の副詞用法

(4) 叙述用法で補語になる場合🔗🔉

(4) 叙述用法で補語になる場合 完全自動詞の後に置かれる場合 The sun shines bright. (太陽は明るく輝く) ⇒ Q&A6 * brightly の意のbright はshine や burn と用いるのがふつうで,副詞として扱っている辞書もある。詩的な表現ともされるが,話し言葉でも使う。 完全他動詞の目的語の後に置かれる場合 He opened his mouth wide. (彼は口を大きくあけた) [2] 形容詞の副詞用法

[3] 目的語をとる形容詞――前置詞用法🔗🔉

[3] 目的語をとる形容詞――前置詞用法 形容詞のなかには目的語をとって前置詞のように働くものがいくつかある。ふつうの前置詞と違うのは,比較変化をし, very で修飾できることである。しかし,比較変化はしても,目的語をとっている場合には前置詞とする見方もあり,最近はこの扱いのほうが多くなっている。代表的なものとして like,unlike,worth,near がある。 Jane is more like her father than her mother.〔比較変化〕 (ジェーンは母親よりも父親に似ている) Jane is very (much) like her father.〔very で修飾〕 (ジェーンは父親によく似ている) §120 形容詞の名詞用法・副詞用法その他

(2) 「だれだれが…することは〜だ」 の構文🔗🔉

(2) 「だれだれが…することは〜だ」 の構文 この場合の主語は「…すること」であって,「だれだれ」ではないのに,日本語に引きずられて「人」のほうを主語にしやすい。 「君たちが英語を学ぶことは必要だ」 [誤] You are necessary to learn English. [正] It is necessary for you to learn English. [正] It is necessary that you (should) learn English. このタイプの形容詞は〈It is 〜 for A to …〉の構文をとるものに多い。この構文ではAにはふつう「人」がくるが,そのAにあたる人を主語にした文には書き換えられない。 「ワトソンさんの機嫌をとるのは難しい」 [誤] We are hard to please Mr. Watson. [正] It is hard (for us) to please Mr. Watson. * この構文では, to 不定詞の意味上の目的語を主語にした文を作ることはできるから, Mr. Watson is hard to please. (ワトソンさんは気難しい)という文は正しい。 「君はあの山には登れないよ」 [誤] You are impossible to climb that mountain. [正] You are unable to climb that mountain. [正] It is impossible for you to climb that mountain. このタイプの形容詞はa〈It is 〜 for A to …〉の形のto 不定詞構文のみのものと, b to 不定詞構文とともに〈It is 〜 that …〉の that 構文もとれるものとに分けられる。特に誤りやすいものを示す。 ⇒ §227-[1] 「誰々が…するのは〜だ」の意で人を主語にできない形容詞 (a) dangerous(危険な) difficult(難しい) easy(やさしい) hard(難しい) painful(苦痛な) (im)possible(〔不〕可能な) tough(困難な) useful(有益な) useless(無駄な) (b) (in)convenient(便利な[不便な]) delightful(楽しい) (un)important(重要である[ない]) natural(当然な) (un)necessary(〔不〕必要な) regrettable(遺憾な) [注] probable と likely: probable (ありそうな)は It is 〜 that … 構文に用いて,人を主語にしないが, likely は人を主語にすることもできる。 ⇒ §122-(6) [1] 事柄を主語にする形容詞

(1) 主語となる人の感情を表す形容詞🔗🔉

(1) 主語となる人の感情を表す形容詞 人を主語にして,その人の感情を表す形容詞は事柄を主語にしないこと。 [誤] It is happy that you are here. [正] We are happy that you are here. (ようこそいらっしゃいました) [注] 文修飾副詞と It is 〜 that 構文: Fortunately, he did not die. (幸運にも彼は死ななかった)という文修飾の副詞を用いた文を It was fortunate that he did not die. の形に書き直せるからといって, Happily, he did not die. を It was happy that he did not die. としては誤りである。 ⇒ Q&A64 人を主語にする形容詞 angry(怒った) ashamed(恥じて) delighted(喜んで) disappointed(失望した) excited(興奮した) glad(喜んで) happy(楽しい) pleased(喜んで) proud(誇りとする) sorry(気の毒な) surprised(驚いた) thankful(ありがたい) [2] 人を主語にする形容詞

(2) 主語の意志を表す形容詞🔗🔉

(2) 主語の意志を表す形容詞 主語となる人の意志を表す「しきりに〜したがっている」型の形容詞も it を主語にしない。 ⇒ §122-(5) [誤] It is anxious that he should see you. [正] He is anxious to see you. (彼はしきりに君に会いたがっている) [2] 人を主語にする形容詞

