第20章 一致 AGREEMENT 文の中で，主語と動詞，名詞と代名詞などのように，語（句）と語（句）が数・人称・格・性について互いにある一定の形をとることを一致または呼応という。 第１節 主語と動詞の一致 第２節 その他の一致

第１節 主語と動詞の一致 文中の動詞は，主語の人称と数に応じて一定の形をとる。主語が1つのものを表すときは動詞の単数形を，2つ以上のものを表すときは動詞の複数形を用いるのが原則である。 今日の英語では形によってはっきりと人称・数の違いがわかるのは次の3つの場合だけである。 1.　be動詞の現在形と過去形 2.　have動詞の現在形 3.　一般動詞の3人称単数現在形 ┌┬──┬──┬───────┬───────┬───────────┐ ││動詞│ │ be動詞 │ have動詞 │ 一般動詞 │ │└─┐├──┼──┬────┼──┬────┼──────┬────┤ │主語││時制│単数│ 複数 │単数│ 複数 │ 単数 │ 複数 │ ├──┴┼──┼──┼────┼──┼────┼──────┼────┤ │ 1人称│ │ am │┐ │have│┐ │ 原形 │┐ │ │ 2人称│現在│are ││ are │have││ have │ 原形 ││ 原形 │ │ 3人称│ │ is │┘ │ has│┘ │ 原形＋-(e)s│┘ │ ├───┼──┼──┼────┼──┼────┼──────┼────┤ │ 1人称│ │ was│┐ │ │ │ │ │ │ 2人称│過去│were││ were │had │ had │ 過去形 │ 過去形 │ │ 3人称│ │ was│┘ │ │ │ │ │ └───┴──┴──┴────┴──┴────┴──────┴────┘ 第20章 一致 AGREEMENT §343 集合名詞・複数形名詞と動詞 §344 不定代名詞と動詞 §345 部分・数量などを表す語句がつく場合 §346 複合主語と動詞

§347 （代）名詞と代名詞の一致 第２節 その他の一致 ［1］ 性の一致 ［2］ （代）名詞を受ける代名詞 ［3］ 不定代名詞を受ける代名詞

［1］ 性の一致 原則として性の区別のある単数名詞は he，she で受け，物などの性の区別のない単数名詞はitで受けるが，次のような場合もある。 §347 （代）名詞と代名詞の一致 (1) child，baby (2) ペットや身近な動物 (3) 擬人化

［1］ 主語・目的語と補語の一致 §348 主語と補語などの一致 (1) 主語と主格補語，目的語と目的格補語の数が一致する場合 (2) 一致させる必要がない場合

§349 格の一致 第２節 その他の一致 ［1］ 格の一致の原則 ［2］ 格の一致の原則が守られない場合