(3) 主語の能力を表す形容詞🔗🔉

(3) 主語の能力を表す形容詞 able (できる)と unable(できない)などの形容詞は,原則として人(能力のある者)を主語にとる。 [誤] Is it able for us to prevent disease? [正] Is it possible for us to prevent disease? [正] Are we able to prevent disease? (我々は病気を予防することができるのだろうか) [注] be able to の主語: be able to の主語は,ふつうは人であるが,あることをする能力があれば,生物だけとは限らない。ただし,受動態が続くのは不自然であり,また無生物の場合でも,なんらかの意味で人間が関与しているものが多い。 The new submarine is able to dive twice as fast as the older model. (新型の潜水艦は旧型のものより2倍の速さで潜水できる) [2] 人を主語にする形容詞

(1) 「〜するとは親切だ」型🔗🔉

(1) 「〜するとは親切だ」型 Betty is kind to help me. (私を助けてくれるとはベティは親切だ) * 形容詞を限定用法にした名詞句を代わりに置くことができる。 Betty is a kind girl to help me. この構文は〈It is 〜 of A to …〉の構文に書き換えられる。 ⇒ §227-[2] →← It is kind of Betty to help me. * この場合の to 不定詞は「〜するとは」という意味になる。 [注] 〈〜 of A to …〉型の感嘆文: 感嘆文では How kind of Betty to help me! となる。また, to 不定詞を伴わない How kind of Betty! や That's very kind of Betty indeed. (ベティにはどうもご親切にしていただいて)などの形も可能である。 [参考] How nice!: 《米》のくだけた言い方。 How nice [hnis]! (まあ,すてき)【称賛】 →音声 How nice of you! の場合はnice=kindだが,この文は上の意味がふつうで,女性がよく用いる称賛の言葉。 このタイプの形容詞はA(人)の人物に対する評価を示すとともに, to 不定詞の示す行為について述べるものである。したがって,人について述べる形容詞であっても,行為について述べることができない語は用いられない。 It was wise of John to go there alone. (そこへ1人で行ったとはジョンは賢明であった) * ジョンが賢明であるとともに,「1人で行ったこと」がジョンの賢明な行為でもあることを示している。 [誤] It was strong of John to go there alone. * 「丈夫な(行為)」というのはおかしい。 このタイプのおもな形容詞のリストは ⇒ §227-[2] を参照。 §122 形容詞と to不定詞構文

(2) 「〜するのが難しい」型🔗🔉

(2) 「〜するのが難しい」型 This book is difficult to read. (この本は読むのが難しい) →This is a difficult book to read. * 不定詞の意味上の目的語は文の主語と一致する。 「〜するのが難しい」型のおもな形容詞 convenient(便利な) dangerous(危険な) difficult(難しい) easy(やさしい) hard(難しい) impossible(不可能な) nice(快適な) pleasant(楽しい) tough(困難な) unpleasant(不愉快な) この構文は〈It is 〜 for A to …〉構文に書き換えられる。逆に言えば〈It is 〜 for A to …〉の to 不定詞の意味上の目的語を主語にした構文を作ることができるということになる。 ⇒ §227-[1] This book is difficult to read. →← It is difficult (for us) to read this book. しかし,次の形容詞は〈It is 〜 for A to …〉構文では用いられても,ここに示された型(2)では用いられないことに注意。 important(重要な) necessary(必要な) possible(可能な) [誤] Jack is necessary to convince. [正] It is necessary to convince Jack. (ジャックを信じ込ませることが必要だ) §122 形容詞と to不定詞構文

(3) 「〜するのが速い」型🔗🔉

(3) 「〜するのが速い」型 Police are not quick to react. (警察は反応が速くない) この構文では形容詞を副詞に変えて書き換えることができる。 →Police don't react quickly. 「〜するのが速い」型のおもな形容詞 prompt(素早い) quick(速い) slow(遅い) swift(素早い) §122 形容詞と to不定詞構文

(4) 「〜してうれしい」型🔗🔉

(4) 「〜してうれしい」型 I'm very glad to hear your good news. (君の吉報を聞いてとてもうれしい) この構文では, to 不定詞は感情の原因を示す。 「〜してうれしい」型のおもな形容詞 afraid(恐れて) angry(怒って) content(満足して) glad(喜んで) happy(うれしくて) sorry (残念で) thankful(ありがたく思って) amazed(驚いて) ⇒ §121-[2]-(1) §122 形容詞と to不定詞構文

(5) 「しきりに〜したがっている」型🔗🔉

(5) 「しきりに〜したがっている」型 Betty is anxious to meet Tom. (ベティはしきりにトムに会いたがっている) この構文は主語の意志を表す。〈It is 〜 to (that) …〉構文に書き換えることはできない。 「しきりに〜したがっている」型のおもな形容詞 ambitious(熱望して) anxious(切望して) eager(切望して) hesitant(躊躇(ちゆうちよ)して) keen(熱心にしたがって) ready(喜んで〜して) willing(いとわず〜して) zealous(熱中して) [参考] eager と anxious: 《米》では anxious のほうが口語的な言い方では好まれるが,実現に対する懸念の意が含まれることが多いともいわれる。 He is anxious to get another job. (彼は何とか再就職できないかと願っている) §122 形容詞と to不定詞構文

(6) 「きっと〜する」型🔗🔉

(6) 「きっと〜する」型 Betty is certain to join us. (ベティはきっと我々の仲間入りをする) この型は〈It is 〜 that …〉の that 節中の主語が頭に出たものである。 →← It is certain that Betty will join us. この種の形容詞は話し手の主観的判断・予測を示す。 「きっと〜する」型のおもな形容詞 certain(確かな) (un)likely(ありそうな〔もない〕) §122 形容詞と to不定詞構文

§123 be+形容詞+to do と of doing🔗🔉

§123 be+形容詞+to do と of doing この形で特によく出てくる注意すべき形容詞は afraid とsure である。 第1節 形容詞の種類と用法 (1) afraid (2) sure / certain

(1) 感情の原因・理由を表すthat節🔗🔉

(1) 感情の原因・理由を表すthat節 感情を表す形容詞(過去分詞形を含む)に続く that 節は,その感情の原因となっている事柄を示す。くだけた言い方では that は省略される。 I'm very happy (that) the proposal was adopted. (その提案が採用されてとてもうれしい) * that は意味の上からは because に近い。 I'm surprised that you are so bold. (君のあつかましいのには驚く) * I'm surprised at your boldness. と書き換えられる。 be happy that 型のおもな形容詞 angry(怒って) content(満足して) glad(喜んで) happy(うれしくて) lucky(運がよくて) sad(悲しくて) sorry(悲しくて) upset(狼狽して) surprised などの感情表現の過去分詞形容詞 ⇒ §119-[2]-(2)- [参考] I'm glad to / that 〜: be happy that 型には,(2)の be afraid that 型と区別をつけにくいものもある。たとえば glad などは,I am glad that … = I rejoice that … と考えて,that 節を目的語となる名詞節とみることができるからである。したがって,理由を明示するために,I'm glad to 〜 を節に書き換える場合には,I'm glad because … としている文法書もある。 ただし,実際の使用状況を見ると,話し言葉,書き言葉を問わず〈be glad to 〜〉が最も多く,〈be glad that …〉は書き言葉に多い。〈be glad because …〉は実際にはあまり用いられていない。 [1] 人を主語にした構文と that 節

(2) 他動詞の目的語に相当するthat節🔗🔉

(2) 他動詞の目的語に相当するthat節 〈be+形容詞+前置詞〉で他動詞と同じような働きをすると考える。that 節の前では前置詞は脱落する。 ⇒ §10-[2] I am afraid that I may hurt his feelings. (彼の感情を傷つけるのではないかと心配だ) =I am afraid of hurting his feelings. =I fear that I may hurt his feelings.〔改まった言い方〕 * be afraid of=fear のように他動詞と同じ働きをする。 We are all anxious that you should return. (私たちは皆あなたにぜひ帰ってきてもらいたいと思っています) =We are all anxious for your return. [注] be anxious about: that 節を伴う anxious は「切望して」という意味。「心配して」の意では be anxious about[at]もしくは lest の導く節を用いる。 She was very anxious about her husband's health. (彼女は夫の健康をとても気づかっていた) She was anxious lest her skirt should get dirty. (彼女はスカートがよごれないかと気にしていた)《文語的》 be afraid that 型のおもな形容詞 afraid (残念に思う) aware (気づいて) careful (気をつけて) certain (確かだと思う) confident (確信して) conscious (気づいて) convinced (確信して) desirous (望んで) eager (熱望して) fearful (心配して) hopeful (期待して) ignorant (知らないで) keen (熱望して) proud (誇って) sure (確かだと思う) [参考] I'm afraid=I'm sorry: I'm afraid (that) … は,日常会話では I'm sorry (that) … と同じように用いられる。that は省略するのがふつうで,この場合「心配である」という意味はない。 “How about playing tennis this afternoon?” “I'm afraid I can't.”【断り】 →音声 (「午後テニスでもどう?」「悪いけどだめなんだ」) [1] 人を主語にした構文と that 節

[2] 〈It is+形容詞+that 〜 (should) …〉 の構文🔗🔉

[2] 〈It is+形容詞+that 〜 (should) …〉 の構文 〈It is+形容詞+that …〉の構文では,形容詞の種類と文脈によって, that 節内に should が用いられるものがある。 That 節内にふつう直説法のみを用いるものについては ⇒ §227-[3] §124 形容詞と that節 (1) 話し手の主観的・感情的判断を示す場合 (2) 話し手の要求・勧告や願望などの意図を間接的に示す場合

(1) 話し手の主観的・感情的判断を示す場合🔗🔉

(1) 話し手の主観的・感情的判断を示す場合 should を省けば直説法になる。 主観的判断 It is natural that he should have doubts about what you say. (彼が君の言うことに疑いを抱くのも当然だ) この場合の should は〈推定の should〉で,話し手は事実はともあれ,ここでは「彼が疑いを抱いている」ということを頭の中で考えて言っているにすぎない。「彼が君の言うことに疑いを抱いていても (=if he should have doubts about what you say)」という気持ちも感じられる。 「彼が君の言うことに疑いを抱いている」のが事実だとわかっていて,それは当然のことだと客観的に述べるのであれば, should を省いて直説法を用いればよい。 →It is natural that he has doubt about what you say. 感情の強調 ⇒ §207-(4) It is surprising that he should say so. (彼がそう言うとは驚きだね) この should も〈推定の should〉として,話し手は彼が本当にそう言っているのかどうかは知らないということが考えられる。それはこの文の後に,たとえば, Are you sure he really says so? (「君は彼が本当にそう言っていると思うかい?」)という文がつけられることでもわかる。 しかしまた, surprising という形容詞の意味から, should が「驚くべきことだ」という感情を強調しているともとれる。もともと〈推定の should〉には感情が伴うことが多いが,推定でなくても特に感情を強調するために should がつくこともある。いずれにせよ,単に客観的に事実を述べるのであれば,should を省いて直説法を用いればよい。 →It is surprising that he says so. 上の12に属する形容詞には次のようなものがある。ただし,実際には1か2かということは文脈によって決まることが多い。 1 事の是非・善悪の判断を表す形容詞 appropriate(適切な) fitting(適切な) good(良い) important(重要な) improper(不適切な) irrational(不合理な) logical(筋の通った) natural(当然な) proper(適切な) rational(理にかなった) reasonable(筋の通った) right(正しい) wrong(まちがった) 2 話し手の感情が込められる場合の多い形容詞 absurd(ばかげた) admirable(立派な) alarming(驚くべき) amazing(驚くべき) annoying(うるさい) astonishing(驚くべき) awful(恐ろしい) awkward(困った) curious(奇妙な) deplorable(嘆かわしい) depressing(憂うつな) disappointing(つまらない) disgraceful(恥ずべき) dreadful(恐ろしい) embarrassing(困った) extraordinary(異常な) irritating(腹立たしい) lamentable(嘆かわしい) odd(おかしい) peculiar(妙な) queer(妙な) regrettable(遺憾な) remarkable(驚くべき) ridiculous(こっけいな) sad(悲しい) shocking(けしからぬ) strange(不思議な) surprising(驚くべき) [2] 〈It is+形容詞+that 〜 (should) …〉 の構文

(2) 話し手の要求・勧告や願望などの意図を間接的に示す場合🔗🔉

(2) 話し手の要求・勧告や願望などの意図を間接的に示す場合 should を用いなければ仮定法現在になる。 ⇒ §267 It is necessary that he should go there at once. (彼はすぐそこへ行く必要がある) この場合は,実際には「彼に行ってもらいたい」という話し手の要求や願望が間接的に示されている。そこで demand (要求する)などの動詞に続く that 節中の場合の should と同じように, should を用いない場合,特に《米》では仮定法現在(原形)を用いる。 →It is necessary that he go there at once. 《英》でも最近この傾向が見られるが,形式ばった表現とされる。 このタイプの形容詞は,「何かがなされなければならない」とか「重要である」といった意味のものである。 [注] 〈It is necessary that …〉 と直説法: 〈It is necessary that …〉 の that 節内に 《主に英》で直説法が用いられることもある。ただし,この型の形容詞すべてに当てはまるわけではない。 In order to do this, it is necessary that there is some unit of assessment. (これをするためには何らかの査定の単位が必要である) should を省くと仮定法現在を用いる形容詞 advisable(望ましい) crucial(きわめて重要な) desirable(望ましい) essential(絶対必要な) expedient(得策で) imperative(絶対必要な) important(重要な) necessary(必要な) urgent(すぐ必要な) vital(きわめて重要な) [参考] that 節に仮定法現在を用いる形容詞: appropriate (適切な), fitting (適切な), proper (適切な)なども(2)のタイプとして用いられる。また, important などは文脈により(1)(2)のいずれも用いられる。 It was important to Jim that he had found a job. (職を見つけたことがジムにとって重要なことだった)〔事実〕 It is important that you (should) apologize to her. (君が彼女に謝ることが大切なのだ)〔命令的〕 It is important that he (should) learn to read. (彼が読めるようになることが重要なのだ)〔推定〕 要するに,形容詞の種類もさることながら,that節の命題が最初から真であることが前提になっているか,そこに話し手の何らかの推定の含意があるかどうかが重要なのである。その点ではnaturalなども同じだといわれる。 [2] 〈It is+形容詞+that 〜 (should) …〉 の構文

第2節 数量形容詞🔗🔉

第2節 数量形容詞 How many? または How much? に答えて数や量を表す形容詞を数量形容詞という。 数量形容詞には,不定の数量や程度を表すものと,具体的に特定の数量を表す数詞とがある。 There were several chairs in the room.〔不定の数量〕 (部屋の中にはいくつかの椅子があった) There were six chairs in the room.〔数詞〕 (部屋の中には椅子が6脚あった) 第6章 形容詞 ADJECTIVES §125 不定の数量を表す形容詞 §126 many と much §127 (a) few と (a) little §128 不定の数量を表すその他の形容詞

§125 不定の数量を表す形容詞🔗🔉

§125 不定の数量を表す形容詞 不定の数量を表す形容詞をそれが修飾する名詞との関係で示す。 ┌─────┬────────┬────────┬─────┐ │ │可算名詞(単数)│可算名詞(複数)│不可算名詞│ ├─────┼────────┼────────┼─────┤ │ both │ │ ○ │ │ ⇒ §103-[1]-(2) ├─────┼────────┼────────┼─────┤ │ all │ ○ │ ○ │ ○ │ ⇒ §103-[1]-(1) ├─────┼────────┼────────┼─────┤ │some, any │ ○ │ ○ │ ○ │ ⇒ §102 ├─────┼────────┼────────┼─────┤ │ no │ ○ │ ○ │ ○ │ ⇒ §106-[1] ├─────┼────────┼────────┼─────┤ │(n)either │ ○ │ │ │ ⇒ §105-[1] ├─────┼────────┼────────┼─────┤ │ each │ ○ │ │ │ ⇒ §104-[1] ├─────┼────────┼────────┼─────┤ │ every │ ○ │ │ │ ⇒ §104-[2] ├─────┼────────┼────────┼─────┤ │ enough │ │ ○ │ ○ │ ├─────┼────────┼────────┼─────┤ │ (a) few │ │ ○ │ │ ├─────┼────────┼────────┼─────┤ │(a) little│ │ │ ○ │ ├─────┼────────┼────────┼─────┤ │ several │ │ ○ │ │ ⇒ §100 ├─────┼────────┼────────┼─────┤ │ many │ │ ○ │ │ ├─────┼────────┼────────┼─────┤ │ much │ │ │ ○ │ ├─────┼────────┼────────┼─────┤ │more, most│ │ ○ │ ○ │ └─────┴────────┴────────┴─────┘ [注] 数量詞: 不定の数量を表す形容詞の(代)名詞用法のものと,基数詞などを合わせて数量詞(quantifier)と呼ぶことがある。数量詞は,部分のofのついた〈of+(代)名詞〉句を伴うことができる。ただし,everyはevery one, noはnoneになる。また, (代)名詞にはtheやそれに相当する限定語句がつく。 第2節 数量形容詞

[1] 比較変化をする語🔗🔉

[1] 比較変化をする語 比較は程度の大小を示すもので,状態・様態・程度などを表す形容詞と副詞に見られる特性であるが,辞書では,形容詞と副詞の中でも比較変化の形を示していないものや,比較変化をしないと明示してあるものがある。比較変化をするかしないかは意味上の問題であるが,比較変化をする語は,原則として程度を強調する very や so などで修飾できる。 ⇒ §142 また,比較変化をする形容詞の多くは叙述用法に用いることができる。 [誤] This is a very medical book. * medical (医学の)はこの意味では比較変化をしない。 [正] This is a very interesting book.(これは面白い本だ) * interesting (面白い)は比較変化をする。したがって That book is more interesting than this. という形が可能。 §146 比較変化をする語としない語

[2] 比較変化をしない形容詞・副詞🔗🔉

[2] 比較変化をしない形容詞・副詞 一般的に次のような語は比較変化をしないといえる。 §146 比較変化をする語としない語 (1) 比較変化をしない形容詞 (2) 比較変化をしない副詞

§172 同族目的語をとる動詞🔗🔉

§172 同族目的語をとる動詞 本来は自動詞だが,動詞と語源的に,または意味上関連のある語を目的語としてとる場合がある。こういう目的語を同族目的語(Cognate Object)という。動詞が同族目的語をとる場合は〈他動詞+(形容詞)+目的語〉の形になるが,意味上a〈自動詞+副詞〉で書き換えられるものと,b〈自動詞+副詞〉に書き換えられないものとある。 第1節 動詞の種類 (1) 同族目的語が動詞と同形または同語源である場合 (2) 同族目的語が動詞と意味上関連のある場合 (3) 最上級の形容詞だけが残り,同族目的語が省略される場合

(1) 形容詞を補う🔗🔉

(1) 形容詞を補う 〈be ready to 〜〉,〈be anxious to 〜〉などの形をとるもの We are all anxious to know the truth. ⇒ §122-(5) (我々はみな真相を知りたいと思っている) easy,difficult などを限定するもの He isn't easy to please. (彼は気難しい人だ) ⇒ §122-(2) (=It isn't easy to please him.) This river is dangerous to swim in. (この川は泳ぐには危険だ) (=It is dangerous to swim in this river.) [2] 形容詞・副詞を修飾する用法

(1) 〈It is 〜 that …〉の構文に書き換えられないもの🔗🔉

(1) 〈It is 〜 that …〉の構文に書き換えられないもの 「…することはAにとって〜である」型 It is difficult for Kate to swim across this lake. (この湖を泳いで渡ることはケイトには難しい) このような場合は,difficult for Kate(ケイトにとって難しい)という結びつきが強く感じられるため,It is difficult that Kate 〜 という形で表すことはしない。このタイプの形容詞は難易などを示すものが多い。 〈It is 〜 for A to …〉型のみに用いる形容詞 (that 構文は不可) dangerous(危険な) difficult(難しい) easy(やさしい) hard(難しい) (im)possible(〔不〕可能な) safe(安全な) tough(困難な) useless(むだな) usual(ふつうである) [1] 〈It is 〜 for A to …〉

[2] 〈It is 〜 of A to …〉🔗🔉

[2] 〈It is 〜 of A to …〉 この構文は一般的に「…するとは A は〜だ」という意味を表し,ある人物の行為を通してその人物に対する話し手の主観的評価を述べるものである。 It was careless of you to leave your camera in the taxi. (タクシーにカメラを置き忘れてくるなんて,君は不注意だったよ) ある行為を通して一時的な人物批評をするので,その行為者を主語にして書き換えることができる。 ⇒ §122-(1) (→You were careless to leave your camera in the taxi.) It is 〜 that … の構文に書き換えることはできない。 It is 〜 of A to … 型に用いる形容詞 bad(ひどい) bold(大胆な) brave(勇敢な) careless(不注意な) clever(賢明な) crazy(無分別な) cruel(残酷な) decent(寛大な) foolish(愚かな) good(親切な) honest(正直な) kind(親切な) naughty(腕白な) nice(親切な) noble(高潔な) polite(礼儀正しい) right(正しい) rude(不作法な) selfish(利己的な) sensible(良識のある) silly(愚かな) stupid(愚かな) sweet(優しい) thoughtful(思いやりのある) unkind(不親切な) wicked(意地の悪い) wise(賢明な) wrong(悪い) * careful はこの構文にはあまり用いられない。 [注] for とofの両方が可能なもの: wise や foolish のように,It is 〜 for A to … の構文にも用いられるものがある。また,wrong が「まちがっている」,good が「良い」の意味のときには for A to … の型で用いられる。 ⇒ Q&A78 §227 It is〜for [of] A to… 構文と that節

[3] 〈It is 〜 that …〉構文だけで不定詞構文のないもの🔗🔉

[3] 〈It is 〜 that …〉構文だけで不定詞構文のないもの 客観的に事の真偽のほどを述べる場合には,〈It is 〜 that …〉の形で表し,〈It is 〜 for A to … 〉の構文では表せないものがある。 [誤] It was evident for me to have their approval. [正] It was evident that I had their approval. (私が彼らの賛同を得られたことは明らかだった) * (The fact) that I had their approval was evident.(私が彼らの賛同を得られた〔という事実〕は明白であった)のように,that の前に the fact を置いてみることができる。 that節内の動詞は直説法を用いるのがふつう。 It is 〜 that … 構文のみの形容詞(不定詞構文は不可) apparent(明らかな) certain(確かな) clear(明瞭な) evident(明らかな) impossible(あり得ない) improbable(ありそうもない) likely(ありそうな) obvious(明らかな) plain(明らかな) possible(あり得る) probable(ありそうな) true(本当の) uncertain(不確かな) unclear(不明瞭な) unlikely(ありそうもない) well-known(周知の) * 「可能である」「不可能である」という意味では,possible,impossible は to 不定詞の構文で用いることに注意。 ⇒ §227-[1]-(1) [注] well-known / famous: well-known はこの構文に用いられるが,famous(有名な)はこの構文に用いることはできない。 [誤] It is famous that he is a good surgeon. [正] It is well-known that he is a good surgeon. (彼が優れた外科医であることは有名だ) §227 It is〜for [of] A to… 構文と that節

§234 分詞の形容詞用法と分詞形容詞🔗🔉

§234 分詞の形容詞用法と分詞形容詞 分詞は,動詞と形容詞の性質を分かち持っていることから名づけられたもので,形容詞としての役割は重要である。 現在分詞,過去分詞の中には完全に形容詞化したものがあり,これは分詞形容詞として,形容詞の一種として扱う。 ⇒ §119 一方,形容詞的に用いるふつうの分詞は,動詞としての性質も持っているので,完全に形容詞になったものとは多少性格が異なる。ここでは,完全に形容詞化した分詞(分詞形容詞)と,ふつうの分詞の形容詞用法との違いを扱う。 第2節 分詞の用法 (1) 限定修飾する位置 (2) ともに用いられる他の語句 (3) その他

(3) 冠詞や形容詞がつく🔗🔉

(3) 冠詞や形容詞がつく He had a great liking for mathematics. (彼は数学がたいへん好きであった) Early rising makes us healthy. (早起きは我々を健康にする) [注] 名詞化した動名詞: (1) 動名詞は本来は抽象名詞なので単独で不定冠詞をとることは比較的少ない。 I heard a knocking at the door. (ドアをたたく音が聞こえた) (2) savings(貯畜),earnings(所得)などは完全に名詞化したものと考えられる。 He spent all his savings on a new car. (彼は新車に貯金のすべてをはたいた) §247 動名詞の名詞的機能

(1) and🔗🔉

(1) and 語と語,句と句,節と節を結ぶ:2つの要素を対等に結んで,「AとB,AやB,および〜」の意味を表す。 The thief moved quickly and quietly. (泥棒はす早くそして静かに行動した) My father worked by day and by night. (父は昼も夜も働いた) They left and we remained. (彼らは出発して私たちは残った) 時間的な順序・結果を示す:2つの部分を and で結んで,動作の順序や,因果関係を示す。 I washed the dishes and dried them. (私は皿を洗って,それから乾かした) The police officer blew his whistle and the car stopped. (警官が笛を吹くと車は止まった) Chris came from a wealthy family and received a good education. (クリスは裕福な家族の出で立派な教育を受けた) I've sent off my check and am looking forward to receiving my first parcel. (小切手を送ったので最初の荷物が着くのを楽しみにしている) 〈命令文+and〉:「〜しなさい,そうすれば」 条件文と同じ意味を表す。 Go straight on, and you will come to the river.【指示】 →音声 (まっすぐ行きなさい,そうすれば川に出ます) Just think of the joys of spring, and you will be happy. (春の楽しいことを考えてごらんなさい,そうすれば楽しくなります) Twist the handle to the right, and the box will open. (ハンドルを右にひねりなさい,そうすれば箱は開きます) * 上の文を if 節を用いて表すと,次のようになる。 If you twist the handle to the right, the box will open. 命令文の代わりに〈名詞+and〉の形をとることもある。 Another war, and we will be ruined. (もう一度戦争があったら我々は滅亡するだろう) 単一物を示す:2つの物が and で結合して,単一の概念を表す。 Slow and steady wins the race. 《ことわざ》 (ゆっくり着実にやる者が勝利する) Bread and butter is essential for our breakfast. (バターつきのパンは我々の朝食にはなくてはならない) 単一の概念の場合には,否定文でも or でなく and のまま用いる。 I don't like coffee and doughnuts. (私はドーナツつきのコーヒーは好きではない) * I don't go to school on Saturdays and Sundays.(私は土日には学校へ行きません)は,Saturday and Sunday=weekend(週末)と考えての言い方で,「土曜も日曜も」と個々に否定するなら or になる。 ⇒ §289-[1]-(3) 同じ語を重ねて反復・連続・多様・多数などを表す。 The women talked and talked without eating anything on the table. (女の人たちはテーブルの上にある物を何も食べずに話し続けた) The days are getting longer and longer. (日がだんだん長くなっている) There are magazines and magazines. (雑誌にもいろいろある) There are boxes and boxes of gifts for you. (あなたに何箱もの贈り物があります) 不定詞の代用:くだけた言い方で,come, go, stay, stop; try などの動詞と結びついて,to 不定詞の to の代わりをする。 ⇒ §222-[2]-[注] Come and dine with me. (食事にいらっしゃい)【勧誘】 →音声 * come, go の次では and は省略されることがある。 “I'd like to finish this work today if I can.” “Try and do it.” (「できればこの仕事を今日中にやってしまいたいんだ」「やってごらん」)【激励】 →音声 〈形容詞+and+形容詞〉:fine,good,nice などの形容詞と結びついて,後の形容詞を副詞的に修飾する。くだけた言い方である。 It's nice and warm today. (今日は気持ちのよい暖かさである) I'm getting good and angry over the matter. (私はそのことで本当に怒っている) * nice and [nisn], good and [dn] の発音に注意。 [1] 連結を示す等位接続詞

[2] 形容詞と前置詞との連結🔗🔉

[2] 形容詞と前置詞との連結 The train is bound for Rome.(その列車はローマ行きです) このように,叙述用法の形容詞が特定の前置詞の導く句を伴う場合がある。どのような形容詞がどの前置詞と結びつくかを次に挙げる。 なお,〈be動詞+形容詞+前置詞〉で1つの他動詞に相当するものについては ⇒ §124-[1]-(2) from と結びつく形容詞 absent(不在の) different(異なった) free(〜がない) remote(遠く離れた) safe(危険のない) separate(離れた) The student was absent from school.(その学生は学校を休んだ) He lived separate from others.(彼はほかの人と離れて暮らした) * different はくだけた言い方では to《主に英》,than《主に米》もとる。 at と結びつく形容詞 angry(怒った) present(出席している) He is angry at my remark.(彼は私の言葉に腹を立てている) [注] angry: angry は「人」に対しては with のほかにatも,また「物・事」に対してはatのほかに about も用いる。 Were you present at the club reunion last Monday? (先週の月曜日のクラブの親睦会に出席しましたか) for と結びつく形容詞 anxious(切望して) bound(〜行き) eager(熱望している) famous(有名な) fit(適した) impatient(待ち遠しい) responsible(責任のある) sorry(気の毒な) He is anxious for your success. (彼はあなたの成功を切に望んでいますよ) * anxious about は「心配して」という意味。 He is anxious about my health. (彼は私の健康のことを心配しています) Beer and wine are not fit for children. (ビールとワインは子供にふさわしくない) in と結びつく形容詞 lacking(不足した) proficient(上達した) rich(豊かな) successful(成功した) He is lacking in common sense.(彼は常識に欠けている) The museum is rich in fine specimens. (その博物館は見事な標本が豊富にある) with と結びつく形容詞 complete(完備した) content(満足した) consistent(一致して) familiar(人が〜をよく知っている) patient(忍耐強い) popular(人気のある) He is content with honest poverty.(彼は清貧に甘んじている) [注] familiar with / to: familiar は「(人に)よく知られている」という意味ではtoと結びつき,「(人が)(物事に)精通している」の意味では with と結びつく。 His name is now familiar to millions of people. (彼の名前はいまや何百万という人によく知られている) Are you familiar with the stories by Poe? (あなたはポーの小説をよくご存じですか) on [upon] と結びつく形容詞 dependent(依存した) intent(熱中している) She is intent on learning French. (彼女はフランス語を熱心に覚えようとしている) Children are dependent on their parents. (子供は親に頼っている) [注] independent: dependent は「〜に頼って」だから「支え」を表すonを伴うが,この反対の independent は「〜から独立して」という意味だから「分離」のofと結びつく。 He is independent of his parents. (彼は親の世話を受けていない) about と結びつく形容詞 careful(注意深い) careless(不注意な) concerned(心配して) enthusiastic(熱心な) happy(満足した) He is careless about his dress.(彼は服装に無頓着である) of と結びつく形容詞 afraid(恐れて) aware(気づいて) capable(能力がある) conscious(意識して) envious(うらやましく思って) fond(好んで) ignorant(無知の) innocent(無実の) jealous(ねたんで) proud(誇りに思って) sick(うんざりして) sure(確信して) tired(あきて) weary(あきあきする) I was not conscious of having offended him. (私は彼を怒らせるようなことを言った覚えがなかった) I am tired of his complaints. (私は彼の不平は聞きあきた) [注] 〈be+形容詞+of〉と他動詞: 〈be+形容詞+of〉で他動詞の働きをするものが多い。 that 節が続くときには of は脱落する。 ⇒ §124-[1]-(2) be afraid of=fear be aware of=know be desirous of=desire be envious of=envy be fond of=like be ignorant of=don't know to と結びつく形容詞 beneficial(有益な) essential(不可欠な) faithful(忠実な) friendly(友好的な) inferior(劣った) indifferent(無関心な) kind(親切な) obedient(従順な) peculiar(特有な) similar(類似した) superior(優れた) true(忠実な) She is faithful to her duties. (彼女は義務に忠実である) She never feels inferior to her classmates. (彼女はクラスメートにひけめを感じることは決してない) The police seem indifferent to the case. (警察はその事件には無関心なようだ) * from ではないことに注意。 He is always true to his principles. (彼はいつも自分の主義に忠実である) * true of 〜 は「〜に当てはまる」という意味。 The same is true of married life. (同じことが結婚生活についても言える) Knowing what the customer wants is essential to this kind of business. (顧客が何を望んでいるのかを知ることが,この種の事業には絶対に必要である) The novelist should possess qualities that are similar to those of a great statesman. (小説家は偉大な政治家が備えている特性と同じような特性を持っているべきである) * この構文は比較構文と同じように,比べているものが同種のものになるように that are similar to a great statesman としないのがふつう。 §326 動詞・形容詞と前置詞との結合

[1] 否定語句の品詞🔗🔉

[1] 否定語句の品詞 否定を表す語句には次のようなものがある。 副 詞:not, never, nowhere, hardly, scarcely, seldom, rarely, neither, no, none, little など 形容詞:no, few, little, neither など 代名詞:none, nothing, no one, nobody, neither, few, little, but 〔関係代名詞〕など 接続詞:(neither …) nor, unless, neither など 慣用句:no longer, no further, far from など [注] 否定を表す接頭辞と接尾辞: 否定は以上のほか,次のような接頭辞・接尾辞によっても表される。 (1) 否定を表す接頭辞 un-:unhappy(不幸な),uncertain(はっきりわからない)など in-:incapable(能力のない),inevitable(避けられない)など il-,im-,ir-:in- は l の前では il-;b,m,p の前では im-;r の前 では ir- と変化する。 illegal(不法の),imbalance(不均衡),impossible(不可能な), immature(未熟の),irresponsible(責任感のない)など dis-:disagree(一致しない),discourage(勇気を失わせる)など non-:nonhuman(人間でない),noncredit(不信)など (2) 否定を表す接尾辞 -less:useless(役に立たない),odorless(無臭の)など §372 強い否定と弱い否定

[1] 形容詞・副詞の強調🔗🔉

[1] 形容詞・副詞の強調 形容詞・副詞を強調する very と同類の語には awfully,highly,extremely,terribly などがある。very については ⇒ §142 It's awfully hot today. (今日はとても暑い) He is a highly ambitious person. (彼はとても野心的な人物である) The problem was extremely hard. (その問題はたいへん難しかった) I've been terribly worried about you all day. (一日中あなたのことをすごく心配していました) §386 強意語句による強調

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